東芝ライテック、断熱材施工器具・密閉形器具に対応した「ミニクリプトン形」のLED電球２機種を発売

断熱材施工器具・密閉形器具に対応したLED電球「ミニクリプトン形」
電球色５０W形相当・昼白色　６０W形相当の発売について



　東芝ライテック株式会社は、「E−CORE（イー・コア）」LED電球ミニクリプトン形に、電球６０W形相当（昼白色）・電球５０W形相当（電球色）の明るさを実現した２機種をラインアップし、９月２０日から発売します。


　近年、住宅用ダウンライトは埋め込み穴径φ１００mmタイプが主流となり、搭載されるランプもミニクリプトン電球と同等のサイズと明るさが求められています。このたび発売する商品は、ミニクリプトン電球に近いコンパクトサイズを維持しながら、ミニクリプトン電球のワット形別出荷数量で約６割（注１）を占める６０W形と同等の明るさを実現。また、断熱材施工器具（注２）や密閉形器具にも対応しています（注３）。

　注１：２０１２年当社ミニクリプトン電球販売実績数量ベース、W形別構成比より。
　注２：断熱材や遮音材を天井に敷きつめるS形埋込み形照明器具。（一社）日本照明工業会規格（JIL５００２）に適合するものをいい、断熱材または遮音材により器具加熱を考慮した温度設計がなされています。
　注３：断熱材施工器具・密閉形器具の種類によっては、明るさが低下したり、寿命が短くなる場合があります。


＜特長＞
　１．コンパクトな形状で業界トップクラス（注４）の高効率
　　昼白色は消費電力６．１Wでミニクリプトン電球６０W形相当（７６０ルーメン）の明るさ、電球色は消費電力５．７Wでミニクリプトン電球５０W形相当（６００ルーメン）の明るさを実現（注５）。ランプ効率は昼白色が１２４．６lm／W、電球色が１０５．３lm／Wと業界トップクラスの高効率を達成しています（注４）。
　　また、高光束でありながらサイズ形状は、ミニクリプトン電球に近いコンパクトサイズ。くびれのある形状と根本部分を長くすることによりミニクリプトン電球の主な使用用途（注６）であるダウンライト器具との適合率を上げています（注７）。

　　　※参考画像は添付の関連資料を参照


　　注４：LED電球ミニクリプトン形において。２０１３年９月５日現在。当社調べ。
　　注５：（一社）日本照明工業会規格JEL１１８による。電球とは光色・光の広がり方が異なります。
　　注６：当社照明器具　１１年度販売数量実績より推定。
　　注７：器具の種類によっては、寸法的に取り付けできない場合があります。


　２．断熱材施工器具（注２）・密閉形器具対応（注３）で４０，０００時間の長寿命（注８）
　　近年の戸建て住宅は断熱性を高め、冷暖房効率を上げるために断熱材施工を施す場合が多く、このような場所に設置されている天井埋込み形照明器具（ダウンライト等）でLED電球を使用すると、天井への放熱が断熱材により妨げられ、ランプ内の温度上昇により短寿命の原因となることがあります。
　　本製品は熱に対する耐久性を向上させるとともに消費電力を低減し、さらに放熱性に優れた材料を採用することで、断熱材施工器具対応と４０，０００時間（注８）の長寿命を両立しました。
　　また、密閉形器具（注３）にも対応しているので、ブラケットや浴室灯、ポーチ灯など、幅広い用途で白熱電球からの置き換えが可能です（注９）。

　　注８：定格寿命は全光束（明るさ）が初期の７０％となる時間です。定格寿命は平均値であり、保証値ではありません。
　　注９：防湿形器具・防湿防雨形器具で使用可能。防雨形器具では使用不可。


　３．省エネ
　　ミニクリプトン電球６０W形と比較して消費電力を約８８％削減し、定格寿命４０，０００時間経過時点で、電気代は約４２，０００円お得です（注１０）。
　　また、ミニクリプトン電球（注１１）に比べて約２０倍の長寿命なので、取替えの手間を大幅に削減できます。

　　注１０：「ミニクリプトン形」電球６０W形相当（昼白色）（LDA６N−H−E１７／S／６０W）と当社ミニクリプトン電球（KR１００V５４WW）との比較。電気代の算出基準は使用電気料金単価：２２円／kWh（税込）とした場合。
　　注１１：当社ミニクリプトン電球（KR１００V５４WW）との比較。


〔環境への取り組みについて〕
　東芝グループは、「地球内企業」として持続可能な地球の未来に貢献するため、「東芝グループ環境ビジョン２０５０」を策定し、総合環境効率を２０００年度基準で２０５０年度までに１０倍に高める目標を掲げています。この実現に向け、「東芝がモノを作るときのエコ“Green　of　Process”」、「東芝の作る製品がエコ“Green　of　Product”」、さらに、効率の高いエネルギー供給機器の開発などの「環境技術で貢献するエコ“Green　by　Technology”」、の３つのGreenで地球との共生や豊かな価値の創造のための取り組みを行っていきます。
　東芝グループは、こうした環境への取り組みを一層加速するとともに、広く訴求するため、「ecoスタイル」をグローバル統一ブランドと定めています。


＜主な仕様と価格＞

　※添付の関連資料を参照


＜発売日＞
　２０１３年９月２０日


＜目標販売数量＞
　「ミニクリプトン形」２機種合計：４万個／年


以上


　※製品画像は添付の関連資料を参照