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日本インシュレーション、カーテンウォール耐火パネルの固定工法を開発

2013-09-12

カーテンウォール耐火パネルで新商品
躯体に固定する施工方法で国土交通省建築指導課長の技術的助言に対応



 日本インシュレーション株式会社ではこの度,「カーテンウォールの構造方法について(技術的助言)」(平成20年5月9日付け国住指第619号)に対応した,カーテンウォール耐火パネル(スパンドレル部の耐火構造用)として,躯体(床スラブ,あるいははり)に耐火パネルを固定する新工法を開発し,PRを開始したので,お報せします。なお,価格は,定価を設定しておりませんので,要問合せとさせていただきます。

 平成20年5月9日付け国住指第619号「カーテンウォールの構造方法について(技術的助言)」によれば,スパンドレル(注),柱形その他これに類する部分を構成する材料は,火災時において容易に破損,脱落等を生じることがないようにするため,方立,無目等から構造的に切り離し,かつ,柱,床またははりに固定するものとする,とされています(別紙1)。
 従来のカーテンウォールは,スパンドレル部の耐火パネルをアルミ枠で挟むことで支持してきましたが,火災時には,アルミ枠が溶融・焼失すると耐火パネルが脱落し,上階延焼を生じる懸念がありました。ちなみに,アルミ材は660℃程度で溶融しますが,盛期火災時には火災室の温度は1000℃を超える場合もあります。

 そこで,当社では,躯体から耐火パネルを直接支持するための工法として,株式会社竹中工務店殿と共同で,次頁の図に示す工法を開発いたしました。
 耐火パネルに埋込み金物を予め挿入しておき,躯体に固定されたスチールプレートと埋込み金物をボルト接合することで,耐火パネルを躯体から支持する構造です。また,耐火パネルに座ぐりをいれ,塞ぎ板をはめ込むことで埋込み金物を隠して意匠性を改善するとともに,埋込み金物が直接加熱を受けることを防止しています。

 注)スパンドレル:外壁のうち上下に重なっている二つの窓その他の開口部の間の部分

◆参考資料:JIC技報 27号(抜粋),JICニュース 13号(抜粋)


以上


<会社概要>

 本社   :大阪市浪速区
 代表者  :社長 大橋 健一
 創業   :大正3年4月8日
 設立   :昭和24年1月14日
 売上高  :約90億円(平成25年3月期)
 資本金  :744百万円(平成25年4月)
 社員数  :356人(平成25年4月1日現在)
 URL    :http://www.jic-bestork.co.jp
 主な事業 :けい酸カルシウム系耐火・不燃建材,保温材の製造・販売/耐火被覆工事の設計・施工,工業用プラント保温工事の設計・施工


 ※以下、リリースの詳細は添付の関連資料を参照

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竹中工務店 国土交通省 耐火構造 浪速区 大阪市 資本金

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