三井住友銀行、米国の貨車リース会社「FRS」社を買収

米国貨車リース会社　Flagship　Rail　Services，LLCの全持分取得について



　株式会社　三井住友銀行（頭取：國部　毅、以下「SMBC」）は、米国リース子会社でありますSMBC　Leasing　and　Finance，Inc（以下「SMBC−LF」）を通じて、米国Perella　Weinberg　Partners傘下のアセット・マネジメント会社であるPerella　Weinberg　Partners　Asset　Based　Value　Strategy（以下「PWP　ABV」）から、米国大手の貨車リース会社であるFlagship　Rail　Services，LLC（以下「FRS」）の全持分を、関係当局からの許認可等を前提に取得することといたしました。尚、子会社化後の新会社名は「SMBC　Rail　Services　LLC」とする予定です。

　米国の鉄道輸送は、米国内の鉄道網の発達に伴って拡大し、今日まで米国の経済発展を支えてきました。また近年では、鉄道輸送がトラック輸送等の他の手段に比べ、輸送効率や環境保護の観点で優位にあることや、シェールガス採掘拡大によって、その存在感は更に増しています。米国の貨車リース事業はこうした底堅い鉄道輸送需要を背景に今後も安定的な成長が見込まれています。

　SMBCは、１９８４年にSMBC−LFを設立して以来、米国及び欧州においてリース事業を手掛け、貨車リース事業についても１９９７年より取組みを開始し、経験やノウハウを蓄積して参りました。今般のFRS買収を梃子に、安定的に需要拡大が見込まれる米国の貨車リース事業を拡充することで、同国経済の発展に貢献していくとともに、一層の業務拡大とポートフォリオの多様化を図って参ります。


（参考）買収対象の概要

　買収対象会社名　　　　　　　　　　　　　：Flagship　Rail　Services，LLC
　業務本拠地　　　　　　　　　　　　　　　：イリノイ州シカゴ（米国）
　設立年　　　　　　　　　　　　　　　　　：２００６年
　主な事業内容　　　　　　　　　　　　　　：米国貨車リース事業
　総資産　　　　　　　　　　　　　　　　　：約１１億米ドル（２０１３年１２月末見込）
　保有車輌数　　　　　　　　　　　　　　　：約１５，０００両（２０１３年９月末時点／米国第９位）
　持分比率（現状）　　　　　　　　　　　　：PWP　ABV及びFRS経営陣：１００％
　持分比率（買収後・議決権ベース（予定））：SMBC−LF：１００％


以上