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住友商事、独社と航空機エンジンリースの共同事業を開始

2013-09-20

ドイツ連邦共和国MTU Aero Engines社と航空機エンジンリースの共同事業を開始


住友商事株式会社(本社:東京都中央区、取締役社長:中村 邦晴、以下「住友商事」)は、ドイツ連邦共和国の航空機エンジン製造・整備大手MTU Aero Engines社(本社:ドイツ連邦共和国ミュンヘン市、CEO:エゴン・ベーレ、以下「MTU社」)と航空機エンジンリース事業の共同展開を目的とした合弁会社2社をオランダ王国アムステルダムに設立することにつき合意いたしました。

具体的には、MTU社とともに中長期エンジンリース事業を主体とする「Sumisho Aero Engine Lease B.V.」を、またMTU社の100%子会社であるMTU Maintenanceとともに短期エンジンリース事業を主体とする「MTU Maintenance Lease Services B.V.」を年内に設立する予定です。

住友商事は、長年に亘り民間航空機ビジネスとして航空機・エンジンのオペレーティングリース事業、機体売買、エンジン整備、部品供給など航空アフターマーケット市場に注力してきました。

近年、多額の初期投資の回避、資産のオフバランス化の必要性などから、航空機用スペアエンジンは航空機本体と同様にエアラインが長期リース形式で導入する需要が増加しております。また格安航空の台頭も相まって、エアラインがより効率的な運営を目指して必要な時(エンジン整備時等)のみスペアエンジンを短期リースで手配する傾向も高まっております。

今回独立系エンジン整備会社としては世界最大のMTU社と共同で立ち上げるエンジンリース事業は、住友商事の資金力・長期リースの知見とMTU社の整備力・短期リースノウハウを組み合わせ、今後のエアライン業界の幅広いニーズに対応する新しい試みです。

住友商事は、昨年6月に三井住友ファイナンス&リースとともに約73億ドルで英大手銀行ロイヤル・バンク・オブ・スコットランドの航空機リース事業を共同で買収し、事業会社としてSMBC Aviation Capitalをアイルランドに設立しております。SMBC Aviation Capitalでの航空機リースをコア事業に位置付け、同事業とのシナジー効果が期待されるエンジンリース、MTU社での整備を含めた対エアライン向けパッケージ型ビジネスの展開を図っていきます。


【MTU社概要】
社名  : MTU Aero Engines
設立  : 1911年
所在地 : ドイツ連邦共和国ミュンヘン
代表者 : エゴン・ベーレ
資本金 : 2012年 1,089.3百万ユーロ
事業内容 : 航空機エンジン製造および整備事業
売上高 : 2012年 3,379 百万ユーロ
備考  : 住友商事は、2006年よりMTU Maintenanceの行うエンジン整備事業の対日
       代理店を務めており、各国内航空会社への売り込み活動を行っております。

【Sumisho Aero Engine Lease B.V.概要】
設立  : 2013年12月(予定)
所在地 : オランダ アムステルダム
株主  : 住友商事グループ 90パーセント、MTUグループ 10パーセント
事業内容 : 中長期航空機エンジンリース

【MTU Maintenance Lease Services B.V.概要】
設立  : 2013年12月(予定)
所在地 : オランダ アムステルダム
株主  : 住友商事グループ 20パーセント、MTUグループ 80パーセント
事業内容 : 短期航空機エンジンリースおよび関連サービス



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