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村田製作所、東京電波と共同で車載用水晶振動子を開発

2013-09-27

東京電波との協働で従来より約4割小型化!
車載用水晶振動子"HCR(R)"の商品化について

 ※製品画像は添付の関連資料を参照

<要旨>
 株式会社村田製作所は、車載用水晶振動子"HCR(R)"(以下、HCR(R))を商品化しました。当製品は、本年8月1日に完全子会社化した東京電波株式会社(以下、東京電波)との共同開発品で、当社独自のパッケージを使って設計することによって従来品より37%小型化することに成功しました。今後車載用だけでなく水晶部品市場全般でのラインアップを拡充させるべく、連携強化してまいります。

 なお当製品は、2013年10月1日(火)〜10月5日(土)に千葉県幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2013」にて展示いたします。


<背景・概要>
 近年、車載用ECUはCAN(*1)やFlexRay(*2)などの車内LANにつながり、大量のデータを瞬時に処理するため高精度で高品質なクロックが求められています。その要求に応えるため、当社は車載用電子機器に広く使用されているセラミック発振子(セラロック(R))(*3)のパッケージ基本構造を踏襲して内部に水晶素子を搭載したHCR(R)を開発・商品化しました。HCR(R)は2009年4月に東京電波との共同開発でHDDやUSB、NFC等の民生、通信用途で既に商品化されていますが、今回、車載用として展開するにあたり、Power Train系の主要クロックである12MHzから24MHzの周波数範囲を、2.5×2.0mmの小型サイズで商品化しました。


<用語説明>
 *1 CAN:Controller Area Networkの略。車内で使用されるネットワーク通信の一種。現行の車両には広く標準的に使われている。
 *2 FlexRay:車内で使用されるネットワーク通信の一種。通信速度が速く、リアルタイム性があるため、車両の直接制御(ブレーキ、ステアリングなど)にも使用することができる。
 *3 セラロック(R):使い勝手と経済性の高さが特徴で、車載用ではこれまでエアバッグやパワーウィンドウ、メーター、カーナビゲーションなどで広く使用され、車載市場で広く採用されている。


<用途>
 ・エンジンECU
 ・ブレーキECU(ABS/ESC)
 ・電動パワーステアリングECU(EPS)など
 *ECU:Electric Control Unit


<品番>
 ・XRCHA−F−Aシリーズ
  例:XRCHA16M000F0A01R0(16MHz)
     XRCHA16M000F0A01R0(20MHz)


 ※外形寸法図、製品仕様は添付の関連資料「参考資料」を参照


<サンプル価格>
 100円(予定)


<関連ニュースリリース
 >株式会社村田製作所による東京電波株式会社の完全子会社化について
  http://www.murata.co.jp/new/news_release/2013/0801b/index.html

「お客様からのお問い合わせ先」
 >こちら
  https://www.murata.co.jp/contact/product/contact.php?g_product_category=resonator

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