アジレント、ターゲットＤＮＡ濃縮キットが４５４　Ｌｉｆｅ　Ｓｃｉｅｎｃｅｓ次世代シーケンシング・プラットフォームに対応

アジレント・テクノロジーのターゲット・エンリッチメント・システムが

４５４　Ｌｉｆｅ　Ｓｃｉｅｎｃｅｓ次世代シーケンシング・プラットフォームに対応


　アジレント・テクノロジー株式会社（社長：梅島　正明、本社：東京都八王子市高倉町９番１号）は、当社のターゲットＤＮＡ濃縮キット（ターゲット・エンリッチメント・システム）「ＳｕｒｅＳｅｌｅｃｔ　Ｔａｒｇｅｔ　Ｅｎｒｉｃｈｍｅｎｔ　Ｓｙｓｔｅｍ」で、ロシュ・ダイアグノスティックス（Ｒｏｃｈｅ　Ｄｉａｇｎｏｓｔｉｃｓ）社の販売する４５４　Ｌｉｆｅ　Ｓｃｉｅｎｃｅｓ次世代シーケンシング・プラットフォームのサポートを開始したことを発表します。これにより、ゲノム全体ではなく、対象とするゲノム領域のみをシーケンシングすることが可能になり、ゲノム研究の質と生産性が飛躍的に高まります。

　アジレントのＳｕｒｅＳｅｌｅｃｔプラットフォーム事業担当マネージャで、博士でもあるＦｒｅｄ　Ｐ．　Ｅｒｎａｎｉは次にように語っています。
　「今回のサポートにより、ＳｕｒｅＳｅｌｅｃｔ　Ｔａｒｇｅｔ　Ｅｎｒｉｃｈｍｅｎｔキットは、現在市場で利用されている３つの主要な次世代シーケンシング・プラットフォームのすべてに対して最適化され、バリデーションされたことになります。これにより、アジレントのＳｕｒｅＳｅｌｅｃｔ　Ｔａｒｇｅｔ　Ｅｎｒｉｃｈｍｅｎｔ　Ｓｙｓｔｅｍは、ライフサイエンス分野でさらに迅速かつ継続的に導入されるようになるでしょう。それにともない、アジレントは、引き続き新しいＳｕｒｅＳｅｌｅｃｔ製品を積極的に開発し、お客様が科学分野のさまざまな重要課題を解決するのを支援していきます。」

　Ａｇｉｌｅｎｔ　ＳｕｒｅＳｅｌｅｃｔ　Ｔａｒｇｅｔ　Ｅｎｒｉｃｈｍｅｎｔは、４５４のほか、イルミナ（Ｉｌｌｕｍｉｎａ）社のＧｅｎｏｍｅ　ＡｎａｌｙｚｅｒおよびＨｉＳｅｑプラットフォーム、ライフテクノロジーズ（Ｌｉｆｅ　Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ）社のＳＯＬｉＤシーケンサに完全に対応しています。ＳｕｒｅＳｅｌｅｃｔキットは　、２０１０年に各種の遺伝性疾患の研究に関する２５の論文で使用されました。

　ＳｕｒｅＳｅｌｅｃｔ製品群には、ユーザーの希望するゲノム領域に対するカスタム製品以外に、ヒト全エクソン配列に対応する製品をはじめ、ヒト　キノーム、ヒト　Ｘ　染色体などに対応したデザイン済み製品（カタログ製品）があります。

　Ａｇｉｌｅｎｔ　ＳｕｒｅＳｅｌｅｃｔ　Ｔａｒｇｅｔ　Ｅｎｒｉｃｈｍｅｎｔ製品群は、業界でもっとも幅広いターゲット・エンリッチメント製品と、きわめて高度に最適化されたプロトコルを備え、幅広いシーケンシングメソッドやプラットフォームに対応します。ＳｕｒｅＳｅｌｅｃｔ　では、たった１　本のチューブで　２００　Ｋｂ（キロベース（１０００塩基対））未満から　５０　Ｍｂ（メガベース（１００万塩基対））以上までのサイズに対応するターゲット・エンリッチメント製品を用意しています。

　ＳｕｒｅＳｅｌｅｃｔ　Ｔａｒｇｅｔ　Ｅｎｒｉｃｈｍｅｎｔキットは、アジレントのｅＡｒｒａｙデザインツールを用いて、シーケンスしたい目的ゲノム領域を簡単に指定して注文することができます。

　製品の詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。
　　http://www.agilent.com/genomics/sureselect

　ｅＡｒｒａｙについては、以下のウェブサイトをご覧ください。
　　http://www.agilent.com/genomics/earray


　アジレント・テクノロジー（ＮＹＳＥ：Ａ）は、化学分析、ライフサイエンス、エレクトロニクス、コミュニケーション市場における世界のプレミア・メジャメント・カンパニーであり、またテクノロジー・リーダーでもあります。１８，５００名の従業員を擁し、１００カ国以上でビジネスを展開しています。アジレントは、２０１０年度、５４億ドルの売上高を達成しました。アジレント・テクノロジーの情報は、以下のウェブサイトでご覧ください。

アジレント・テクノロジーについて
　http://www.agilent.co.jp

　※このプレスリリース中の「アジレント・テクノロジー」、「アジレント」、「当社」は、文脈により、「アジレント・テクノロジーズ・インク」、その日本法人や各国の法人、グループ全体を指すことがあります。


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