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日商エレクトロニクスなど、「民間放送テレビジョン中継ネットワーク」にコアルーターを提供
日商エレ、NTTコミュニケーションズとの協業により
ジュニパーネットワークス製コアルーター「T1600」を導入
〜「民間放送テレビジョン中継ネットワーク」の「Innovation Awards」受賞に貢献〜
日商エレクトロニクス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:河村 八弘、以下、日商エレ)は、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:有馬 彰)が提供し、一般社団法人日本民間放送連盟を通じて日本国内の民放テレビ各局が利用する「民間放送テレビジョン中継ネットワーク」において、ジュニパーネットワークス製コアルーター「T1600」を提供しました。24時間365日止まらないしくみを構築し、冗長機器の切り替わりなどによりサービスへの影響を与えない安定したネットワークの実現に貢献しました。
「民間放送テレビジョン中継ネットワーク」のような大規模な映像伝送のためのネットワークには、高い信頼性はもちろんのこと、映像伝送に最適な機能開発が必要です。日商エレは約2年半に渡るプロジェクトへの参画を通じて、これまで培ってきたキャリアグレードネットワーク構築のノウハウと経験を生かし、以下の対応を行いました。
◇製品画像は添付の関連資料を参照
・キャリアグレードの映像伝送に最適なJunos(R)(※1)機能の開発・調整
・Junos(R)に関する知識のみならず、製品、機能のアーキテクチャを理解した上での事前システム検証
(※1)Junos(R):ジュニパーネットワークス主要製品に共通で搭載されているモジュラー型OS
今後も日商エレは、これまでのJunos OSの豊富な導入実績を生かし、「The Junos Solution Provider」として、さまざまなお客様に信頼性と運用効率の高いソリューションをご提案してまいります。
<「民間放送テレビジョン中継ネットワーク」について>
「民間放送テレビジョン中継ネットワーク」は、大容量・高信頼なネットワークを用いて、日本民間放送連盟会員である全国128社のテレビ局間で、非圧縮のハイビジョン映像を安定的に提供しあうことが可能なネットワークです。近年世界的に注目されているSDN(※2)の技術を採用しており、ネットワークの帯域や設定などは集中管理され、配信スケジュールと連動することで、お客様の指定した時間・指定した民放テレビ局間で正確に大容量の映像を伝送することができます。「民間放送テレビジョン中継ネットワーク」は、2013年9月15日に開催された欧州最大の放送技術展示会「IBC 2013(International Broadcasting Convention 2013)」において、Innovation Awards(Content Delivery部門)を受賞し、コンテンツ配信部門において最も革新的な技術活用を行ったプロジェクトとして評価されました。
(※2)Software−Defined Networking:ソフトウエアによりネットワーク機能や構成を制御する技術全般
<「T1600」について>
ジュニパーネットワークス製コアルーター「T1600」は、各スロットで100Gbps(半二重で200Gbps)をサポートし、最大1.6Tbps(テラビット/秒)で毎秒19億2,000万個のパケットを転送することができる拡張性と柔軟性を備え、通信事業者およびサービスプロバイダーが構築する超高速IPバックボーンネットワークにおいて、高いパフォーマンスと収容効率を実現するプラットフォームです。
*記載されている会社名、製品名は、各社の商標、もしくは登録商標です。