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パナソニック、車載ECUの電源回路に最適な「車載パワーチョークコイル」を製品化
車載ECUの電源回路の省スペース化や精密制御の実現に貢献
小型・高効率電源回路向け「車載パワーチョークコイル」を製品化
業界トップレベル(※1)の低直流抵抗で、小形化、大電流を実現
*製品画像は、添付の関連資料を参照
製品名 :車載パワーチョークコイル
シリーズ名 :PCC−M0530Mシリーズ、PCC−M0540Mシリーズ
量産開始 :2013年10月
サンプル価格:500円/個
月産数量 :700万個/月
パナソニック株式会社オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は、HEV、EV、ガソリン車などのECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)の電源回路に最適な業界トップレベル(※1)の低直流抵抗[1]で小形化、大電流などを実現した「車載パワーチョークコイル[2]」を製品化しました。
車載のエンジンECUは環境や燃費への高い要求を達成するために、燃焼、吸気、排ガスの高速で精密な制御をはじめ制御数の増加が進んでいます。またエンジン以外のECUも増加する傾向にありECUの小形、統合、軽量化要求も高まっています。これに伴い、ECUのCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)は高周波、低電圧化が進みCPUを駆動する電源回路は高効率のDC/DCコンバータ[3]で構成されるケースが一般的になっています。このような中、DC/DCコンバータ部に搭載されるパワーチョークコイルには、小形で大電流とともに耐熱性、耐振動性が求められています。当社では、業界トップレベル(※1)の低直流抵抗で市場のニーズにお応えする車載用電源回路に最適な「車載パワーチョークコイル」を製品化しました。
【特長】
業界トップレベル(※1)の低直流抵抗(直流抵抗:36mΩ)で次の特長を有しています
1.小形化(5mm角)、大電流対応でECUの電源回路の省スペース化に貢献
形状:縦5.0×横5.5×高さ4mm 当社従来品(※2)体積比 約40%減
電流値:4.0A
2.低損失で電源の高効率化が可能。ECUの増加や制御数の増加への対応に貢献
また放熱などの回路設計が容易
3.優れた耐熱性、耐振動性により、車載ECUの厳しい環境下に最適
耐熱性:150℃/2000h、耐振動性:5Hz〜2kHz/15G
(※1)2013年9月30日現在 メタルコンポジットコア構造のチョークコイルとして(当社調べ)
(※2)当社従来品:PCC−M0645Mシリーズ
【用途】
HEV、EV、ガソリン車などのエンジンECU、各種EUCの電源回路
*特長の詳細説明などは、添付の関連資料を参照