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フィリップス、機能向上させた医療従事者向け手動式除細動器を発売
フィリップス、医療従事者向けの手動式除細動器
「ハートスタートXL+(エックスエルプラス)」を発売(*1)
−ロングセラーモデルを一新。より機能を向上させた手動式除細動器−
株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:ダニー・リスバーグ、以下 フィリップス)は、10月1日より、医療従事者向けの手動式除細動器「ハートスタートXL+」の販売を開始することを発表しました。
「ハートスタートXL+」は、10年来のロングセラーモデルである手動式除細動器「ハートスタートXL(エックスエル)」のほとんどの機能を受け継ぎ改善し、また医療従事者の方々からのご要望を組み入れ新たな機能を搭載し、フィリップスの除細動技術を結集した手動式除細動器です。「ハートスタートXL+」は、1985年にグローバルで販売開始したHP43100A以降、フィリップスが日本で販売している手動式除細動器としては5世代目のものとなります。
※製品画像は、添付の関連資料を参照
今回の「ハートスタートXL+」は、人間工学に基づいたダイアル式の除細動ノブの採用や、最大3波形と測定値およびアラーム設定値を表示する大型マルチカラーディスプレイ、AED小児モード等の新たな機能を搭載し、医療従事者の使いやすさにこだわって設計された手動式除細動器です。
*1:今回販売する「ハートスタートXL+」は医療従事者向け手動式除細動器であり、一般の方々はご使用になれません。
<「ハートスタートXL+」の特長>
1.使いやすさへのこだわり
迅速な救命活動の実現のため、コントロールパネルは人間工学に基づき使いやすく改善し、ダイアル式の除細動ノブにより電源のオン/オフ、モードおよびエネルギーの選択を1つのノブで行うことができます。大型マルチカラーディスプレイ(6.5インチ)を採用し、一度に最大3波形と測定値およびアラーム設定値(パラメータバー)を表示することができます。使用準備完了インジケータにより、除細動器が使用できる状態であるか一目で確認することもできます。また、パッドなどの消耗品やECGケーブルなどのアクセサリは、フィリップス社製手動式除細動器であるハートスタートXLやハートスタートMRx、ならびにフィリップス社製AED(自動体外式除細動器)ハートスタートシリーズと共通です。さらにフィリップスの生体情報モニタと同じ接続ポートを備えており、同じモニタリング用ケーブル/センサを使用することができるため、在庫管理の簡便化やコストの削減にもつながります。
2.進化し続けるテクノロジー
SMART Biphasic波形(*2)による除細動を採用し、リアルタイムインピーダンス補正テクノロジー(*3)により患者に合わせて出力波形が調整されます。AEDモードでのクイックショックと、マニュアルモードで最短クラスの充電時間(成人に対する標準的な除細動エネルギーの充電時間:3秒)により、ハートスタートXL、ハートスタートMRxに比べ、心肺蘇生(CPR)の中断を最小限に抑えます。AEDモードでは小児にも対応しています。また、モニタリングでは、フィリップスの生体情報モニタと同じ心電図(ECG)アルゴリズム/アラームを使用し3誘導/5誘導心電図、心拍数、動脈血酸素飽和度(SpO2)(オプション)、非観血血圧(オプション)の測定を行います。時間の経過に沿ってパラメータのトレンドを記録し、表示やプリントも可能です。
3.救命の質の向上へ
症例データはUSBドライブにコピーして、専用のソフトウェアであるHeartStart Event Review等に転送できます。HeartStart Event Reviewでは症例データ全体を取り込んで保管することができ、事後レビューに役立てることができます。また、必要に応じてレポートを他の医療従事者と共有することも可能です。
*2:SMART Biphasic波形とは、体外式除細動器においてフィリップスが日本で最初に使用した二相性波形であり、すべてのハートスタートAEDにも採用されています。
*3:リアルタイムインピーダンス補正テクノロジーとは、胸部抵抗値(インピーダンス)に応じて、最適な出力波形に調整するテクノロジーです。
<日本におけるフィリップスについて>
株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、1953年に日本電子開発株式会社としてフィリップス製品の日本市場への輸入を開始し、いくつかの企業統合や社名変更等を経て2005年に社名を株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンに変更しました。現在は、ヘルスケア、ライティング、コンシューマーライフスタイル等の事業部から構成されています。2008年には、呼吸器、睡眠治療器などを扱うフジ・レスピロニクス株式会社を傘下に入れ、同社は2010年に社名をフィリップス・レスピロニクス合同会社としました。株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、フィリップス・レスピロニクス合同会社と合わせて約1,700名の従業員を擁し、全国約80ヵ所に事業所を展開しています。株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンの詳細につきましてはホームページをご覧ください。(http://www.philips.co.jp)
<ロイヤル フィリップスについて>
ロイヤル フィリップス(NYSE:PHG,AEX:PHI)は、人々の生活の向上を目指して常に革新的であり続け、ヘルスケア、コンシューマーライフスタイル、ライティング分野において健やかで満ち足りた暮らしを提供する企業です。本社はオランダで、2012年の売上は248億ユーロ、世界100ヵ国以上に約115,000人の従業員を擁しています。循環器疾患ケアや急性期疾患の診断治療とホームヘルスケア、省エネ照明ソリューション、新たな照明アプリケーション、および男性用シェーバーやグルーミング、オーラルヘルスケアにおいてリーダーシップを発揮しています。ニュースリリースについてはホームページをご覧ください。(http://www.philips.com/newscenter/)