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富士通、日系企業支援の「グローバル経営管理ソリューション」を販売開始

2014-01-07

「GLOVIA SUMMIT グローバル経営管理ソリューション」の販売開始
システムのデータ統合で日本企業ヘッドクォーター向けに迅速な意思決定を支援


 当社は、グローバルに事業展開する大手・準大手の日系企業に対して、グローバル経営管理を支援するため、「FUJITSU Enterprise Application GLOVIA SUMMIT(以下、GLOVIA SUMMIT)」などをベースに機能強化した「FUJITSU Enterprise Application GLOVIA SUMMIT グローバル経営管理ソリューション(以下、グローバル経営管理ソリューション)」の販売を、本日より開始します。

 本ソリューションでは、ヘッドクォーターの事業管理部門向けの「グループ事業管理ソリューション」、経理部門向けの「グループ会計ソリューション」、経営層向けの「経営ポータルソリューション」の3つの新ソリューションにて構成されており、各階層に求められる必要な経営情報をグループ各社から収集して提供します。

 3つの新ソリューションでは、ヘッドクォーターと国内外グループ拠点の会計システムの仕訳情報だけでなく、販売・購買・生産などの基幹システムからの商談・受注・売上・予算などの情報を、専用の収集ツールにて統合することで、経営に関する情報を全世界から収集、統合、蓄積、可視化することによりグローバル経営管理の実現を支援します。また、経営ポータルソリューションでは、ニュースなどの社外情報と収集した経営情報などデータを統合せずに、ポータルサイト上で一覧表示し、リアルタイムにタブレットなどで参照することができます。

 本ソリューションは、グループでのシステム統一を前提とせず、グループ各社の現行会計システムやその他基幹システムを活かして経営管理に必要な情報収集を行うことで、低コストで短期間のシステム構築を実現します。

 当社は、ヘッドクォーター業務における迅速かつ的確な経営判断、グローバル事業でのビジネスイノベーションに向けた取り組みを支える「グローバル経営管理ソリューション」のラインナップ拡充ならびにサービス強化に今後も取り組んでいきます。

 近年、日本企業の海外展開が加速する中、海外を含めたグループ全体での経営情報をタイムリーかつ正確に把握することが、企業が経営判断する上で非常に重要になっています。

 このたび、当社は、お客様のグローバルな事業環境下での経営状況の見える化と迅速な意思決定を可能にするため、GLOVIA SUMMITなどをベースとして機能強化した「グローバル経営管理ソリューション」の販売を開始します。

 ※「概念図」は添付の関連資料を参照

<「グローバル経営管理ソリューション」の特長>
 「グローバル経営管理ソリューション」は、GLOVIA SUMMITなどの機能拡張により、ヘッドクォーターの事業管理部門向けの「グループ事業管理ソリューション」、経理部門向けの「グループ会計ソリューション」、経営層向けの「経営ポータルソリューション」の3つの新ソリューションを提供します。

 3つの新ソリューションは、経営管理に必要な商談・受注・実績・予算などの情報をグループ各社から自動収集し、一元管理することで、連結決算業務を効率化するとともに、グローバルなビジネス状況を正確かつリアルタイムに把握することが可能となります。また、グループ各社の現行会計システムやその他基幹システムを活かすことができるため、低コストで短期間のシステム構築を実現します。

  1.グループ事業管理ソリューション
   事業管理部門の事業責任者向けの事業戦略を立てる上で必要な商談・受注・実績・予算などの情報を提供するソリューションです。製品別、販売チャネル別、地域別などの様々な切り口での状況把握、予測と事業予算に対する日々の実績が可視化できます。各拠点の様々な情報を自動的に連携できることから、リアルタイムかつ正確な情報を元にした事業管理が可能になり、お客様の事業経営改革を支援します。

   また、本ソリューションは一斉導入ではなく、特定の事業から着手する限定的な段階導入が可能であり、当社の多くの採用実績により蓄積されたノウハウを活かして、お客様に合わせた導入スケジュールを提案します。

  2.グループ会計ソリューション
   個別から連結までの会計業務を統合し、IFRS(国際財務報告基準)におけるセグメント開示への対応をはじめ、グループ全体での実績把握や予算比較、連結決算業務の効率化を実現する、経理部門向けのソリューションです。

   実績・予算などの情報の一元管理により、セグメント内外の取引を自動判定することができ、グループ内部取引を考慮したより精緻なグループ横串の実績把握や予算比較分析を行うことができます。また、グループ内部取引において、取引明細情報から双方の仕訳を自動で起せる仕組みにより、仕訳情報の精度向上を通じた連結決算業務の効率化が図れます。

   GLOVIA SUMMITの連結決算業務の機能を強化したことで、グループ各社の会計システムからも実績・予算などの情報を連携することが可能です。従って、ヘッドクォーターから各グループ会社の実績・予算などの元情報まで辿って確認でき、双方からも情報共有が可能なため、連結決算業務をより効率化します。

  3.経営ポータルソリューション
   経営に関するヒト、モノ、カネの情報やシステムを結合した経営層向けのポータルサイトです。本ソリューションは、タブレットスマートフォンへ対応しており、経営に必要な情報をデータ統合せずに画面を統合することでビジュアル表示することで、いつでもどこでも世界の情報を把握することが可能です。


<経営管理データ収集方法>
 1)データ収集方法
  ビジネスプロセス統合基盤である「FUJITSU Software Interstage Business Operations Platform」を活用し、収集スケジュールに沿って、グループ会社のシステムから、データ収集のツールである収集コネクター(注1)を活用し、商談・受注・実績・予算などの情報を自動的に収集することで、リアルタイムに信頼性の高いデータ収集が可能となります。収集コネクターは、「SAPRERP」、「用友(注2)」、「PRO−NES」の専用コネクターを提供しており、今後も順次拡充していきます。

  ※「データ統合イメージ図」は添付の関連資料を参照

 2)データ体系化・正規化
  グループ各社のシステム上の商談・受注・実績・予算などの情報は、コード体系や数字の意味や情報の階層なども様々であるため、ヘッドクォーターが定義する業務要素の5W1Hに基づいて共通の統一コードを付与し、グループ全体の商談・受注・実績・予算などの情報の一元化を図ります。


<販売価格および出荷時期>

 ※添付の関連資料を参照

<販売目標>
 2年間で900サイトへの販売

<商標について>
 記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。


以上


[注釈]
 注1 収集コネクター:
    FUJITSU Software Interstage Business Operations Platformを活用した、様々なシステムのデータベースにアタッチし、必要な項目を収集して連携先のシステムにデータを配信するツール。

 注2 用友:
    中国最大のソフトウェア会社のひとつである用友軟件により開発・販売されている、中国国内で有数のシェアを誇る財務会計パッケージ。


[関連リンク]
 ・「GLOVIA SUMMIT グローバル経営管理ソリューション」紹介サイト
   http://glovia.fujitsu.com/glovia_summit/globalmanagement/

 ・「GLOVIA SUMMIT」紹介サイト
   http://glovia.fujitsu.com/glovia_summit/sp/

 ・「Interstage Business Operations Platform」紹介サイト
   http://interstage.fujitsu.com/jp/boplatform/


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