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富士製薬、非イオン性造影剤「オプチレイ注」をマリンクロットジャパンなどから販売移管
非イオン性造影剤「オプチレイ(R)注」の販売移管のお知らせ
富士製薬工業株式会社(本社:東京都千代田区、社長:今井博文、以下「当社」)は、2013年10月15日開催の取締役会において、Mallinckrodt Plc(本社:アイルランド・ダブリン、社長:Mark Trudeau、以下「マリンクロット」)のグループ会社であるMallinckrodt AG(本社:スイス、社長:Dale Rees)およびマリンクロットジャパン株式会社(本社:東京都文京区、社長:上田隆、以下「マリンクロットジャパン」)と、マリンクロットジャパンが日本で製造販売承認を保有する非イオン性造影剤「オプチレイ(R)注」(イオベルソール注射液)の国内独占販売権を当社に移管する契約を締結することを決議いたしましたので、お知らせいたします。
1.販売移管の目的
当社は、「GOOD TO GREAT」を中期経営計画のテーマとし、重点課題として「2015年‐設立50年までに、既存コア事業の拡大と、次の時代につなぐ新規事業機会の具体化を実現すること」を掲げ取り組んでおります。
今回の合意は、急性期医療事業の拡大を図る富士製薬工業と、新体制として新規ビジネスの展開、グローバルポートフォリオの日本への積極的な導入に注力するマリンクロットジャパンのニーズが一致して実現したものです。
当社は、従来から販売している非イオン性造影剤「オイパロミン(R)注」(イオパミドール注射液)並びに「イオパーク(R)注」(イオヘキソール注射液)に加え、本件の実施により製品の拡充を図ることができ、急性期医療領域においてより多くの患者様に貢献できるものと期待しております。
2.製品の概要
非イオン性造影剤「オプチレイ(R)注」は、マリンクロットが開発し、1989年に米国で発売されました。日本においては1992年にマリンクロットメディカル株式会社(現マリンクロットジャパン)が製造販売承認を取得し、販売を開始いたしました。現在は、世界50カ国以上で承認・販売されており、発売以来多くの医療機関で使用されております。
※参考資料は、添付の関連資料を参照
3.日程
(1)取締役会 2013年10月15日
(2)販売開始 2013年12月1日(予定)
4.相手先の概要
■Mallinckrodt plc
設立年月 :2013年6月
本社所在地 :Dublin,Ireland
代表者 :Mark Trudeau,President and Chief Executive Officer
資本金 :USD2.1billion
事業内容 :約70ヶ国の地域で5,500人の社員を擁し、新薬、ジェネリックの製造販売、医療画像分野では造影剤、及び核医学画像用医薬品の製造販売を行っている世界的なスペシャルティ医薬品製造会社(ホームページ:http://www.mallinckrodt.com.)
■Mallinckrodt AG
設立年月 :2013年2月
本社所在地 :Hinterbergstrassse 20,6330 Cham,Switzerland
代表者 :Dale Rees
資本金 :CHF 100,000
事業内容 :マリンクロットグループの医薬品、原料、診断薬、及び医療機器の製造、販売、並びに知財関係の取引を行うMallinckrodt plcの子会社。
■マリンクロットジャパン株式会社
設立年月 :2012年8月
本社所在地 :東京都文京区後楽1丁目4番14号
代表者 :代表取締役社長 上田 隆
資本金 :5,000万円
事業内容 :医薬品、医薬品原料、医療診断薬、その原料の製造、輸入、販売を行うマリンクロットグループの日本法人。
5.今後の見通し
本件による当期(2014年9月期)の連結業績への影響につきましては、現在精査中のため確定次第速やかに開示いたします。
以上