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野村総研、資産運用会社向けに次世代EDINET提出書類の作成支援ソリューションを提供

2014-01-22

資産運用会社向けに金融庁の次世代EDINET提出書類作成支援
ソリューションを提供開始
野村アセットマネジメントを含む16社で稼働 T−STAR/ReportAssist/EDINET〜



 株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:嶋本 正、以下「NRI」)は、野村アセットマネジメント株式会社(本社:東京都中央区、CEO兼執行役会長兼社長:岩崎 俊博)を含む資産運用会社16社に対して、金融庁の電子開示システムEDINET(※1)に対応した有価証券報告書などのレポートを自動作成する共同利用型(SaaS型)ソリューション「T−STAR/ReportAssist/EDINET」(ティースター/レポートアシスト/エディネット、以下「RA/EDINET」)の提供を開始しました。
 このRA/EDINETは、本年1月から本格開始したEDINETの新方式(以下、「次世代EDINET」)で求められる各種の仕様変更に完全対応しています。また、「書類作成の業務効率化」や、「高い耐災害性と業務継続性」を実現しました。これにより、NRIの資産運用会社向け投資信託バックオフィスソリューション「T−STAR/TX(ティースター/ティーエックス)(※2)」利用企業のスムーズな次世代EDINET対応を実現しました。


■次世代EDINET対応の提出書類を短時間に一括作成し、業務を効率化

 次世代EDINETでは、以前と比べ主に2つの仕様変更があります。1つ目は、XBRL(※3)での提出書類の範囲が財務諸表本表のみから有価証券報告書等の開示書類全体に拡張することです。2つ目は、開示書類情報をウェブブラウザで表示するために、文字サイズやレイアウトなどの書式情報を加えたインラインXBRLでの提出を求めていることです。これらの仕様変更によってEDINET利用者側の情報利用価値が向上しますが、資産運用会社など書類提出側の業務負荷は高まります。
 RA/EDINETでは、Microsoft Wordで作成した各種の提出書類の原稿と、T−STAR/TX内の計理(※4)情報を組み合わせて、次世代EDINETで求められるインラインXBRLファイルへ短時間で一括変換します。さらに、以下にあげたような機能を用意し、業務効率化を実現しました。これらの機能の活用によって、外部業者への委託費用などのコスト削減も可能です。

 <機能の例(一部)>
  ・データ修正をすると自動的にレポート全体に反映
  ・日付関連項目(財務諸表作成基準日など)を自動的に計算し、レポートへ反映
  ・レポート作成業務の進行管理
  ・EDINETと同等程度(*)のチェックを実施
   (*)EDINETと同一のチェックを行うものではありません。


■堅ろうなNRIのデータセンターと多重ネットワークによる、高い耐災害性と業務継続性の確保

 RA/EDINETは、NRIのデータセンターで稼働する共同利用型(SaaS型)ソリューションです。NRIのデータセンターは、最新の免震・耐震技術を用いて構築され、二重化された電源や空調設備などが整っています。導入企業の拠点とNRIデータセンターとの間は、複数の通信会社の回線網を利用したNRIが独自に提供する安全なネットワーク(※5)で接続します。これらによって、RA/EDINETは高い耐災害性と業務継続性が確保されます。

 NRIは、今後もT−STAR関連ソリューション(※6)の拡充や運用技術の向上を通じて、資産運用会社の業務効率化やサービス向上に貢献していきます。

 ※1 EDINET(Electronic Disclosure for Investors" NETwork):
    金融庁が提供する、金融商品取引法に基づく、有価証券報告書等の開示書類に関する電子開示システム。次世代EDINETでは開示書類の利用価値向上のため、XBRL化の対象範囲の拡大と、提出形式のインラインXBRL化が行われた。

 ※2 T−STAR/TX:
    資産運用会社向け投資信託バックオフィスソリューション。資産運用会社の中での導入企業数はトップ。詳細はhttp://fis.nri.co.jp/ja-JP/service/list/P-T/T_STAR_TX.htmlを参照。

 ※3 XBRL(eXtensible Business Reporting Language):
    データに属性情報を付すことで高度な利用を可能とする、国際的に標準化された、財務報告等に使用されるXMLベースのコンピュータ言語。インラインXBRLは従来のXBRLにフォントやサイズ、レイアウトなどの書式情報を加えた言語で、ウェブブラウザで直接表示ができる。

 ※4 計理:
    投資信託における会計のこと。日々の基準価額を正確に算定することを第一義の目的としていることから、一般に用いられる「経理」と区別して表記する。

 ※5 NRIが独自に提供する安全なネットワーク:
    T−MONOLIXネットワークのことを指す。T−MONOLIXはNRIが提供する基盤サービスをはじめとした資産運用会社向けクラウドサービス・フレームワークの総称。
    詳細はhttp://fis.nri.co.jp/ja-JP/service/list/P-T/T_MONOLIX.htmlを参照。

 ※6 T−STAR関連ソリューション:
    T−STARファミリーについては、http://fis.nri.co.jp/ja-JP/service/list/others/T_STAR_family.htmlを参照。


■ご参考

 図.「T−STAR/ReportAssist/EDINET」のソリューション概要図

 ◇添付の関連資料を参照


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