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リニアテクノロジー、最大20Vで動作するマルチセル・バッテリー・ガスゲージを販売開始
リニアテクノロジー、新製品「LTC2943」を販売開始
最大20Vで動作するI2C(*)インタフェース付きバッテリ・ガスゲージ
*「I2C」の正式表記は、添付の関連資料を参照
リニアテクノロジー株式会社は、3.6V〜20Vのバッテリ・スタックを直接測定するマルチセル・バッテリ・ガスゲージ「LTC2943(http://www.linear-tech.co.jp/product/LTC2943)」の販売を開始しました。LTC2943は、RoHS準拠の小型8ピン3mm×3mm DFNパッケージで供給され、コマーシャル・バージョンは0℃〜+70℃、インダストリアル・バージョンは−40℃〜+85℃の動作温度範囲で仕様が規定されています。1,000個時の参考単価は2.35ドルからで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。製品の詳細情報は、リニアテクノロジーのWebサイトをご参照ください(http://www.linear-tech.co.jp/product/LTC2943)。
電源ピンや測定ピンにレベルシフト回路を全く接続しなくても、複数セルの電圧にインタフェースできるので、総消費電流を最小限に抑え、測定誤差を維持できます。LTC2943は真の高電圧ガスゲージで、電荷量、電圧、電流、温度を1%以内の精度で測定します。すなわち、バッテリの充電状態(SoC)を正確に査定するには、これらの重要なパラメータすべてが必要です。
LTC2943は、プロフェッショナル・パワー・ツールや携帯型医療機器などのマルチセル・アプリケーションに最適です。外付けのハイサイド検出抵抗の電圧をモニタし、このデータを積分して電荷量を推定することにより、バッテリ電流を測定します。双方向アナログ積分器はいずれの電流極性(バッテリの充電または放電)にも対応でき、プログラム可能なプリスケーラにより様々なバッテリ容量に対応可能です。電荷量、電圧、電流、温度のデータはI2C/SMBus互換2線インタフェースを介してホスト・システムに送信されます。このインタフェースはガスゲージの設定にも使用されます。ホストはすべての測定パラメータに関して「高」と「低」のしきい値を設定し、しきい値を超えた場合はSMBus警告プロトコルを使用するかレジスタのフラグをセットすることによって警告を発します。
■LTC2943の主な特長:
・バッテリの累積充放電量を測定
・3.6V〜20Vの動作範囲により、マルチセル・アプリケーションに対応
・14ビットADCによる電圧、電流および温度の測定
・電荷量、電圧、電流の精度:1%
・検出電圧範囲:±50mV
・ハイサイド電流検出
・I2C/SMBusインタフェース
・警告出力/充電完了入力を設定可能
・暗電流:120μA未満
・小型8ピン3mm×3mm DFNパッケージ
※製品画像は、添付の関連資料を参照
<リニアテクノロジーについて>
S&P 500の一員であるリニアテクノロジーは、過去30年にわたり広範囲に渡る高性能アナログICの設計・製造及びマーケティング活動を行い、世界中の多くの企業に提供しています。リニアテクノロジーの半導体は、私たちのアナログ世界と「通信」、「ネットワーキング」、「産業」、「自動車」、「コンピュータ」、「医療」、「精密機器」、「民生」さらには「軍需航空宇宙」システムで幅広く使用されている、デジタル・エレクトロニクスとの架け橋の役目を担っています。リニアテクノロジーは、パワーマネージメント、データ変換、信号調整、RF、インタフェース、μModuleサブシステム及びワイヤレス・センサー・ネットワーク製品を設計・製造・販売しています。詳細は同社Webサイトをご参照ください。
http://www.linear-tech.co.jp
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