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サカタのタネ、オランダの育種工学ベンチャーに資本参加し共同・委託研究を開始
オランダの育種工学ベンチャー企業
「ジーンツイスター社」に資本参加、共同/委託研究を開始
最先端のゲノム解読、遺伝子解析技術などを活用したDNAマーカー育種を推進、新品種開発を加速
このたび、サカタのタネは、オランダの育種工学ベンチャー企業「ジーンツイスター社」(所在地:オランダ ヘルダーランド州ヴァーヘニンゲン、社長:ダウヴェ デ ブア)に資本参加し、今後、同社との共同/委託研究を通じて、花や野菜の最先端のゲノム解読や遺伝子解析などを最大限に活用したDNAマーカー育種を推進し、新品種開発を加速させていきます。
「ジーンツイスター社」は1998年創業。主な業務として種苗会社などからの委託を受け、ゲノム解読、遺伝子解析などを行い「植物の様々な形質や特徴をもたらす遺伝子」や「植物病害に対する抵抗性因子」などに対するDNAマーカーを見出し、新品種開発に役立つデータ提供を行っています。
なお、同社との契約開始日は2014年1月1日です。
※参考画像は添付の関連資料を参照
注)今回共同/委託研究によって強化を図るDNAマーカー育種技術は、いわゆる遺伝子組み換え品種開発とは異なり、通常の交配による育種そのものを加速させる為に極めて有効な手法として広く知られている技術です。DNAマーカー技術を取り入れることにより、既存の遺伝子の構造、その役割の解析を通じて、より早く農業生産者によりよい品種を提供することが可能となります。
○資本参加、共同/委託研究の背景と目的
ジーンツイスター社のもつ最先端のゲノム解読、遺伝子解析などは、園芸業界から高く評価されております。同社への出資を通じ、花や野菜の様々な品目、品種のゲノム解読、遺伝子解析などの共同/委託研究を行い、当社が従来より利用しているDNAマーカー育種をさらに推進し、より優れた特性を持つ新品種の開発を積極的に図ってまいります。
○「ジーンツイスター社」の概要
※添付の関連資料を参照