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ネットワールド、ストレージを拡張せずにパフォーマンス問題を解決するソフトを販売開始

2013-11-06

ネットワールド、米PernixData社とディストリビュータ契約を締結
業界初 Writeキャッシュと冗長化に対応したフラッシュ・ハイパーバイザーを提供開始
ストレージを追加せずに、ストレージのパフォーマンス問題を解決
VMware環境と仮想マシンの変更も不要で、
アプリケーション・レイテンシーをミリ秒からマイクロ秒に激減


 ITインフラのソリューション・ディストリビュータである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、米国PernixData(パーニックスデータ)社とディストリビュータ契約を締結し、VMware環境におけるアプリケーション性能を飛躍的に加速させるサーバ・サイド・フラッシュ・クラスター・ソフトウエア「PernixData FVP」を、11月6日より販売開始します。
 「PernixData FVP」は、VMwareハイパーバイザー内にカーネルモジュールとしてインストールされ、VMwareのクラスターサーバ上のフラッシュメモリーをプールして、複数のサーバで共有するキャッシュ・クラスターを提供し、書き込み/読み込み要求に対応します。これにより、アプリケーションIO性能が大幅に改善され、VDI(仮想デスクトップ)、SQL databases、MS Exchangeなどのアプリケーション・レイテンシーを、ミリ秒からマイクロ秒単位に激減させることが可能です。

 書き込み操作では、データをまずフラッシュに書き込み、その後バックエンドのストレージへ書き込みますが、フラッシュへの書き込みと同時に、クラスター化された複数のサーバ上のフラッシュにカーネル間で低遅延の同期レプリケーションを実行するので、ストレージに書き込まれる前にサーバやネットワークの障害が発生した場合もデータロスを防ぐことが可能です。


■ストレージの性能課題を、ストレージを拡張せずに解決

 仮想化の普及により、IT部門はサーバのCPUやメモリーの拡張が柔軟にできるようになり、データセンターの運用は一変しましたが、結果としてストレージに様々な仮想マシンの負荷が集中し、データセンター管理者はアプリケーションのIO性能に見合う巨大なストレージへの投資を強いられています。
 これに対して「PernixData FVP」は、複数のサーバ・サイド・フラッシュをクラスター化し、プライマリーストレージ性能向上のためのキャッシュ・データ層を作ることで、プライマリーストレージを拡張せずにアプリケーションのIO性能要求に応えます。
 また、「PernixData FVP」は、VMware(TM) vSphere(TM)の公開されたAPIを利用して、そのハイパーバイザーの中にインストールされるため、シームレスに全てのVMwareの運用や機能(例えば、vMotion(TM),HA and Horizon View(TM))をサポートし、性能の劣化や管理の負荷が最小限に抑えられています。仮想マシンの変更やリブートも不要で、20分程度でインストール可能です。また、FVPは、仮想マシン毎にキャッシュの利用を設定できるので、特定のアプリケーションの性能向上をしながら、ストレージ投資を抑えることができます。

 「PernixData FVP」は書き込み/読み込み双方のキャッシュ機能を提供し、Writeキャッシュは、アプリケーションのデータ書き込み時にフラッシュに書き込み、その後ストレージにデータを書き込んでから書き込み完了を通知する「write−through」モード、および、フラッシュに書き込み、ストレージに書き込む前に書き込み完了を通知する「write−back」モードがあります。
 「Write−back」モードでは、データをクラスター化された複数のサーバ上のフラッシュに同時に書き込むことで、データがストレージに書き込まれる前にサーバやフラッシュ、およびネットワークに障害が発生しても、耐障害性を発揮します。

 *参考図は、添付の関連資料を参照


 「PernixData FVP」のライセンス価格は、1ノード当たり90万円(税別)で、24時間365日または平日のみのサポートが含まれるパッケージもあります。
 また、SMB向けに格安に価格設定した「FVP SMB バンドル」モデルでは、120万円で最大4ノードまで利用可能で、サポート付のパッケージもあります。

 ネットワールドでは、企業やデータセンターの仮想化環境におけるストレージ性能を飛躍的に向上させるソリューションとして、「PernixData FVP」を提案してまいります。
 さらに、ネットワールドは、サーバ、ストレージ、ネットワーク製品をプリ・コンバージドする「プリ・インテグレーション・センター」を10月28日に開設しており、「PernixData FVP」を組込み、動作検証したコンバージド・システムとしてもご提供してまいります。


 PernixData社のCEO Poojan Kumar氏は以下のように述べています。
 「日本において、ネットワールド社とともにPernixDataを展開できることを大変喜ばしく思います。ネットワールドはVMware創世記からのパートナーとして破壊的なテクノロジーをマーケットへ提供し続けてきた、長くそして、素晴らしい歴史を持つパートナーです。この歴史がより多くの日本国内の企業がサーバ・サイド・フラッシュを活用し、PernixData FVPソフトウェアでストレージのアーキテクチャを再定義するために不可欠なパートナーであることを証明しています。」


 インテル株式会社 リセラーチャネル事業部 事業部長 早船 淳司氏は以下のように述べています。
 「インテルは、この度のネットワールド社による、PernixData社との業界初フラッシュハイパーバイザーの提供を歓迎します。インテル(R) Solid−State Drive(インテル(R) SSD)は「PernixData FVP」でVMware vSphere上に新たに構成されるキャッシュデータ層に採用されており、最大800Gバイトと広範囲の容量をカバーしています。また、これまでの高速なランダムIOPSや信頼性に加えて、インテル製コントローラーと最適化されたアルゴリズムにより一貫した性能を実現しています。ネットワールド社の仮想化市場における豊富な実績とインテル(R) SSDの優れた性能、低消費電力の組み合わせは、データセンターの抱えるさまざまな課題を解決し、新しいクラウド・コンピューティング時代に最適なソリューションを提供します。」


 尚、ネットワールドは11月6日(水)・7日(木)に開催される「vForum 2013」(主催:ヴイエムウェア株式会社)のネットワールドブースに、「PernixData FVP」を展示し、ブレイクアウトセッション(11月7日 15:30〜16:15)内でもご紹介します。

 >「vForum 2013」の詳細
  http://vforum.jp/index.html?src=em_jp_ev_vf13m00


■「PernixData FVP」の販売・動作環境について

 販売開始:2013年11月6日

 出荷開始:2013年内(予定)

 販売経路:ネットワールド、および同社販売パートナー経由

 販売価格(予定参考価格/税別):
      FVP Standard ライセンス:90万円/ノード
      FVP SMB バンドル 120万円/最大4ノード
      (最大100仮想マシン、最大1 フラッシュデバイス/ノード、最大 2プロセッサ/ノード)

 動作環境:vSphere 5.0および5.1の稼働中のVMware社認定のvSphereハードウエア環境、利用するフラッシュは、VMware社認定のPCIeカードとSSD(インテル(R) SSD推奨)
      ブロックデバイス(iSCSI,FC)として接続されたストレージ


■「PernixData FVP」の主な特長

 ・サーバサイド・スケールアウト
  仮想環境にサーバサイドフラッシュデバイスを搭載したサーバを追加することでシームレスにスケールアウトします。また、リモートフラッシュデバイスを活用することで透過的にライブマイグレーションなどのクラスター化されたハイパーバイザーの機能を利用可能です。

  *グラフ資料は、添付の関連資料を参照

 ・ReadとWriteの高速化
  ReadとWriteの双方の動作を高速化します。Write操作については FVPははじめにデータをフラッシュに書き込み、その後バックエンドのストレージへ書き込みます。
クラスター化された他サーバ上のフラッシュにデータをカーネルレベルの低遅延同期レプリケーションするため、データロスを防ぎます。

  *参考画像は、添付の関連資料を参照

 ・ハイパーバイザーベース
  ハイパーバイザー内にカーネルモジュールとして透過的にインストールされます。このため、ゲストOSのためのエージェントや仮想アプライアンスが必要などの制限はありません。

 ・既存のストレージへの投資を活用
  仮想化されたアプリケーションを高速化する一方で、既存のストレージに対する投資を活用し、ストレージを入れ替える必要はありません。

 ・エンタープライズクラス
  単一障害点を持たず、フラッシュデバイス、ネットワーク、サーバ、バックエンドのストレージの障害時にも処理を継続することが可能です。

 ・仮想マシン−Aware
  仮想環境への導入を前提として設計されており、仮想マシン毎にポリシーやリソースを管理可能です。

 ・オープン アーキテクチャ
  あらゆるストレージ、ハイパーバイザー、フラッシュデバイス、アプリケーションに効果的に動作します。

 ・利用が簡単
  インストール、管理が容易で、ユーザが慣れ親しんだvSphere Clientのインターフェイスから設定、監視が可能です。

  「PernixData FVP」のムービー(和訳あり)を以下で公開しています。

   >アニメーションでの製品紹介
    https://vimeo.com/74373555

   >SQLのパフォーマンス改善
    https://vimeo.com/77510630

   >VDIのパフォーマンス改善
    https://vimeo.com/77505998


■PernixData社について
 PernixData社はカリフォルニア州サンノゼに拠点を置くスタートアップ企業でOracle Exadataの共同出資者であるPoojan Kumar氏、VMwareのストレージCTOでVMwareのクラスターファイルシステム(VMFS)を開発、10年にわたってVMwareのストレージ関連のイノベーションのアーキテクトを努めたSatyam Vaghani氏によって創業されました。PernixData社は仮想データセンターのストレージの設計と運用を根本から変革することを目指しており、2012年に創業後、2013年の8月6日に旗艦プロダクトであるFVPを市場に投入しています。
 >http://www.pernixdata.com/


■株式会社ネットワールドについて
 株式会社ネットワールドは、ITインフラストラクチャのソリューション ディストリビューターとして、クラウド コンピューティング時代の企業IT基盤を変革する技術製品と関連サービスを提供しています。サーバー、ストレージやネットワーク、そしてアプリケーションやデスクトップの仮想化に早期から取り組み、次世代のITインフラストラクチャのあるべき姿をリードしています。
 >http://www.networld.co.jp/


 ※Intel、インテル、Intelロゴは、米国およびその他の国におけるIntel Corporationの商標です。
  その他記載されているロゴ、会社名、製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。


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