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八木アンテナ、4月からブラジルで「地デジアンテナ」を販売開始
南米ブラジルで「地デジアンテナ」販売開始
八木アンテナ株式会社(本社:埼玉県さいたま市、社長:牧野 儀邦、以下 八木アンテナ)は、2011年4月より、南米ブラジルにおいて、「地上デジタル放送受信用アンテナ」(以下 「地デジアンテナ」)を販売することになりました。
八木アンテナが属する日立国際電気グループでは、昨年策定した新中期経営計画「HK−AV10」において、「お客様に信頼され、次の時代に価値を創造する社会イノベーター」をミッションとして、グローバルでの市場が多様化していく中、市場を先導すべく、コア技術の強化により高付加価値製品の事業拡大に取り組んでおります。こうした流れを受けて、八木アンテナが国内で好評を得ている「地デジアンテナ」を海外で販売することになりました。
1.背景
日本国内では、今年7月24日の地上デジタル放送への完全移行まで、いよいよ半年を切りました。八木アンテナでは、地上デジタル放送が、3大都市圏の一部で開始された約半年後の2004年に、業界に先駆けて「地デジアンテナ」を発売いたしました。
「地デジアンテナ」の第1弾モデル『UWPA(ウーパ)』は、斬新なデザインや取り付けの簡便性などがユーザーから高い評価をいただき、発売後7年を経た現在でも量販店などで定番商品として販売されております。続けて市場投入した『DUCA(デューカ)』と『FLEMO(フレモ)』とともに、日本国内におけるさまざまな電波事情や設置方法のニーズを的確にとらえた「地デジアンテナ」として好評を得ております。
一方、ブラジルでは、2006年6月に地上デジタル放送に日本と同じISDB−T方式を採用することが決定しました。2007年12月から一部地域でデジタル放送が開始され、2016年には完全移行する計画になっております。また、ブラジルが日本方式を採用した後、南米各国においても次々と日本方式が採用され、その数は9カ国に及んでおります。今後、約3億3千万人の人々が、日本方式で放送される地デジを視聴することになります。さらにブラジルでは2014年のサッカーワールドカップ、2016年の夏季オリンピックと世界的ビッグイベントの開催予定もあり、ブラジル・南米地域では、地デジ関連市場拡大の期待が高まっております。
2.取り組み
八木アンテナでは、現地マーケティングやグループ戦略にもとづき、海外事業展開の基盤を構築してまいりました。また、グループとしての南米地域における今後の事業展開などを勘案し、日立ブランドによる製品展開を図ります。ブラジルにおける日本製品の品質への信頼は高く、ブラジル国内でも知名度が高い日立ブランドを用いて、より差別化した製品を投入することにより、市場における確固たる地位の獲得をめざしてまいります。
まずは、「地デジアンテナ」の『UWPA(ウーパ)』(ブラジル型名U−PA)と『DUCA(デューカ)』、『FLEMO(フレモ)』を販売、将来的には、地デジアンテナのほか、関連機器やアクセサリーなど、順次販売アイテムを増やしていく予定です。
3.売上目標
初年度(2011年度) 1億円
4.お問い合わせ先
八木アンテナ株式会社 経営企画室 坂内
〒337−8502 埼玉県さいたま市見沼区蓮沼1406 TEL 048−683−5011(代)
以上
【別紙】
ブラジルで販売する『UWPA(ウーパ)』(ブラジル型名U−PA)(左)と『DUCA(デューカ)』(右)のイメージ
※添付の関連資料を参照