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三菱電機、米国で自動車用電装品の生産体制強化で約70億円投資
自動車用電装品の生産ラインへ約70億円の設備投資
米国における自動車用電装品の生産体制強化
三菱電機株式会社は、米国Mitsubishi Electric Automotive America, Inc.(三菱電機オートモーティブ・アメリカ)に約70億円を投資し、自動車用電装品の生産体制を強化します。高効率オルタネーターは2014年1月に、電動パワーステアリング用モーターコントローラーユニットは2014年10月に量産開始し、それぞれ2016年に年間約130万台の生産を目指します。
*参考画像は添付の関連資料を参照
<投資の背景>
米国では、自動車販売が一時の落ち込みから着実に回復しており、また燃費規制が強化されるなど自動車の低燃費化への要求が強まりつつあります。
当社は今回、低燃費を実現する高効率オルタネーターと電動パワーステアリング用モーターコントローラーユニットの米国での現地生産体制を強化します。小型・軽量・高効率・高出力化を実現した製品を投入することにより、事業規模拡大を図ります。
<製品の概要>
1.高効率オルタネーター(メイソン本社工場)
・ステータ巻線の高密度化や部品の冷却構造改善により、小型化・高効率化を実現
2.電動パワーステアリング用モーターコントローラーユニット(メイズビル工場)
・モーターとコントローラーの一体化による小型化に加え、当社独自のポキポキモーター(※1)と電磁気設計の最適化により高出力化を実現
※1:広げた鉄心にコイルを巻いてから丸める当社独自の技術を用いたモーター
<Mitsubishi Electric Automotive America, Inc.の概要>
社名 :Mitsubishi Electric Automotive America, Inc.
代表者 :中垣 伸幸
所在地(本社):米国オハイオ州メイソン
資本金 :USD 28,000,000(約28億円)
設立 :1987年6月
従業員数 :820人
事業概要 :自動車用電装品の製造・販売・開発