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東レ・ダウコーニング、インフラ関連用途に適した2成分形シリコーンシーリング材を発売
四季を通じて、安定した硬化時間で作業可能な建築・土木用2成分形シリコーンシーリング材を新発売
東レ・ダウコーニング株式会社(本社:東京都千代田区/代表取締役会長・CEO:桜井恵理子)は、アルコキシタイプの2成分形シリコーンシーリング材Dow Corning Toray SE 990 F(以下、SE 990 F)を9月より発売開始します。耐久性、耐候性に優れ、ビルのカーテンウォール、外装用のウェザーシールや高速道路、橋、滑走路、土木工事といったインフラ関連の用途におけるコンクリートジョイント部に使用可能です。同製品は、近年こうしたインフラ関連用途のニーズを受け、当社が日本市場向けに開発、販売するものです。
現在市場に流通している多くの2成分形シリコーンシーリング材は、外気温が作業可能時間に影響を及ぼしていましたが、SE 990 Fは、四季を通じた気温の変化に対して、安定した作業時間を確保でき、容易に混練できることから、屋外などの現場作業に最適です。冬場の使用においては、硬化促進剤を必要とせず、0℃以下の過酷な作業現場においても、硬化します。また、夏場においても、硬化遅延剤を必要としません。
SE 990 Fは、JISA 5758 G−F−25LM(SR−2−10030)に適合し、かつJSIA防火戸用指定シーリング材であることから、日本国内の建築案件に適用可能です。また、JWWA K−146−2004およびJWWA K142−1997の溶出試験に適合しているSE 990 Fは、日本水道規格が要求されるダム・浄水場等などのコンクリートジョイント部に使用されるシーリング材として最適です。
外気温に関係なく作業可能で、またJWWA溶出試験に適合している当製品は、老朽化が進む日本のインフラ関連の更新においても貢献できるといえます。
東レ・ダウコーニングは、顧客や社会のサステナビリティに貢献することを目標に製品のイノベーションを実現することに加え、建築・土木用シリコーンの使用方法、シリコーンを使用した建築・土木用シーリング材の目地計算など、設計開発についての技術サポートも提供しています。
※参考画像は、添付の関連資料を参照
<東レ・ダウコーニングについて>
東レ・ダウコーニング(http://www.dowcorning.co.jp)は、1966年、シリコーンおよびケイ素関連技術で世界をリードするダウコーニング社と、高分子化学のパイオニアである東レとの合弁により事業を開始。以来、ダウコーニングの日本市場における拠点として、40年以上にわたりシリコーンを中心とした高機能素材の研究開発、製造、販売に取り組んできました。膨大な研究蓄積を基盤に、マーケットニーズに即応したシリコーンを中心とした機能性素材の開発を行い、さらに顧客企業のグローバル化に呼応して、ダウコーニングとの協力体制のもと、世界各所において製品および関連サービスを供給しています。
<ダウコーニングについて>
ダウコーニング(http://www.dowcorning.com)は、世界で2万5千以上の顧客の幅広いニーズに、最適最善の素材、応用技術、サービスのトータルソリューションを提案する、シリコーン、ケイ素関連技術とその革新のグローバル・リーディングカンパニーです。現在、Dow Corning(R)、XIAMETER(R)の2つのブランドを通して、7千以上の製品およびサービスを提供しています。ダウコーニングは、1943年、The Dow Chemical CompanyとCorning Incorporatedの均等出資の会社としてスタートしました。現在売り上げの半分以上が米国以外の国からのものです。ダウコーニングの経営は、化学製品と工程の安全と安定経営の厳格な規則を示すAmerican Chemistry Council"s Responsible Care(R) initiativeに則っています。
●お客様からの問い合わせ先
東レ・ダウコーニング株式会社
カスタマーサービス部
TEL:フリーダイヤル0120−77−6278
FAX:03−6740−1697