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矢野経済研究所、韓国のスマートフォンゲーム市場に関する調査結果を発表
韓国スマートフォンゲーム市場に関する調査結果 2013
〔調査要綱〕
矢野経済研究所では、次の調査要綱にて韓国のスマートフォンゲーム(アプリ)市場に関する調査を実施した。
1.調査期間:2013年1月〜7月
2.調査対象:韓国のゲーム開発企業、スマートフォンゲームプラットフォーマー
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e−mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用
<スマートフォンゲーム市場とは>
本調査におけるスマートフォンゲーム(アプリ)市場は、モバイルゲームのうちスマートフォンゲーム(アプリ)を対象とし、有料アプリ販売やアイテム課金等のアプリ内課金など、ユーザーへの課金金額で算出した。広告収入は含まない。
〔調査結果サマリー〕
◆2012年の韓国スマートフォンゲーム(アプリ)市場は7,600億ウォン
2012年7月に、韓国最大のユーザーを持つスマートフォンメッセンジャーアプリの「Kakao Talk」がゲームサービス(カカオゲーム)をスタートしたことで、市場は飛躍的に拡大した。2012年のスマートフォンゲーム(アプリ)市場規模を、前年比79.4%増の7,600億ウォン(事業者売上高ベース)と推計した。
◆韓国のゲーム業界がスマートフォンゲーム開発のための体制へ
カカオゲームのプラットフォームを利用することで、スマートフォンゲーム(アプリ)開発企業は、ベンチャー企業でも単独での展開が可能となった。そのため、大手・中堅のゲーム開発企業は新規ゲームタイトルの確保が困難になりつつあり、自ら開発子会社を設立したり、開発会社(スタジオ)を買収したり、スタートアップ向けインキュベータープログラム等を展開するなど、新規ゲームタイトル及び人材確保に努めている。業界構造は、徐々にスマートフォンゲーム開発のための体制に変わりつつあると考える。
◆2013年の韓国スマートフォンゲーム(アプリ)市場を1兆2,500億ウォンと予測
2013年もカカオゲームの勢いは止まらず、それ以外にも海外ゲームタイトルなどの人気も高く、さらに市場は活況を呈している。2013年のスマートフォンゲーム(アプリ)市場規模は、前年比64.5%増の1兆2,500億ウォン(事業者売上高ベース)になると予測する。
〔資料発刊〕
資料名:「2013 韓国スマートフォンゲーム市場の現状と将来展望」
http://www.yano.co.jp/market_reports/C55103100
※リリースの詳細は添付の関連資料「オリジナルリリース」を参照