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JOGMEC、九州の「くじゅう」と「霧島」の両地域で「地熱資源ポテンシャル調査」を開始
「地熱資源ポテンシャル調査」の開始
〜地熱資源調査を効率的に実施して地熱資源開発を促進するため、
最新の空中物理探査手法による広域調査を開始〜
JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:河野博文)は、地熱資源調査を効率的に実施して地熱資源開発を促進するため、10月初旬から九州の「くじゅう」地域及び「霧島」地域において、ヘリコプターを用いた最新の手法による空中物理探査を開始します。
1.わが国に賦存する世界第3位の地熱資源を有効に活用するためには、個別地域における地熱資源調査が必要不可欠であるため、こうした地域の調査を効率的に行うことが必要となっています。
2.このため、JOGMECでは、国による地熱資源調査支援事業の一環として、広域において地熱資源のポテンシャル評価(地熱資源量評価)を効率的に行うべく、九州の「くじゅう」地域及び「霧島」地域においてヘリコプターを用いた空中物理探査「地熱資源ポテンシャル調査」を開始します。
3.この空中物理探査で取得したデータと、既存のデータや文献と合わせて総合的に解釈することで、地熱ポテンシャルの評価が可能となります。今回は、地熱資源ポテンシャルが高く、かつ既往調査が多く行われている「くじゅう」地域及び「霧島」地域で調査を行い、その後は順次、各地で実施していく方針です。
4.また、得られた調査結果は防災(地すべり、火山活動等)や温泉保全等の用途にも有用と考えられ、関係省庁や関係自治体等に提供していく方針です。
以上
〈調査詳細〉
(1)調査地域
<くじゅう地域>
1)調査時期:10月初旬〜10月中旬
2)調査地域の面積:約550km2
<霧島地域>
1)調査時期:10月中旬〜10月下旬
2)調査地域の面積:約280km2
(2)作業主体:株式会社フグロジャパン
※調査地域位置図・参考は、添付の関連資料を参照