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日立、通信サービス事業者向けBSS構築支援ソリューションを提供開始

2013-12-25

モデル駆動型開発とビッグデータ分散処理技術の適用により、
ビジネスサポートシステム(BSS)の容易な構築と高速処理を実現する
BSS構築支援ソリューションを提供開始
新サービス投入にも迅速に対応できる拡張性高いシステムを提供


 株式会社日立製作所(代表執行役 執行役社長:中西 宏明/以下、日立)は、このたび、通信事業者やMVNO(*1)など通信サービス事業者向けに、モデル駆動型開発(*2)とビッグデータ分散処理技術の適用により、サービスの申込から、開通指示、契約管理、料金請求といった一連の基幹業務を管理するビジネスサポートシステム(以下、BSS(*3))の容易な構築と高速処理を実現するソリューションを開発し、2013年12月20日から提供を開始します。

 *1 MVNO(Mobile Virtual Network Operator):仮想移動体通信事業者。携帯電話などの移動体回線網を自社では持たず、保有する他の事業者から借りて独自の通信サービスを行う事業者。
 *2 モデル駆動型開発:システムの業務プロセス、設計手順をあらかじめ標準モデルで構造化し、設計から実装までを可視化して効率良く行うことによって、システムの構築の期間を短縮する開発手法。
 *3 Business Support System(BSS):一般に、通信事業者向けの業務支援システムの総称で、顧客管理や課金管理など事業の中核を担う。

 従来、BSSは、モバイル通信や固定通信、クラウドサービスなどの通信インフラごとに異なるアーキテクチャーで個別に構築されてきたため、新サービスの投入や機能拡張にともない、システムが複雑化・肥大化し、運用コストが増大しています。現在、競争が進む通信サービス事業では、BSSをより効率的なIT処理基盤上に統合してシステム投資の最適化を図り、システムの初期導入や運用コストを抑えつつ、商品戦略に基づいた新サービス提供の迅速化を進めることが経営課題となっています。
 また、顧客情報や課金情報を管理するBSSでは、急増するデータ通信トラフィックにともなって、日々、膨大で複雑な利用ログ情報をもとに、大規模な業務処理を行う必要があるほか、利用状況の分析結果を迅速にシステムへフィードバック(反映)して新たなサービス・商品戦略として活用するなど、BSSの業務処理を支えるシステムの処理基盤には、さらなる効率化と高速化が求められています。

 今回、これらの背景をうけて、BSSの開発にモデル駆動型の開発手法を取り入れることで、システムの高効率開発を実現し、設計から実装までの期間の大幅な短縮を可能とするとともに、システムを支える処理基盤には、ビッグデータ分散処理技術を適用して高速化を実現するソリューションを、コンサルティングからシステム構築、維持管理、保守までトータルに提供します。
 本ソリューションにより、拡張性に優れたシステムの短期構築が可能なため、BSS導入にともなう負荷を大幅に軽減するとともに、新サービスの投入や商品戦略の変更にともなう機能拡張やシステム更改にも迅速に対応できるなど、通信サービス事業者の新たなビジネス価値創出を支援します。

 なお、日立は、本ソリューションを、通信事業者やMVNOといった通信サービス事業者のみならず、業務に課金管理や大量データ処理をともなうクラウドサービス事業者やM2M(*4)関連事業への適用も図ります。例えば、BSSで管理する顧客情報や契約情報と日立の「Traffic Management Solutions(TMS)(*5)」を連携することにより、ユーザー(利用者)特性に応じたきめ細かなサービスの提供が可能になります。また、今後拡大の見込まれる社会インフラ分野へのM2M適用においても本ソリューションの活用により新たなサービスやビジネス展開を支援します。

 *4 M2M(Machine to Machine):機械と機械が通信ネットワークを介し双方向で情報をやりとりすることにより、自律的に高度な動作や制御を行うこと。
 *5 TMS(Traffic Management Solutions):爆発するデータ通信のトラフィックを計測し、目的に応じて分析・制御する日立のネットワークソリューション。ヒト、モノ、コトが発生させる様々なトラフィックを管理し、流れの効率化と価値最大化を実現する。


 今後も、日立は、これまで培ってきたBSS構築ノウハウを生かし、ビッグデータ分散処理技術のBSSへの適用による価値最大化「Business Support System/Big Data」をコンセプトに、ビジネスの新たな価値創出を支援するサービスや製品の開発を進めていきます。


<価格および提供開始時期>

 名称:
  BSS構築支援ソリューション(*6)

 概要:
  BSS開発に、モデル駆動型開発手法を適用しシステム構築を高効率化するとともに、処理基盤にリアルタイムな分散処理技術を適用し、システム全体の処理を高速化するソリューション

 価格:
  個別見積

 提供開始時期:
  2013年12月20日

 *6 本ソリューションは、コンサルティングサービス、ハードウェア、ソフトウェア、SIサービス、保守サービスなどを提供します。


<関連情報>
 >本ソリューションに関するWebサイト
  http://www.hitachi.co.jp/products/it/network/bss/index.html


<他社商標注記>
 記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。


以上


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