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帝人、パラキシレンの自社生産・販売を中止
パラキシレンの自社生産及び販売の中止について
当社は構造改革の一環として、以下のとおり、パラキシレンの自社生産及び販売を中止することを1月17日をもって決定しましたのでお知らせいたします。
1.生産中止の理由
当社グループは、松山工場において昭和48年よりポリエステルの原料となるパラキシレン(以下、PX)の生産を継続してきました。しかしながら、グローバルでの他社増設が相次ぐ中、需給バランスの失調により採算性が悪化し、将来的にも改善が見込めないことより、この度PXの自社生産を中止し、外部からの購入に切り換え、固定費の削減を中心としたコストダウンを図ることとしたものです。
2.中止する事業の概要等
(1)事業の内容:パラキシレンの製造・販売
(2)当該生産拠点:帝人株式会社 松山事業所 南地区(愛媛県松山市西垣生町2345)
(3)生産能力:290千トン/年
(4)外部売上高(平成25年3月期)
※表資料は添付の関連資料を参照
(5)今後の予定:平成26年3月をもってPX生産工程を停止
(6)当該生産に係る従業員及び資産等の扱い
当該生産に係る従業員の扱いについてはグループ内での配置転換を基本方針とし、現在調整を進めています。また資産売却等についても現在検討中です。
3.業績への影響等
上記生産中止に伴い、当該生産設備の減損損失約10億円を、特別損失として計上する見込みです。一方、本件実施により、次年度以降年間約13億円の固定費削減効果を見込んでいます。
なお、平成26年3月期通期決算における業績予想については、その他損益影響等も含め現在精査中であり、これを踏まえて業績予想値を修正する必要が生じる場合には、速やかに公表いたします。
以上