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日本旅行・アメリカン エキスプレス、2014年の世界MEETINGS & EVENTS市場予測を発表

2013-11-25

2014年の世界のMEETINGS & EVENTS市場の予測を発表
アジア太平洋地域で会議・イベントの開催が減少する見込み
〜昨年に続き、上海、シンガポール、シドニーがアジアのイベント開催人気都市〜
ソーシャルメディアの活用も今後注目か〜


 ビジネス・トラベル・マネージメント(BTM)事業のマーケット・リーダーである株式会社 日本旅行・アメリカン エキスプレス(東京都墨田区、代表取締役社長:竹村 章美)は「2014年 世界のMEETINGS & EVENTS(M&E)市場の予測」を発表しました。過去2年間は穏やかながらもM&E関連費用と会議件数の増加が見られたのに対し、2014年には世界の全地域において一企業当たりの会議費用は現状維持、またはやや低下する見込みです。また、経営指針や戦略目標に即した会議の実施が増加するにしたがって、会議の開催件数については横ばいになるものと思われます。世界的には、ミーティング・プランナーは引き続き、予算が前年と同レベルまたはやや低下する中で、多くの成果を上げなければならないという課題に直面することが予測されています。

 日本を含むアジア太平洋地域では、今後会議件数がやや低下(−1.2%)する見込みです。一企業当たりの会議の総費用額においても、アジア太平洋地域は世界の全地域の中で最大の低下率(−3.6%)になることが予測されています。これは、同地域で費用削減の傾向が進むためで、会議当たりの出席者数も2.4%の減少が見込まれています。

 「2014年においても会議やイベントは、企業が戦略的な事業目標について意思統一を図り、社員、顧客、世界のパートナーとのコミュニケーションを効果的に図るための重要な選択肢であり続けるでしょう。しかしながら、予算管理が厳しく、会議の承認プロセスが複雑化する中、どの地域の企業も会議の目的達成、効率向上、費用削減に向けて、会議戦略を見直すことが求められるでしょう。また、ミーティング・プランナーは会議の質を上げ、出席者のニーズに合ったより魅力的なプログラムを提供するために、ソーシャルメディアの活用に目を向けています。今後は、デジタル会議のソリューションを通じて従来の会議関連の投資や会議に纏わる体験の見直しが進み、業界にとっては転換期となるでしょう」と、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・トラベルのM&E担当副社長兼ゼネラルマネージャーを務めるアイサ・ジョアネ(Issa Jouaneh)は述べています。

 今回の調査でミーティング・プランナーは、2年連続でアジア太平洋地域の最も優れた会議開催地として上海を選んでおり、2位にシンガポール、3位にシドニーが続いています。香港/マカオが、昨年の7位から今年は4位に飛躍し、バンコク/チェンマイが5位にランキングされました。

 以下の表は、各地域の会議専門家が行った予測内容の概略です。

 ※表資料は、添付の関連資料を参照


<世界のM&Eの動向>
 2014年に向けて、ミーティング・プランナーが直面している課題を調査した結果、世界で下記の共通する傾向が明らかになりました。

 ・ソーシャルメディア、モバイルアプリ活用への関心の高まり−「2014年 世界のM&E市場の予測」によれば、2014年には、モバイルアプリやソーシャルメディアが会議出席者の個人的な生活ツールから仕事のツールに移行すると予測されることから、会議でのソーシャルメディアの活用が世界的にやや増加すると見込まれています。ミーティング・プランナーは会議用のアプリを最大限に活用する方法を学びたいとしています。会議用のアプリ開発が進むにつれて、企業はどのアプリを自分たちの会議ツールとして使用するか、どのプロバイダーがふさわしいかについて模索しています。ミーティング・プランナーは、会議に費やす時間を最大限に生かし、会議への積極的参加や効率性を高める機会を生み出すために、会議の前、最中、そして後にソーシャルメディアやモバイルアプリを活用することで出席者のコミュニケーション・交流を図る強い必要性を感じています。

 ・予算管理により、地元や近場での会議開催の傾向は継続−会議の予算確保が厳しくなると思われることから、地元での会議開催の需要が2014年の主要な傾向として報告されています。ミーティング・プランナーによれば、企業は会議を近場もしくは自社の施設内で開催しようとしています。コンプライアンス、費用、移動時間がこの傾向の主な理由です。企業は引き続き、費用やオフィスを不在にする時間を削減する手段を模索すると見込まれます。

 ・会議の承認獲得が益々困難に−収益を重視した外部会議の実施に重きが置かれ、会議の承認獲得プロセスがますます複雑化し、厳格なものになると予測されています。一定の予算以上、あるいは一定の出席者数以上の会議についてはシニアレベルの重役の承認が必要とされることが多く、承認のプロセスは更に遅れがちです。

 ・団体料金−ミーティング・プランナーは2014年、会議費用を最適化させるための一つの方法として、団体料金の導入に期待を寄せています。会議やイベント向けのホテル・航空運賃の団体料金は、2013年のレートよりもやや上昇すると予測されていますが、会議主催者が団体料金の費用面の利点や柔軟性についての理解を深めるにつれて、団体料金の需要がますます高まるとみられます。

 ・ユニークな会場−昨年実施した「2013年 世界のM&E市場の予測」の調査対象となったミーティング・プランナーは、従来とは異なる会場、例えば屋外や大学、水族館などを会場候補として検討していました。2014年の調査結果でも、欧州やアジアで同様の傾向が見られ、こうした代替会場の利用率は2.5%増加すると見込まれています。とりわけ北米では、よりプロモーション的なイベント向けに「ヒップ&トレンディ(流行の先端を行く)」な会場のニーズが高まっていることから、ユニークなイベント会場の使用が増加するとみられます。


<アメリカン・エキスプレス・ミーティング&イベントによる予測について>
 「市場予測」は、2014年の主要なM&E関連の動向を世界及び地域レベルで特定することにより、M&Eのプロフェッショナルやエグゼクティブが会議投資を戦略的に指揮し、効果的に執行できる様に支援をするレポートです。「市場予測」は、アメリカン・エキスプレス固有のデータ、第三者の許諾データ、業界情報、「アメリカン・エキスプレス 2014年世界の業務渡航に関する市場予測(アメリカン・エキスプレス・グローバル・ビジネス・トラベル・フォーキャスト2014)」、及び業界オピニオンリーダーへの聞き取り調査など、多数の情報源に基づいて作成されています。情報とデータは、世界各地のアメリカン・エキスプレス・ミーティング&イベント及び北米顧客の会議実績や計画中の会議から収集したほか、M&E専門家を対象に北米、欧州(フランス、ベネルクス、ドイツ、北欧、スペイン、英国)、アジア太平洋地域、及び中南米の動向調査を実施、さらに大手ホテル業者への調査やフォローアップインタビューも、予測の情報源として用いています。


<株式会社 日本旅行・アメリカン エキスプレスについて>(http://www.amex-nta.com/jpn
 2001年4月に、アメリカン・エキスプレスと日本旅行の合弁会社として設立。企業の出張事務管理業務全般を一括代行するビジネス・トラベル・マネージメント事業を専門に行っています。業種や業態によって異なる企業の出張管理に関するニーズを的確に把握し、幅広いコンサルティングとマネージメントサービスをお届けしています。

 ※ロゴは、添付の関連資料を参照


<アメリカン・エキスプレス・ビジネス・トラベルについて>
 アメリカン・エキスプレス・ビジネス・トラベルは、出張に関する業務の最適化をサポートし、コスト削減、優れたカスタマー・サービス、経費管理を企業に提供するアメリカン・エキスプレスの組織です。140余ヶ国以上に広がるトラベル・サービス拠点を通じ世界最大級の旅行代理店ネットワークを展開し、中小企業多国籍企業まで、業界随一の予約技術、専門知識を活かした出張管理コンサルティング、オンラインおよびオフラインでの顧客サービスを提供しています。

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