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アジレント、システム性能を向上したトリプル四重極GC/MSの最新モデルを発表
アジレント・テクノロジー、トリプル四重極GC/MSの最新モデルを発表
GC/MSにおいて45年の実績を持つ当社から
微量分析向けに業界最高・高信頼性のGC/MSシステム
アジレント・テクノロジー株式会社(社長:梅島正明、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、「Agilent 7000C トリプル四重極ガスクロマトグラフィ質量分析システム(GC/MS)」を発表します。トリプル四重極GC/MSのベストセラーである7000Bの後継モデルで、システム性能の向上、メソッド最適化の簡素化、運用コストの低減を実現しています。
今回発表の「Agilent 7000C トリプル四重極ガスクロマトグラフィ質量分析システム」では、今年初めに5977シリーズGC/MSDに採用された新設計のイオン源テクノロジーを搭載し、食品中の残留農薬分析など、極微量分析のさらなる高感度化を実現しました。このイオン源の他システム全体の改良により、オクタフルオロナフタレンによる機器検出下限(IDL)は4fg(フェムトグラム)という業界最高感度を達成しています。
7890BGCの最先端機能(MSとのダイレクトコミュニケーション、Inert Flow Path(不活性サンプル流路)、エコフレンドリーな機能等)が統合され、さらにMassHunterソフトウェアの新ツールにより、最適な分析メソッドを簡単に開発でき、電気やガスの消費も抑えられます。
当社のGC/MS担当ディレクタであるテリー・シーハン(Terry Sheehan)は次のように語っています。
「当社のお客様は、現モデルのトリプル四重極型GC/MSによる高い生産性について付加価値を感じていただいていますが、新製品7000Cシステムでは期待以上の安定性、高性能を実感していただけるものと思います。7000Cトリプル四重極GC/MS、ならびに当社製のサンプル前処理製品をお使いいただくことで、複雑な夾雑物に含まれる微量物質も、高感度かつ高選択性で、安定して分析可能と
なります。さらに、当社が提供する農薬・環境汚染物質MRMデータベースにより、簡単かつ迅速なメソッド開発に必要なすべての情報を提供いたします。」
また、日本国内向けには2013年10月から、アジレント独自の農薬分析のノウハウを集約した残留農薬分析ソリューションパッケージ「Agilent MRM Screeningキット」の販売を開始します。このソリューションパッケージは、国内の主要試薬メーカのポジティブリスト制度用混合溶液をカバーする420成分のMRMデータベース、その測定および同位体標識体添加相対定量メソッド、カラム等の部品、分析手順書および取扱説明で構成されています。今回発表の7000C トリプル四重極GC/MSと「Agilent MRM Screeningキット」を用いることで、初心者でもすぐに残留農薬分析を、確実、迅速、かつ網羅的に実行できます。7000Cトリプル四重極GC/MSと同時購入の場合には、このソリューションパッケージをキャンペーン価格(希望販売価格72万円のところ50%値引き)で提供します。
「Agilent 7000C トリプル四重極ガスクロマトグラフィ質量分析システム」は、当社独自の不活性化技術「Inert Flow Path」、新設計のイオン源テクノロジー、使いやすくなったMassHunterソフトウェアによりさらなる高感度、高精度、高生産性を実現したシステムです。残留農薬分析ソリューションパッケージ「Agilent MRM Screeningキット」と組み合わせることで、ポジティブリストに対応した迅速で定量性の高いスクリーニングを提供します。
<アジレント・テクノロジーについて>
アジレント・テクノロジー(NYSE:A)は、化学分析、ライフサイエンス、診断、エレクトロニクス、コミュニケーション市場における世界のプレミア・メジャメント・カンパニーであり、またテクノロジー・リーダーでもあります。20,500名の従業員を擁し、100カ国以上でビジネスを展開しています。アジレントは、2012年10月期、69億ドルの売上高を達成しました。アジレント・テクノロジーの情報は、以下のウェブサイトでご覧ください。
http://www.agilent.co.jp
※このプレスリリース中の「アジレント・テクノロジー」、「アジレント」、「当社」は、文脈により、「アジレント・テクノロジーズ・インク」、その日本法人や各国の法人、グループ全体を指すことがあります。
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カストマコンタクトセンタ電話:0120−477−111