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三井化学、節資源型作物栽培システムの新規事業開発に着手
節資源型作物栽培システム“iCASTTM”の新規事業開発について
〜収穫量や品質の向上および環境負荷低減に貢献〜
三井化学株式会社(社長:田中稔一)は、植物本来の生育機能を活用した新規作物栽培システムiCAST(TM)(integrated Cultivation-Accelerating Systems;アイキャスト(TM))の新事業開発に着手しました。
【iCAST(TM) イメージ図】
*添付の関連資料を参照
iCAST(TM)は、給液タンクと作物栽培チューブからなる作物栽培システムです。iCAST(TM)の特徴は作物栽培チューブに装着されている特殊素材iCALM(TM)(integrated Cultivation-Accelerating Materials;アイカーム(TM))にあります。iCALMTMは給液タンクからチューブを通じて供給される水や肥料、農薬に加えて空気も保持できるため、作物がそれらを生育状況に応じて“好きな時に好きな量だけ吸収(=植物依存型生育要素供給)”できるという栽培環境を作り出すことができます。
これにより、作物の収穫量や品質の向上につながります。また、水や肥料、農薬が土壌へほとんど放出されないため、使用量を削減できるだけでなく環境への影響も軽減することが可能となり、環境に優しい農業の実現が可能となります。
当社では、iCAST(TM)事業のグローバル展開のため、農業市場に精通した普及・開発パートナーを選定し、早期事業化を目指して来春から実証試験を開始します。
<iCASTTMを用いた収穫量増加効果及び水や肥料使用量の低減効果>※当社試験データに基づく
*一覧表は添付の関連資料を参照