リニアテクノロジー、高電力密度１A　LDO「LT１９６５」の高温度グレード・バージョンを販売

リニアテクノロジー、新製品「LT１９６５」Hグレードを販売開始
４０μVRMSノイズを特長とする高電力密度２０VIN、１AのLDOがHグレード温度範囲を＋１５０℃まで拡大



　リニアテクノロジー株式会社は、高電力密度１A　LDO「LT１９６５」の温度範囲が拡大された高温度（H）グレード・バージョンを販売開始しました。LT１９６５Hグレードは−４０℃〜＋１５０℃の動作温度範囲で仕様が規定され、高さの低い（０．７５mm）８ピンDFN（３mmx３mm）パッケージ、表面実装DD−Pakパワー・パッケージ、TO−２２０パワー・パッケージで供給されます。１，０００個時の参考単価は２．８０ドルからで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。製品の詳細情報は、リニアテクノロジーのWebサイトをご参照ください（http://www.linear-tech.co.jp/product/LT1965）。

　LT１９６５は全負荷範囲で３００mVのドロップアウト電圧を特長とし、１．８V〜２０Vという広い入力電圧範囲が可能で、出力電圧を１．２V〜１９．５Vの範囲で調整できます。出力ノイズが４０μVRMSなので、計測、RF、DSPおよびロジック電源システムにおけるノイズを低減し、スイッチング電源のポスト・レギュレーションに有用です。出力許容誤差は、入力、負荷、温度の全範囲で±３％以内に高精度で安定化されます。暗電流が動作時５００μA、シャットダウン時１μA未満と少ないので、高い出力ドライブ能力と低消費電流を必要とするアプリケーションに最適です。

　LT１９６５は、１０μFの小さい低ESRセラミック出力コンデンサを使用して安定性とトランジェント応答を最適化します。この小型の外付けコンデンサを使用する場合、他の多くのレギュレータのように直列抵抗を追加する必要はありません。逆バッテリ保護、逆電流防止、フォールドバック付き電流制限、熱制限などの保護回路を搭載しています。LT１９６５は大きい入出力電位差を必要とするアプリケーション向けに、きわめてコンパクトで熱効率の高いソリューションを提供します。

■LT１９６５　Hグレードの主な特長：
　・出力電流：１A
　・低ドロップアウト電圧：１Aの負荷で標準３００mV
　・超低出力ノイズ：４０μVRMS（※）
　・Hグレード：動作接合部温度範囲が−４０℃〜＋１５０℃
　・入力電圧範囲：１．８V〜２０V
　・調整可能な出力電圧：１．２V〜１９．５V
　・出力許容誤差：入力、負荷、温度の全範囲で±３％
　・低ESRのセラミック出力コンデンサ（最小１０μF）で安定
　・シャットダウン電流：＜１μA
　・逆バッテリ保護
　・逆電流なし
　・熱制限および電流制限による保護
　・８ピンDFN（３mmx３mmx０．７５mm）パッケージ、５ピンDD−Pakパッケージ、５ピンTO−２２０パッケージ

　※「４０μVRMS」の正式表記は、添付の関連資料を参照

　※製品画像は添付の関連資料を参照


＜リニアテクノロジーについて＞
　S＆P　５００の一員であるリニアテクノロジーは、過去３０年にわたり広範囲に渡る高性能アナログICの設計・製造及びマーケティング活動を行い、世界中の多くの企業に提供しています。リニアテクノロジーの半導体は、私たちのアナログ世界と「通信」、「ネットワーキング」、「産業」、「自動車」、「コンピュータ」、「医療」、「精密機器」、「民生」さらには「軍需航空宇宙」システムで幅広く使用されている、デジタル・エレクトロニクスとの架け橋の役目を担っています。リニアテクノロジーは、パワーマネージメント、データ変換、信号調整、RF、インタフェース、μModuleサブシステム及びワイヤレス・センサー・ネットワーク製品を設計・製造・販売しています。詳細は同社Webサイトをご参照ください。http://www.linear-tech.co.jp

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