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日立ソリューションズ、「ソースコード分析サービス」を提供開始
ソースコードを分析し、生産性・保守性・品質の向上を支援するサービスを提供
独自技術によりソースコード開示なしでのサービス利用を実現
株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:佐久間 嘉一郎/以下、日立ソリューションズ)は、お客様がソースコードを開示することなく、多面的に品質を自動分析し、その結果をレポートする「ソースコード分析サービス」の提供を11月19日から開始します。
これにより、お客様はソースコードを開示できない場合も、バグ(*1)や複雑なロジックなど、ソースコードの品質の実態を把握して対策できるようになり、修正漏れの防止や類似不良の発生の抑止により、プログラムの品質確保やテスト工数の削減を図ることが可能となります。
*1:コンピュータプログラムに含まれる誤りや不具合のこと。
近年、情報機器の増加やインフラとITの融合を背景に、ソースコードの複雑化と大規模化が加速しています。開発工数の削減やプログラムの品質確保のためにさまざまなツールやサービスが登場する一方で、操作方法が複雑で使いこなせなかったり、お客様がソースコードを開示できなかったりするために、それらを利用できないという課題があります。
日立ソリューションズはこのたび、長年のシステム構築の経験で培ったノウハウを活かし、ソースコードを分析・レポートする独自のツールを開発しました。日立ソリューションズは本ツールを利用し、お客様がソースコードを開示することなく、ソースコードに潜在するバグや類似表現、複雑なロジックなどを自動的に抽出し、ソースコードの実態や改善点を把握できる「ソースコード分析サービス」を提供します。
「ソースコード分析サービス」は、C、C++、Javaの言語を対象に、以下の分析を行います。
1.クローン分析
ソースコードに存在するクローンコード(類似のコード)を抽出します。テスト工数の削減、修正漏れの防止が可能となります。
2.複雑度分析
ソースコードのロジックの複雑さを明確化します。開発コストの低減、保守性・生産性の向上が可能となります。
3.品質分析
静的解析によりコーディングレベルでの品質状況を分析します。信頼性の向上、コーディングルールの見直しが可能となります。
4.品質マップ
各種分析結果に基づくプログラム全体の見える化、総合的にリスクが高い機能の特定が可能となります。以上の分析結果を多面的に把握し、総合的に判断します。
お客様がソースコードを開示可能な場合、日立ソリューションズはソースコードを入手し分析作業を行い、レポートを作成します。お客様がソースコードを開示不可能な場合、お客様自身がツールを実行してその結果を日立ソリューションズに送付します。日立ソリューションズはその結果を分析し、レポートを作成します。
日立ソリューションズは今後、さまざまなお客様に「ソースコード分析サービス」を提供し、今後1年間で1億円の売上をめざします。また、開発における作業の効率向上や品質向上のさまざまなソリューションを提供していきます。
■分析対象の言語
C、C++、Java
■販売開始時期
2013年11月19日
■製品紹介URL
http://www.hitachi-solutions.co.jp/scas/
■サービスの内容と価格
*添付の関連資料を参照
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