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アジレント、自動計測システムなど向け高速・大容量システム電源を発表
アジレント・テクノロジー、当社初の高速・大容量システム電源を発表
アジレント・テクノロジー株式会社(社長:梅島正明、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、大容量システム電源「アドバンスト・パワー・システム(APS)N6900/N7900」を発表します。今回発表する製品は、1kW(キロワット)/2kWの電源で、多機能を求める自動計測システムに適しています。今後は、5kW/10kW/15kWオートレンジ出力プログラマブル電源として、「Agilent N8900シリーズ」も発表する計画です。当社は大容量電源市場へ本格的に参入します。
今回発表のAPS電源は、高速な電圧・電流設定、高性能な電圧・電流・蓄積電力・電力効率測定機能、自動計測システムの開発・サポートコスト低減につながる統合機能が特長です。ラック1Uサイズで1kW容量を実現した小型設計を実現しています。1kW/2kW容量のものとしてはユニークな2象限動作が可能となっており、電源および電子負荷の機能が統合されています。基本モデルと高性能モデルがあり、出力電力はいずれも1kWタイプと2kWタイプを用意しています。また、最大5台の並列稼働で最大10kWの出力が可能です。APS N6900シリーズは、高性能が求められる自動計測システム向けDC電源となります。APS N7900シリーズは、高速な電圧・電流設定および測定が必要となる自動計測アプリケーション向けのDC電源です。
今回発表のAPS電源は、電源回りの様々な測定課題を解決するために開発したモデルです。「高価な測定対象物を電源回りのダメージから保護したい」、「ダイナミックに負荷が変動しても出力品質を落とさないようにしたい」、「稼働時の大電流、待機時の小電流をシームレスに評価を行いたい」といったニーズに対応しています。
当社の電源&エネルギー事業部担当ジェネラルマネージャのKari Fauberは次のように語っています。
「このたび、当社では大容量電源を必要とされるお客様のニーズにお応えできるようになりました。大容量電源分野での当社の参入により、低ノイズで信頼性の高い電源、および柔軟性をご提供いたします。しかも、これまでも大容量の電源をお使いいただけるようになりました。」
<主な特長>
*標準的なシステム電源と比較して100倍高速
*蓄積電力測定に適したフル2象限動作(電源、電子負荷として稼働)
*ラック1Uサイズで1kW容量を実現した小型設計
*コマンド処理時間:2ミリ秒
*アップ/ダウン プログラミング速度(印加電圧の立ち上がり/立ち下がり時間):500マイクロ秒
*デジタル・マルチメータ並みの確度を有した電圧・電流測定機能
*ダイナミック測定向け電流・電圧高分解能デジタイザ(N7900Aのみ)
*並列動作により10kWまで対応
*複雑なパワー条件を細かく制御できるスマート・トリガ機能により、高価な測定対象物を保護
<関連情報>
APS電源詳細:http://www.agilent.co.jp/find/APS
http://www.agilent.co.jp/find/TestChallenges
<販売価格等>
*販売価格(発表日時点での税抜き参考価格です):614,000円から
*販売開始日:2013年9月4日
*出荷開始予定時期:2013年11月
・製品画像は添付の関連資料を参照
[アジレント・テクノロジーについて]
アジレント・テクノロジー(NYSE:A)は、化学分析、ライフサイエンス、診断、エレクトロニクス、コミュニケーション市場における世界のプレミア・メジャメント・カンパニーであり、またテクノロジー・リーダーでもあります。20,500名の従業員を擁し、100カ国以上でビジネスを展開しています。アジレントは、2012年10月期、69億ドルの売上高を達成しました。アジレント・テクノロジーの情報は、以下のウェブサイトでご覧ください。
http://www.agilent.co.jp
※このプレスリリース中の「アジレント・テクノロジー」、「アジレント」、「当社」は、文脈により、「アジレント・テクノロジーズ・インク」、その日本法人や各国の法人、グループ全体を指すことがあります。
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