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東京ガスとバイオエナジー、食品残さ由来バイオガスの都市ガス導管への注入・受入を開始

2011-01-29

日本初、食品残さ由来バイオガスの都市ガス導管への注入・受入の開始について


 株式会社市川環境エンジニアリング(社長:石井 邦夫、以下「市川環境」)の子会社であるバイオエナジー株式会社(社長:岸本 悦也、以下「バイオエナジー」)と、東京ガス株式会社(社長:岡本 毅、以下「東京ガス」)は、このたび、食品残さ由来バイオガスの都市ガス導管への注入・受入を開始しました。食品残さ由来バイオガスの都市ガス導管への注入・受入(以下、「本事業」)は、日本で初めてとなります。

 本事業におけるバイオガスの都市ガス導管へのガス受入量は、約80万m3N/年で、一般家庭約2,000件が年間に使用するガス量※1に相当します。期待される年間のCO2削減量は約1,360トンです。

 本事業は、経済産業省の採択事業者である一般社団法人 都市ガス振興センターが公募していた「バイオガス 都市ガス導管注入実証事業」にバイオエナジーが申請し、採択されたことに伴うものです。バイオエナジーと東京ガスは、2009年10月に、2010年度から2019年度の10年間、食品残さ由来のバイオガス(メタン60%、CO2等40%)からメタンガスを精製し、都市ガスと同等の成分、熱量に調整し、付臭の上、都市ガス導管への注入・受入を行う基本契約の締結を行ないました。このたび、日本最大の食品残さメタン発酵処理プラントであるバイオエナジー城南島食品リサイクル施設(東京都大田区)に、バイオガス精製装置、熱量調整、付臭などを行う設備を設置し、東京ガスが供給する都市ガスと同等の品質のバイオガス精製を確認できたため、都市ガス導管への注入・受入を開始しました。なお、本事業開始のための費用は、設備導入費など約3億円です。


■バイオガスの都市ガス導管への注入・受入設備

 *設備画像は添付の関連資料を参照


※1:必要とするバイオガス量は年間約165万m3N。ご家庭1件あたり月平均ガス使用量34m3(2001〜2005年度の5ヵ年平均)に基づき算定。


■「バイオガス 都市ガス導管注入実証事業」について

1.事業概要
 下水消化ガス、食品残さ等のバイオマスから発生するバイオガスを都市ガスと同等の成分、熱量に調整し、付臭の上、圧縮装置を用いて都市ガス導管に注入するための設備等を補助金により建設し、実証を行なうものです。

2.実施場所
 バイオエナジー城南島食品リサイクル施設
 (東京都大田区城南島3−4−4 東京都「スーパーエコタウン」内)

3.各社の参画への背景
 バイオエナジーは、メタン発酵処理プラントで製造したバイオガスを使い、発電を行うとともに、発電時の排熱を回収し、プラント内で有効に利用していますが、バイオガスの原料である食品残さの増加や発酵効率の向上に伴い、バイオガスが想定以上に発生することから、新たな利用方法が検討課題となっていました。
 東京ガスは、環境経営トップランナーとして、新エネルギー利用促進を通じて地球温暖化対策へのさらなる貢献を図ることを目的に、2008年4月に「バイオガス購入要領」を発表し、バイオガスの都市ガス導管ネットワークへの受入れ、購入の準備を進めていました。
 市川環境は、バイオエナジーモデルの水平展開を目指しており、地域特性に合わせたバイオガスの利用方法や事業価値を高めることが出来るバイオガスの活用方法の検討をバイオエナジーとともに行っていました。


4.システムイメージ図

 *添付の関連資料を参照


■会社概要

 *添付の関連資料を参照

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