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ヤンマー、小型コンバイン「Ee−W」シリーズ2型式を発売
コンバイン「Ee−Wシリーズ」の発売について
耕作面積が5ha未満の小規模農家は国内農業市場の8割を占めています。この市場では農業機械に対して、簡単な操作性や籾袋の運搬や手刈り作業などの重労働のミニマム化、機械操作時や乗降時の安全性などが特に求められています。
ヤンマーではこのたび、人に優しい操作インターフェースを採用した小型コンバイン「Ee−W」シリーズを発売いたします。国内農家は現在、平均年齢が65歳を超えていますが、年配の方だけではなく女性ユーザーにも安心して使っていただける「簡単操作の軽量コンバイン」です。
1.製品名:コンバインEe−Wシリーズ Ee211W・Ee214W 計2型式
2.発売時期:平成23年2月度より発売開始
3.製品価格:1,491,000円〜2,341,500円(消費税込み メーカー希望小売価格)
4.対象市場:国内中山間地区や兼業農家などの小規模農家を主な対象市場ととらえています。耕作面積が5ha未満の小規模農家は国内農業市場の8割を占めています。
※製品の詳細な特長などは添付の【ご参考資料】を参照ください。
【製品写真】(写真はEe211W型)
*添付の関連資料を参照
以上
【ご参考資料】
(1)製品開発のねらい
Eeシリーズコンバインは、中山間地の小区画圃場での小規模農家層を中心に、「簡単・軽量コンパクト・安価」な、小型2条刈りコンバインとして従来から市場で好評をいただいています。近年、農家の高齢化が進む中、籾袋の運搬や手刈り作業などの重労働を最小限にしたい、また操作は出来るだけ簡単にというニーズが益々高まってきております。
今回、ほ場のどこからでも刈取作業が行える全面刈りに加え、通常のまわり刈り時は最適な2条刈りが行える"刈取スライド"の機能をおりこんだ新Eeシリーズ「Ee211W・Ee214W」を発売致します。
(2)主な特長
1)全面刈りもまわり刈りも簡単・余裕の作業ができる一歩進んだ"刈取スライド全面2条刈り"
刈取部を右にスライドすれば全面刈り(刈幅910mm)となり、あぜ際刈りや中割り作業が簡単・きれいに行えます。また、刈取部を左にスライドすれば通常のまわり刈りに最適なデバイダ位置及び刈幅(800mm)となり、効率よくきれいに確実に作業が行えます。
2)静かで粘り強い"ハイパワーディーゼルエンジン"
低燃費で粘り強く、パワーにゆとりがあり、またコンパクトで高出力を実現したエンジンの搭載により湿田や湿材などの悪条件でも余裕の作業が行えます。また、排ガス規制に対応した環境にやさしいエンジンです。
3)3つの処理胴であざやかな脱こく・選別を実現した"新快速二重胴"(Ee214W)
「こぎ胴」+「送塵口処理胴」=「ダブルでロングこぎ胴」を採用することにより、処理能力が大幅に向上し余裕の作業が行えます。また、「あざやかロータ」が枝梗をやさしく取り除き、きれいで効率よい脱こく・選別を実現しました。
4)刈取部の上下、左右旋回がワンレバーで簡単"オールマイティステアリング"
刈取部の上げ下げと機体の旋回がレバー1本で簡単に。さらに湿式ディスクブレーキにより軽い力で操作ができます。
5)増減速や前後進がノークラッチで簡単"HST無段変速"
作業や、ほ場に最適な速度をノークラッチで無段階に選べます。また、前後進の多い枕地作業でもワンレバーで簡単に操作が行えます。
6)籾袋の運搬が不要"大容量グレンタンク"(G仕様)
たっぷり籾が入る大容量グレンタンクで、籾袋運搬作業の重労働が軽減されます。
(タンク容量:Ee211W,G仕様:籾袋約5袋 Ee214W,G仕様:籾袋約6.5袋)