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NTTデータ、クラウド基盤の選定などを行うクラウドブローカーサービスを提供開始
クラウドブローカーサービスの提供について
〜顧客ニーズに最適なクラウド基盤の選定から複数クラウド基盤の統合的な管理・運用をサポート〜
株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)は、顧客ニーズに最適なクラウド基盤の選定や複数クラウド基盤の統合管理・運用をサポートする、クラウドブローカーサービスの提供を開始します。
具体的には多様化する顧客の個別要件に最適なクラウドを選択し提供する「マルチクラウドインフラ提供サービス」と、2014年には複数のクラウドを組み合わせて統合管理する「マルチクラウドコントロールサービス」の2つを提供します。
「マルチクラウドインフラ提供サービス」には、これまで提供してきたクラウドサービスに加え、アマゾン ウェブ サービス(以下、AWS)に対応した「BizXaaS?プラットフォームサービス Flex−A」の提供を新たに開始します。
これらのサービスにより、従来のプライベートクラウドに加え、パブリッククラウドや自社運用であるオンプレミスを組み合わせたハイブリッドクラウドへの対応を強化し、顧客のクラウド導入をサポートします。
NTTデータは、2015年度末までにクラウドブローカー関連ビジネスにおいて100億円の売上を目指します。
【背景】
クラウドサービスの市場規模は2012年度から年平均32.0%の成長を続け、2017年度には2兆円を超えると予測されています。(注1)現在企業が利用するクラウドサービスはプライベートクラウドが主ですが、安価・時間課金・柔軟性などの特長を持つパブリッククラウドの利用も拡大しています。
昨今では大規模な企業システムでクラウド基盤を活用するケースや、複数のサービスを組み合わせた最適な連携を求められるケースが顕在化しています。SI業界においては従来のオンプレミスに比べて短時間でシステムを構築することや、使用したリソースのみの従量課金によるコストの抑制などの特長を生かし、プライベートクラウドとパブリッククラウドを組み合わせて多様化・複雑化する顧客個別要件への柔軟な対応が求められています。
このような背景から、今回NTTデータはBizXaaS プラットフォームサービスを強化し、クラウド基盤のラインナップを拡充した「マルチクラウドインフラ提供サービス」と、「マルチクラウドコントロールサービス」を提供することとしました。
【概要】
クラウドブローカーサービスでは、個別要件に最適なクラウドを選択し提供する「マルチクラウドインフラ提供サービス」と、複数のクラウドを組み合わせて統合管理する「マルチクラウドコントロールサービス」を提供します。
■マルチクラウドインフラ提供サービス
複数のクラウドサービスを取りそろえ、顧客の個別要件に合わせてそれぞれのサービスを組み合わせて提供します。
これまでNTTデータは自社データセンターやNTTコミュニケーションズのパブリッククラウド「Bizホスティング Cloudn」(注2)を利用し、クラウドサービスを提供してきました。それらのサービス提供により蓄積してきたノウハウを活用し、顧客ニーズにより柔軟に対応するため、今回AWSをラインナップに追加しました。さらに今後ディメンションデータが提供するManaged Cloud Platformにも対応予定です。
これにより顧客はそれぞれのクラウドサービスを意識せずに要求にあった最適な基盤を利用することが可能になります。
■マルチクラウドコントロールサービス
NTTデータでは従来のシステム運用と、クラウドの特長を踏まえた運用を一元的に実現可能なマルチクラウドコントロールセンターを立ち上げ、リソースの拡縮・プロビジョニング・運用自動化等の機能を提供します。さらに、それらの機能を利用した運用業務を一括して代行するアウトソーシングサービスを提供します。
本サービスを利用することにより、顧客はシステム運用を気にせずクラウドサービスを利用することが可能になります。
図:NTTデータのクラウドブローカーサービス
・添付の関連資料「図」を参照
<「マルチクラウドインフラ提供サービス」におけるクラウドサービスラインナップの拡充>
■『BizXaaS プラットフォームサービス Flex−A』の提供開始
AWSのクラウド基盤をベースに、そのサービス利用時に必要となるシステム運用、バックアップサービスを付加した包括的なメニューとして、『BizXaaS プラットフォームサービス Flex−A』を新たにラインナップに追加しました。
【サービスの特長】
・AWSサービス利用までのリードタイム短縮
顧客がシステム利用にあたり必須となるシステム監視、バックアップサービスをワンストップで提供することで、すぐに利用可能な状態でクラウド環境を提供します。
・AWSサービス利用時の手続き代行
利用アカウント発行、日本円での請求書払い対応、AWSの各サービスの利用上限緩和申請など、円滑にAWSのサービスを利用するための各種手続きを代行します。
・参考資料は、添付の関連資料「参考資料1」を参照
※サービス名称の変更について
NTTデータが提供する一部のクラウドサービスについて、名称を変更します。新サービスも含めたサービス体系は下記のとおりです。
・参考資料は、添付の関連資料「参考資料2」を参照
【今後について】
NTTデータではクラウドブローカー関連ビジネスで2015年度末までに100億円の売上規模を目指します。顧客のニーズにいち早く対応できるよう、サービスラインナップを強化していくことで、今後もクラウド市場の拡大に積極的に取り組んでいきます。
【関連情報】
「Hinemos?クラウド管理オプション」
NTTデータでは2013年5月27日より、複数のクラウド環境を一元管理可能なソリューションとして、Hinemosクラウド管理オプションの提供を開始しています。本リリースにおけるマルチクラウドコントロールサービスの一部の機能において、このHinemosクラウド管理オプションの利用を想定しています。
http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2013/052700.html
(注1)MM総研による市場予測
(注2)Bizホスティング Cloudn:NTTコミュニケーションズ株式会社が提供する、優れたコストパフォーマンスで、高い信頼性と拡張性を求められるスケーラブルなシステムを構築できるパブリッククラウドサービスです。
*「BizXaaS」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
*「Managed Cloud Platform」は日本国内における株式会社ディメンションデータの登録商標です。
*Amazon Web Services、アマゾン ウェブ サービス、およびAWSはAmazon.com,Inc.またはその関連会社の商標です。
*その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。