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トプコン、測位システムの開発などを行う英国Veripos社の株式を取得

2013-11-21

当社子会社による、英国Veripos社株式の取得に関するお知らせ



 当社は、平成25年11月15日開催の取締役会において、ノルウェー国オスロ証券取引所に上場しているVeripos Inc.(本社:英国、Chairman of the Board:Hans Golteus、以下「Veripos社」)との関係強化を図ることを目的として、当社の連結子会社であるTOPCON EUROPE B.V.により、Veripos社の筆頭株主であるSiem Industries,Inc.(以下「Siem社」)と共同で、Veripos社株式を公開買付けにより取得することを決議いたしましたので、下記の通りお知らせ致します。


     記

1.株式取得の背景と狙い
 2013年5月30日に「中期経営計画2015」にて発表している通り、当社「ポジショニング・カンパニー」は、GNSS測位技術を核とした新規事業分野での成長を重要な戦略としております。“自動化施工事業”では革新的なシステムを投入すると共に、先進国での普及を促進し、大手建機メーカーへのOEM販売の拡大を目指し、また、“IT農業事業”では食糧不足を背景とした需要の拡大が見込めるため、農機メーカーへのOEM供給の推進、ローエンド製品のポートフォリオの充実やアライアンス等での事業拡大を目指しております。

 高精度GNSSの利用は、測量・土木用はもとより精密農業や位置計測分野(GIS、ITS)でますます拡大しています。当社は2000年に米国GPSとロシアGLONASSの両方を受信可能なGNSS測位技術を取得し、これをポジショニングビジネスの核として確立しました。これら従来のGNSS技術に加え、近年新たな測位手法であるGSBAS(Global Satellite−Based Augmentation System)補正情報配信サービスが全世界で展開され浸透しつつあります。これは静止衛星による補正情報配信により、通常誤差十メートル程度の単独測位の誤差を10cm程度まで向上させる技術をベースとしています。高精度測位技術をコアとする当社にとって、GSBAS技術は精密農業や位置計測分野の今後の事業伸長をさらに加速させる可能性があり、重要な技術のひとつと考えます。

 Veripos社はGSBAS 補正情報配信サービスを世界展開している数少ない企業の1つであり、資源・エネルギー開発、通信関連、各種研究用など、主に海上で使用される測位システムを開発・製造・販売しています。今般、同社の筆頭株主であるSiem社と当社は、海上分野で実績のあるVeripos社と陸上分野で実績のある当社が戦略的パートナーとなり、シナジー効果の創出によりそれぞれが事業拡大を進めるとの共通認識に立ち、共同買付を行う合意に至りました。

 なお、Veripos社の上場株式は目下、Hexagon AB(スウェーデン、以下「Hexagon社」)により公開買付けの募集が行われておりますが、上述の通り当社はVeripos社の筆頭株主であるSiem社と共同して、Hexagon社に対抗しての公開買付けを行うことと致しました。


 ※以下、リリースの詳細は添付の関連資料を参照


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