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富士通、多様なネットワークに安全に機器とクラウド間を接続する通信技術を開発

2013-10-16

世界初!M2M対象機器の多様なネットワークに手間なく安全に接続するM2Mサービスを提供

コストを意識せずに多種多様なデータ収集が可能になり、M2Mの利活用シーン拡大に貢献


 当社は、このほど、広範囲または遠隔地に点在するあらゆる機器の情報収集に向けて、それぞれの機器により異なる多様なネットワークに対し、手間なく安全に機器とクラウド間を接続する独自の通信技術を開発しました。本技術を採用し、強化した「FUJITSU Managed Infrastructure Service FENICSII M2Mサービス(フジツウ マネージド インフラストラクチャーサービス フェニックスツー エムツーエム サービス)」を、12月上旬より販売開始します。

 本サービスにより、多様なネットワークを柔軟に組み合わせてセンターに通信でき、例えばモバイル回線のみでM2Mシステムを構成した場合と比較し、既設の企業イントラネットの利用とモバイル回線を組み合わせることで、初期費用および運用コストをトータルで10分の1に抑えることが可能です。また、機器のネットワークの種類ごとに開発が必要だった高価な専用システムが不要になります。

 これにより、ハイエンドの産業設備機器に限定して行われていたアフターサービスやマーケティング情報への活用といったM2Mサービスを、ローエンドの機器にまで広げることや、同様の仕組みをオフィス機器や店舗機器、医療機器など幅広い機器に適用することができます。

 当社は、継続的にネットワークサービスの強化を行い、人・モノ・拠点をシームレスにつないでお客様ビジネスをインタラクティブ化し、付加価値向上を実現していきます。


 [関連リンク]「FENICSIIM2Mサービス」紹介サイト>>
         http://fenics.fujitsu.com/networkservice/m2m/


 本サービスは、10月9日(水曜日)から11日(金曜日)に開催される「ITpro EXPO 2013」にて展示します。

  ※図1は、添付の関連資料を参照


 昨今、企業において、販売機器の競争力を高めるためのアフターサービスや収益拡大に向けた付加サービスが求められる中、機器から取得できるデータ活用の重要性が増しています。そのため、機器に通信機能を取り付け、これまで直接行かなければ把握できなかった機器の状態や販売状況などの情報を遠隔地からモニタリングし、その情報をどこからでも活用することができるM2Mサービスが注目されています。

 一方、機器データの収集には、機器1台ごとに専用のモバイル通信網を新たに構築することが必要なため、ハイエンドな産業設備機器での適用に留まっているのが現状です。また、オフィス機器などの分野では、既設の企業イントラネットやインターネットを利用して機器データを収集する仕組みが提供され始めましたが、専用に設計した高価な組み込みサーバなどが必要なため、広く普及していませんでした。

 当社は、機器が持つ多様なネットワークに対し、個別開発することなく機器とクラウド間を接続し、かつセキュリティを確保した安全なネットワークシステムを構築する「FENICSII M2Mサービス」を新たに提供します。

 今後も、当社は、2013年6月24日に発表したビッグデータの新体系「FUJITSU Big Data Initiative(フジツウ ビッグデータ イニシアチブ)」に基づき、ビッグデータ利活用を支援することでお客様と社会のイノベーションを支えていきます。


<本サービスの特長>

 1.1台の通信機器で多様なネットワークに対応
  対象となる機器の設置状況に合わせて、モバイル、インターネット、既設の企業イントラネットなど、多様なネットワークをクラウド接続用のネットワークとして利用することができます。また、設置するだけの簡単操作で、従来のような組み込みサーバを利用した専用システムが不要になります。さらに、1台のM2M通信機器「FUJITSU Managed Infrastructure Service FENICSII M2M−GW(フジツウ マネージド インフラストラクチャーサービス フェニックスツー エムツーエム ゲートウェイ)」で最大110台の対象機器を管理できます。これにより、M2Mシステム構築にかかる初期費用および運用コストを大幅に削減できます。

  ※参考写真は、添付の関連資料を参照


 2.既設ネットワーク利用時のセキュリティを確保
  通信の暗号化、センターとの通信が必要な場合に限定した接続(特許出願中)、対象機器の通信のみとするアクセス制御、証跡管理、エンドユーザー操作による接続抑止といった機能により、セキュアーなネットワークを構築できます。

 3.ネットワークアドレスの重複回避による簡単導入
  企業が独自に付与している既設ネットワークのアドレス体系がサービスを利用する他企業の機器アドレスと重複していても、通信可能とする双方向でのアドレス変換技術(特許出願中)を提供します。これにより、エンドユーザーにとって、他システムとの重複アドレス回避のために、利用機器のネットワーク設定変更やネットワーク設計の見直しをすることなく、簡単に安全にM2Mサービスに対応させることが可能になります。また、サービスの提供者は、複数のエンドユーザーネットワークアドレスが同一でも矛盾することなく、単一のネットワークであるかのように効率的なサービスが提供できます。


<利用シーン>
 個別開発が不要なため、機器の製造メーカーだけでなく設備管理サービス事業者にも活用できます。

  ※図2は、添付の関連資料を参照


<販売価格、および提供時期>

  ※添付の関連資料を参照


<販売目標>
 今後、3年間で50億円。


<商標について>
 記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。


以上


[関連リンク]
 ・「FENICSIIM2Mサービス」紹介サイト
  http://fenics.fujitsu.com/networkservice/m2m/
 ・ビッグデータ活用によるお客様・社会のイノベーションの加速に向け「FUJITSU Big Data Initiative」として新たに体系化(2013年6月24日 プレスリリース)
  http://pr.fujitsu.com/jp/news/2013/06/24.html


〔本件に関するお問い合わせ〕
 富士通コンタクトライン
 0120−933−200
 受付時間:9時〜17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


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