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チェック・ポイント、HyperSpect技術活用のサイバー・セキュリティ・プラットフォームを提供

2013-09-12

チェック・ポイント、ゼロデイ攻撃に対抗するThreatCloud Emulation Serviceの利用を可能にした「Check Point R77」を発表

最大50%のパフォーマンス向上を実現する最新のHyperSpect(TM)技術を活用した
業界トップレベルのサイバー・セキュリティ・プラットフォームを提供



 ゲートウェイからエンドポイントまでの包括的セキュリティを提供するチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 本富顕弘)は本日、数々の受賞歴を誇るSoftware Bladeアーキテクチャをベースとするソフトウェアの最新版「Check Point R77」を発表しました。R77では、未知の脅威に対抗する最新のThreatCloud Emulation Service、パフォーマンス拡張技術であるCheck Point HyperSpect(TM)、Check Point Compliance Software Blade、新しい集中デバイス管理機能、RADIUSおよびIF−MAPの統合によるユーザ・アイデンティティ認識機能の拡張、および統合型セキュア・オペレーティング・システムCheck Point’s GAiA(TM)の強化を含む50種以上の製品強化が実現されています。

 今日のサイバー犯罪は目まぐるしい進化を見せており、水面下で活動する新しい攻撃や、ターゲットに応じて細かくカスタマイズされたマルウェアによる攻撃などが横行しています。作成、配布される新種マルウェアの数は、1日あたり平均70,000〜100,000にも及ぶと推定されています(別注1)。次々と出現するマルウェアは、組織を狙う洗練された攻撃や未知の攻撃が増え続けている実態の表れです。同時に、ビジネスにとって重要性の高い、ネットワーク・パフォーマンスの要件も驚異的なペースで高くなっています。

 こうした環境下では、脅威対策機能と高速な処理が可能なセキュリティ・インフラストラクチャおよび自動化された法令遵守対応機能のすべての要件が必要とされています。Check Point R77は、幅広い脅威に対応するセキュリティ、コンプライアンス監視および実運用環境における大幅な性能向上を、既存のゲートウェイに対し総合的に提供します。

 チェック・ポイントの製品担当バイスプレジデントであるドリット・ドール(Dorit Dor)は、「昨今、自社ネットワークを保護するためには、常に犯罪者の先手を取ることが必要です。最適なプラットフォームとセキュリティ保護を提供するR77は、お客様にとって最高のビジネス・パートナーとなるでしょう。
 最適化されたパフォーマンス、クラウド・ベースの脅威エミュレーション、自動化されたコンプライアンス監視といった特徴を有するSoftware Bladeアーキテクチャは、今日市場に出回っている多層防御セキュリティ・ソリューションの中で最高レベルの包括性を実現できるよう、基礎から上位レイヤの要素まで総合的に考慮し設計されています」と述べています。

 最新のR77 Software Bladeの主な特徴は次のとおりです。

■Check Point ThreatCloud Emulation Service
 チェック・ポイントのThreatCloud Emulation Serviceは、未知の(ゼロデイ)攻撃、マルウェアの新亜種、標的型攻撃やAPT(Advanced Persistent Threats)からの感染を防ぎます。業界を牽引するチェック・ポイントの多層防御型の脅威対策ソリューションの一翼を担うThreatCloud Emulation Serviceは、電子メールの添付ファイルや、ファイルのダウンロード、Webコンテンツへの直接アクセスにおいて不審なファイルを発見すると、直ちに実行をエミュレートして不正活動の有無を確認し、その結果マルウェアと判断されたファイルを即座にブロックします。新たに見つかった脅威の攻撃情報は、クラウド上にナレッジ・ベースを構築する協調型ネットワークThreatCloudで共有され、他のお客様環境でこの脅威を自動的に防御できるようになります。

 2013年2月に発表されたチェック・ポイントのThreatCloud Emulation Serviceは現在、グローバルな組織全体で1か月にスキャンしたファイル数をベースとする新たなクラウド・サービスとして提供されます。1か月のファイル数は、組織のネットワーク上のセキュリティ・ゲートウェイ全体を対象とし、柔軟な拡張が可能なため、利用状況や業務拡大に応じてファイル数を増やすことができます。
 ThreatCloud Emulationは、Private Cloud Emulation アプライアンスでもご利用いただけます。

■Check Point HyperSpect(TM)
 R77は、インテリジェントかつハイパー・スレッディング技術を活用し、幅広い最適化およびアクセラレーションを通じて、ハードウェアの利用効率を最大限に高めた適応性の高いコンテンツ検査エンジンであるCheck Point HyperSpect(TM)が搭載された初の製品となります。
 HyperSpect(TM)を利用すると、あらゆるハイエンド・プラットフォームにおいてパフォーマンスの大幅な改善が可能となり、例えば実運用環境におけるパフォーマンスを最大で50%向上させることができます。

 R77への簡単なソフトウェア・アップグレードにより、同一のプラットフォーム上でチェック・ポイントのSoftware Bladeによる多層防御を活用して、パフォーマンスを犠牲にすることなくセキュリティを安全に統合することができます。HyperSpect(TM)は、処理能力を向上させ、インターネットの帯域幅を大量に消費するメディア・ストリーミングやHTTP通信など、最も広く使用されるインターネット・トラフィックに合わせて検査を最適化します。

■Check Point Compliance Software Blade
 チェック・ポイントのCompliance Software Bladeは、R77で標準搭載されます。
 2013年3月に発表されたCompliance Software Bladeは、各種規制の幅広い知識と300を超えるセキュリティ上のベスト・プラクティスを活用する、次世代ファイアウォールの統合および完全自動化を両立した業界初のコンプライアンス監視ソリューションです。ポリシーを変更した場合の即座の通知、チェック・ポイントのすべてのSoftware Bladeにおけるセキュリティ状況の継続的な評価、コンプライアンスとセキュリティを強化するための推奨案の提示により、外部のコンプライアンス要件や内部のセキュリティ要件の複雑さを軽減します。

 Desert Research Instituteのネットワーキング、データ・セキュリティ、コミュニケーション部門マネージャのウィリアム・ディッペル(William Dippel)氏は、「監査やセキュリティ評価に関するコンプライアンス面での懸念を解消してくれるこの製品は、当社にとって心強い味方です。規制遵守により効率的に取り組めるだけでなく、私たちがまだ把握すらしていない問題も示してくれるので、セキュリティ強化も達成できます」と述べています。

<その他の主な製品強化>

●新しい統合型集中デバイス管理機能:
 新しい集中デバイス管理機能は、複数のセキュリティ・ゲートウェイを効率的に運用管理することができます。集中管理コンソールであるSmartDashboardの新しいプロビジョニング機能は、複雑な環境における設定エラーを防ぎ、セキュリティ環境の運用管理コストの削減を実現します。どちらの機能も、実装する際に追加のライセンスは不要です。

●Check Point GAiA(TM):
 強化された統合型セキュア・オペレーティング・システムCheck Point GAiA(TM)は、ダウンタイムを90%削減したアップグレードおよびアップデートの高速化やセキュリティ管理者向けのWeb UIの利便性向上を実現しています。

アイデンティティ認識機能の統合:
 RADIUSとIF−MAPの統合によりユーザ・アイデンティティを取得することで、Windows以外の環境におけるユーザ認識の精度向上を実現しています。

●ライセンス取得における利便性の向上:
 R77では、チェック・ポイントのユーザ・センターとセキュリティ管理コンソールの間でライセンスのやり取りとデータ同期が自動化されるため、透過的なライセンス運用が図れます。

●価格と受注開始時期
 すでにチェック・ポイント製品をご利用のお客様は、無償でR77にアップグレードしていただくことができます。
 ThreatCloud Emulation Serviceではグローバルかつ組織全体のファイル数をベースとした料金体系を採用しており、1ヶ月あたり最大で10,000ファイルの検査を月額63,000円からお試しいただけます。

 R77およびThreatCloud Emulation Serviceは、各国のチェック・ポイント正規販売代理店を通じてご購入いただけます。チェック・ポイントのパートナーについては、http://partners.us.checkpoint.com/partnerlocator/をご覧ください。

 チェック・ポイントの代表取締役社長である本富顕弘は、「未知の攻撃、標的型攻撃への対策は、企業にとって避けられない課題です。
 日本市場では、この度リリースするR77の様々な機能の内、仮想サンドボックスThreat Emulation Software Bladeに注力し展開したいと考えます。弊社のサンドボックスは、お客様のネットワーク環境に合わせて、ローカルのアプライアンスまたはチェック・ポイントのクラウドThreatCloudでエミュレーションを実行できるユニークな構成です。また、セキュリティは日々の運用がカギとなります。弊社の長年の強みであるセキュリティ管理の面では、複数のデバイスのセキュリティ・ポリシーの作成からその実施までをSmartDashboardで統合し、運用管理することが可能となります。
 これは、企業の社内利用のみならず、サービス・プロバイダの新たなセキュリティ管理サービスにも、大きく貢献できるソリューションであると確信しています」と述べています。


 (別注1)2012年10月:Next−Generation Malware:Changing the Game in Security’s Operations Center,by Tim Wilson


 チェック・ポイントの最新情報:
 Twitter   :http://www.twitter.com/checkpointsw
 Facebook :https://www.facebook.com/checkpointsoftware
 YouTube  :http://www.youtube.com/user/CPGlobal


<Check Point Software Technologies Ltd.について>
 チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ・リミテッド(http://www.checkpoint.com)は、インターネット・セキュリティにおけるトップ企業として、セキュリティの複雑さと総所有コスト(TCO)を低減しつつ、あらゆるタイプの脅威からお客様のネットワーク環境を確実に保護するための妥協のないセキュリティ機能を実現しています。チェック・ポイントは、FireWall−1と特許技術のステートフル・インスペクションを開発した業界のパイオニアです。チェック・ポイントは、革新的セキュリティ技術であるSoftware Bladeアーキテクチャをベースとした一層の技術革新に努めています。
 Software Bladeアーキテクチャは、導入先に合わせカスタマイズすることで、あらゆる組織のセキュリティ・ニーズにも的確に対応できる、柔軟でシンプルなソリューションの構築を可能にします。チェック・ポイントは、技術偏重から脱却してセキュリティをビジネス・プロセスの一環として定義する唯一のベンダーです。チェック・ポイント独自のビジョン3D Securityは、ポリシー、ユーザ、実施という3つの要素を統合して情報資産の保護を強化し、導入環境のニーズに合わせて高度なセキュリティを確保できるようにします。チェック・ポイントは、Fortune 100社およびGlobal 100企業の全社を含む、何万ものあらゆる規模の企業や組織を顧客としています。数々の受賞歴のあるチェック・ポイントのZoneAlarmソリューションは、世界中で何百万にも及ぶお客様のPCをハッカー、スパイウェア、および情報窃盗から未然に保護しています。

 チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズの全額出資日本法人、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社は、1997年10月1日設立、東京都新宿区に拠点を置いています。

 (C)2013 Check Point Software Technologies Ltd.All rights reserved

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