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セコムグループ、ネットバンキングへのサイバー犯罪など防止するサービスを販売開始
日本初、接続端末から安全な通信経路の確保までをトータルに提供
「セコムプレミアムネットサービス」の販売開始について
増加傾向にあるネットバンキングへのサイバー犯罪防止・不正送金被害防止
セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:前田修司)の情報系グループ会社であるセコムトラストシステムズ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:伊藤 博)は、急速な被害拡大が続くインターネットバンキングにおいて、サイバー犯罪による不正送金被害を防止する「セコムプレミアムネットサービス」の販売を開始し、2014年1月10日よりサービスの提供を開始します。
警察庁の発表によると、2013年1月から11月末までのインターネットバンキングにおける不正送金被害は、11億8,400万円(25行1,125件)であり、その被害金額は拡大傾向にあります。インターネットの安全な利用を脅かす、高度化・複雑化するサイバー攻撃(MITB型攻撃(※1)やRAT型攻撃(※2)など)の手口に対し、従来型であるパターンマッチング方式(※3)による対策では、このような被害を防ぎきることが困難であり、有効な対策を講ずることができない状況にありました。
このたびセコムトラストシステムズが提供する新サービス「セコムプレミアムネットサービス」は、このような社会的課題を解消することを目指し、インターネットバンキング利用時の接続端末から安全な通信経路の確保までをトータルに提供するセコムならではのサービスです。「専用環境で入口まで安全・安心にエスコートする」ことをコンセプトに、「安全な専用端末(USB)」、「安全に接続するための通信経路の確保」、「安全な利用を24時間365日有人体制で見守る監視」を組み合わせ、銀行や証券会社をはじめとする金融機関のインターネットバンキングを「安全・安心」に利用できる環境を提供します。
セコムトラストシステムズは、国内最大規模(セコムグループ総計:総床面積約24万m2)のデータセンター事業を通して、お客様のシステムを24時間365日、運用・監視しており、サイバー攻撃に対する豊富な対応経験と技術力を有しています。また、情報漏えいやウイルス感染の脅威に関しても、すぐに出動できる約70名の社員で構成される技術者集団、「サイバー消防団」がお客様の「困った」に対応しており、総合力でサービスを提供しています。
セコムトラストシステムズは、今年6月には悪質・巧妙化するサイバー犯罪防止を目指し、警視庁と共同対処協定を結ぶなど、サイバー犯罪の撲滅に注力しています。これからも、より「安全・安心」なインターネット社会の構築に努めていきます。
■「セコムプレミアムネットサービス」の特長
「セコムプレミアムネットサービス」はご利用者のパソコンにセコムトラストシステムズが提供する専用端末(USB)を接続して立ち上げるだけの簡単な操作で、安全な通信経路をインターネットバンキング利用者は確保することができます。また、以下のような安全性を確保することができます。
[1]犯罪をたくらむ攻撃者による、インターネットバンキング利用者のパソコンへのウイルス頒布を防ぐことができます。
[2]通信は「接続規制された経路」と「暗号化」により、インターネットバンキングにアクセスするために必要なIDやパスワードを盗むフィッシング詐欺や攻撃者による通信の盗聴などを防ぐことができます。
[3]24時間365日の有人オペレーション体制によるサポートで、「安全・安心」にご自身が利用するインターネットバンキングのウェブサイトにアクセスすることができます。
*サービスイメージ図は、添付の関連資料を参照
【料金】
初期料金 :100万円〜
月額基本料 :5万円
月額従量料金:500円/1端末あたり
オプション :展開サポート費用
※専用端末の配送費用は実費にて精算
【サービス開始予定日】
2014年1月10日
*参考資料と企業概要は、添付の関連資料「参考資料など」を参照