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TDK、高耐熱・高信頼性の小型車載LAN用コモンモードフィルターを量産開始

2013-12-04

EMC対策部品
業界最小サイズの車載LAN用コモンモードフィルタACT1210
シリーズの開発と量産化

・ 業界最小サイズと高耐熱性を実現



 TDK株式会社(社長:上釜 健宏)は、車載LAN規格のCANBUS、FlexRay向けに、業界最小サイズの高耐熱性、高信頼性を実現したACT1210(L:3.2×W:2.5×H:2.4mm)シリーズを開発し、2013年12月より量産を開始することを発表します。

 従来の製品サイズ(L:4.5×W:3.2×H:2.8mm)に対して、ACT1210シリーズはL:3.2×W:2.5×H:2.4mmと実装面積で約45%、体積比で約50%ほど小型になり省スペース化に貢献します。

 なお、ACT1210シリーズは、使用温度範囲−55〜+150℃と広い使用温度範囲に対応しエンジンルーム内等厳しい環境下での使用を可能にしています。また、高精度自動巻線工法を用い、高い安定性と信頼性を確保し品質維持に貢献します。本製品は、これまでに培った独自の構造設計、主材となるフェライト材料技術を発展させ高いインピーダンス特性を実現しています。

 従来製品のCAN−BUS用ACT45Bシリーズ、FlexRay用ACT45Rシリーズ、Ethernet用ACT45Lシリーズに本製品を加え、車内ネットワークのEMC対策部品としてコモンモードフィルタの豊富なラインアップを提供します。


<主な用途>
 ・CANBUS、FlexRay等の車載LANシステム用のコモンモードフィルタ


<主な特長と利点>
 ・小型化による省スペース化(サイズL:3.2×W:2.5×H:2.4mm)
 ・広い使用温度範囲 −55〜+150℃に対応し、エンジンルーム等厳しい環境温度に対応
 ・高精度自動巻線工法による高い安定性と信頼性を確保


<主な電気特性>

 *参考画像は、添付の関連資料を参照


<生産・販売計画>
 ・サンプル価格:50円/個
 ・生産拠点:日本
 ・生産予定:100万個/月(当初)
 ・生産開始:2013年12月


<TDK株式会社について>
 TDK株式会社(本社:東京)は、各種エレクトロニクス機器において幅広く使われている電子材料の「フェライト」を事業化する目的で1935年に設立されました。
 主な製品としては、各種受動部品(※)(製品ブランドとしてはTDK、EPCOS)をはじめ、電源、HDDヘッドやマグネットなどの磁気応用製品、そしてエナジーデバイスやフラッシュメモリ応用デバイス等があります。アジア、ヨーロッパ、北米、南米に設計、製造、販売のネットワークを有し、現在、情報通信機器、コンシューマー製品、自動車、産業電子機器の分野において、電子部品のリーディングカンパニーを目指しビジネスを展開しています。
 2013年3月期の売上は約8,500億円で、従業員総数は全世界で約80,000人です。

 ※主な製品は、コンデンサ積層セラミックコンデンサアルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ)、インダクタ、フェライトコア、高周波部品、センサ、ピエゾおよび保護部品等です。


 *製品画像は、添付の関連資料を参照


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