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タカラバイオ、レトロネクチンを用いたがん免疫細胞療法に関する臨床研究成果を発表

2013-12-09

レトロネクチン(R)を用いたがん免疫細胞療法に関する
臨床研究成果の発表について


 タカラバイオ株式会社と京都府立医科大学は、当社が開発したがん免疫細胞療法「レトロネクチン(R)誘導Tリンパ球療法」に関する臨床研究を2009年4月より実施して参りました。この度、同臨床研究に関する成果を第26回日本バイオセラピィ学会学術集会総会(岩手県盛岡市、12月5〜6日)にて発表します。さらに、同成果は海外学術誌PLOS ONEにも掲載される予定です。

 同臨床研究の概要は以下の通りです。

 対象疾患:標準治療後の残存あるいは再発症例で手術・放射線治療による根治性のある治療の対象とならない消化器がん・肺がん

 症例数:9例

 投与細胞数:1×10の9乗個、3×10の9乗個、9×10の9乗個(各3例)

 細胞投与回数:2週間隔で2回

 主要評価項目:安全性

 副次評価項目:腫瘍縮小効果


 研究データについて解析を進めた結果、投与したナイーブT細胞数が多い症例では、京都府立医科大学同グループにより治療予後と相関性があることが報告されている、血液中のインターフェロンγ産生能が向上していることが分かりました。今回の研究成果はレトロネクチン(R)誘導Tリンパ球療法の有用性を示唆するものと考えられます。

 当社は、リンパ球培養時にレトロネクチン(R)を用いると効率よくリンパ球の培養を行うことが可能で、増殖した細胞中にはナイーブT細胞と呼ばれるがん治療効果の高い細胞が多く含まれていることを見出し、国内で既に特許を取得しています。当社はその研究成果を元に、国内の複数の医療機関に対して、レトロネクチン(R)誘導Tリンパ球療法を行うための技術支援サービスを行って参りました。

 今回明らかになった臨床試験結果を元に、当社と京都府立医科大学とは今後もより治療効果の高いがん細胞免疫療法の臨床開発を進めていきます。


<当資料取り扱い上の注意点>
 資料中の当社による現在の計画、見通し、戦略、確信などのうち、歴史的事実でないものは、将来の業績に関する見通しであり、これらは現時点において入手可能な情報から得られた当社経営陣の判断に基づくものですが、重大なリスクや不確実性を含んでいる情報から得られた多くの仮定および考えに基づきなされたものであります。実際の業績は、さまざまな要素によりこれら予測とは大きく異なる結果となり得ることをご承知おきください。実際の業績に影響を与える要素には、経済情勢、特に消費動向、為替レートの変動、法律・行政制度の変化、競合会社の価格・製品戦略による圧力、当社の既存製品および新製品の販売力の低下、生産中断、当社の知的所有権に対する侵害、急速な技術革新、重大な訴訟における不利な判決等がありますが、業績に影響を与える要素はこれらに限定されるものではありません。


 ※参考資料は、添付の関連資料を参照


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