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リニアテクノロジー、デュアル出力同期整流式降圧DC/DCコントローラーを販売開始
リニアテクノロジー、新製品「LTC3774」を販売開始
ミリオーム以下のDCRにより電流検出を行う、デュアル、マルチフェーズ電流モード同期整流式降圧DC/DCコントローラ
リニアテクノロジー株式会社は、電流検出信号を改善することによりDC抵抗(DCR)が極めて小さいパワーインダクタを使用できる電流モードの、デュアル出力同期整流式降圧DC/DCコントローラ「LTC3774」の販売を開始しました。LTC3774は−40℃〜+125℃の動作温度範囲で仕様が規定されており、36ピン5mm x 6mm QFNパッケージで供給されます。1,000個時の参考単価は2.95ドルからで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。製品の詳細に関する情報は、リニアテクノロジーのWebサイトをご参照ください(http://www.linear-tech.co.jp/product/LTC3774)。
LTC3774は、DCRを0.2mΩに抑えたパワーインダクタを使用してコンバータの効率を最大限に高め(最大95%)、電力密度を上げ、高電流アプリケーションにおける出力リップル電圧を低減することができます。また、この新しいDCR検出手法は、DCRの小さいアプリケーションに通常伴うスイッチング・ジッタを低減します。さらに、DCRの温度補償をすることで、広い温度範囲にわたり一定した高精度の電流制限しきい値を維持します。
LTC3774はディスクリートのNチャネルMOSFETとそれに接続するゲート・ドライバだけでなく、パワーブロックやDrMOSなどの外部パワートレイン・デバイスと共に動作するので、デザインを柔軟に構成できます。このデバイスは4.5V〜38Vの入力電圧範囲で動作し、0.6V〜3.5Vの固定出力電圧を生成します。最大12フェーズの並列接続ができ、位相をずらして駆動することにより、入力と出力のフィルタリングを最小限に抑え、最大360Aの高電流要件を満たすことができます。高電流の配電、n+1冗長電源、産業用システム、DSPおよびASICの電源などのアプリケーションに最適です。
LTC3774は固定動作周波数を200kHz〜1.2MHzの範囲で選択可能で、外部クロックに同期することもできます。デュアル差動アンプにより、両方の出力電圧に対する真のリモート検出を行います。電流制限の検出電圧を10mV〜30mVと極めて小さくなるように調整することにより、電力損失を最小に抑えることができます。さらに、LTC3774はソフトスタートかトラッキングを調整可能で、−40℃〜+125℃の動作温度範囲にわたり±0.75%の出力電圧精度を維持します。
■LTC3774の主な特長:
・ミリオーム以下のDCRによる電流検出:わずか0.2mΩでも低ジッタを実現
・新しいDCR検出を使った電流モード制御
・DCRの温度補償
・ディスクリート、DrMOSおよびパワーブロックの電力段と共に動作
・Phase Sheddingおよびn+1冗長電源をサポート
・出力電圧のリモート検出を行う高速差動アンプ
・広い入力電圧範囲:4.5V〜38V
・出力電圧範囲:0.6V〜3.5V
・調整可能な電流検出しきい値:10mV〜30mV
・選択可能な固定動作周波数:200kHz〜1.2MHz
・出力電圧のトラッキングまたはソフトスタートをプログラム可能
・過電圧保護、サーマル・シャットダウンおよび短絡からのソフト・リカバ
※製品画像は、添付の関連資料を参照
〔リニアテクノロジーについて〕
S&P 500の一員であるリニアテクノロジーは、過去30年にわたり広範囲に渡る高性能アナログICの設計・製造及びマーケティング活動を行い、世界中の多くの企業に提供しています。リニアテクノロジーの半導体は、私たちのアナログ世界と「通信」、「ネットワーキング」、「産業」、「自動車」、「コンピュータ」、「医療」、「精密機器」、「民生」さらには「軍需航空宇宙」システムで幅広く使用されている、デジタル・エレクトロニクスとの架け橋の役目を担っています。リニアテクノロジーは、パワーマネージメント、データ変換、信号調整、RF、インタフェース、μModuleサブシステム及びワイヤレス・センサー・ネットワーク製品を設計・製造・販売しています。詳細は同社Webサイトをご参照ください。
http://www.linear-tech.co.jp
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