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野村総研、ハイブリッド車など日・米・欧・中のエコカー販売市場予測を発表

2013-11-22

日・米・欧・中の世界4極におけるエコカー販売市場を展望
〜2020年にエコカーのシェアが約16%に拡大、燃料電池車も15万台規模へ〜


 株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:嶋本 正、以下「NRI」)は、日本、米国、欧州、中国の世界4極における、エコカー3種(既に市場に出回っているハイブリッド車(以下、「HEV」)、プラグインハイブリッド車(以下、「PHEV」)、電気自動車(以下、「EV」)を指す。燃料電池車は含まない。)の2020年までの販売市場予測を行いました。各国政府による規制、消費者の価値観の変化、自動車メーカー各社の戦略・計画を基に、NRIが独自に推計しています。
 また、2015年に販売開始が予定されている燃料電池車(以下、「FCEV」)に関しても、自動車メーカー各社の戦略・計画などを基にした販売市場予測を行いました。
 本調査から得られた主な結果は、以下の通りです。


エコカー市場は2020年に、約1,100万台(シェア16%)にまで拡大>

 中国の経済成長による乗用車の大衆化などを背景として、世界4極の乗用車販売台数は、2012年の4,640万台に比べ、2020年には約41%増の約6,500万台に達すると予測されます。このうち、エコカー3種の販売台数は、147万台から、7倍以上の約1,100万台に拡大すると予測されます(図1参照)。
 その結果、乗用車に占めるエコカーの割合は、2012年の約3%から、2020年には約16%にまで拡大すると予測されます。エコカーの主な成長要因は、各国における燃費規制の強化や、電池コストの低減による販売価格の低下が挙げられます。

 ※図1は、添付の関連資料を参照


<2020年のエコカー市場で、PHEVのシェアが2割近くに拡大、EVは5%弱で停滞>

 エコカー3種それぞれの販売台数シェアについては、HEVは2012年時点の93%から2020年には80%未満に低下し、代わりに電池価格の低下などの影響を受けて、PHEVが18%程度のシェアを占めると予測されます。一方、EVについては、航続距離の制約などにより販売台数が伸び悩み、2020年になっても、シェアは5%弱にとどまると予測されます(図2参照)。

 ※図2は、添付の関連資料を参照


<FCEVは、2020年に15万台以上が販売され、電気自動車の脅威に>

 上記エコカーの予測とは別に、NRIが実施した推計によれば、2015年からFCEVの販売市場が立ち上がり、2020年には世界4極で15万台以上に達すると見られます。FCEVの市場拡大は、低燃費・無排ガス・代替燃料車としての価値を持つEVにとって、特に脅威になることが見込まれます。


<ご参考>

 ※添付の関連資料を参照


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