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ドゥカティ、「デスモセディッチGP11」の新しいカラーリングを発表

2011-01-19

ドゥカティはWROOOM プレス・スキーミーティングにおいてデスモセディッチGP11の
新しいカラーリングを発表。



トレント(イタリア)発:

 イタリアのマドンナ・ディ・カンピリオで開催されたドゥカティの恒例イベント、WROOOM プレス・スキーミーティングは、デスモセディチGP11の新しいカラーリングの発表により、いよいよクライマックスを迎えた。トレント・ドロミテのすばらしい展望を背景に行われたこのプレスカンファレンスには、ドゥカティモーターホルディング社のゼネラル・ディレクターであるクラウディオ・ドメニカーリとドゥカティ・コルセ部門ゼネラル・ディレクターであるフィリッポ・プレツィオージが出席した。

 「ドゥカティの2011シーズンは、モトGPプロジェクトの第3章からはじまります。」と、集まった聴衆に挨拶をした後に、ドメニカーリは切り出した。「第1章は、2003年のロリス・カピロッシによってわずか6戦でデスモセディチに勝利をもたらしたシーズンです。第2章となる2007年は、ケーシー・ストーナーが世界チャンピオンの栄冠を手にしました。そして第3章の幕開けとなる2011年の一大ニュースは、バレンティーノ・ロッシの参加です。研究開発に重点を置き、モトGPシリーズを、勝利を得るためのレース参戦としてだけではなく、最先端の研究ラボとしても活用するドゥカティにとって、今年は非常に重要なシーズンとなるでしょう。バレンティーノはバイクを限界まで操る達人として世界的に名を馳せており、開発のための貴重なフィードバックを行う能力にも優れています。彼のスキルは、ドゥカティ・ファンに常に最高の製品を提供するための技術力向上に大きく寄与してくれるでしょう。スポーツバイクのフラッグシップである1198からムルティストラーダ1200、ストリートファイター、ディアベル、モンスターといった、より扱いやすいバイクに至るまで、ドゥカティが近年製造しているモデルは、トラクション・コントロールやエンジンの電子制御マネージメントなど、モトGPへの参戦から得られた最新のテクノロジーが盛り込まれています。そして、私たちがいま開発している新世代のスポーツバイクでは、電子制御マネージメント戦略からシャシ、そしてエンジンに至るまで、さらにダイレクトにモトGPマシンとのつながりが示されることになるでしょう。ドゥカティの2人のワークス・ライダーとフィリッポとの連携はより強化されます。また、ニューモデルをテストするバレンティーノからのフィードバックは、技術フローをより効率的にしてくれるはずです。これは重要なチャレンジであり大きな責務ですが、すばらしい成長のチャンスなのです。このチャンスは、3つの要因の組み合わせによって生まれたと私は考えています。まず、縮小する市場という困難な状況のなかでデゥカティが記録している良好な業績です。2010年、大排気量バイクのセグメント規模は13%を超える縮小という結果となってしまいましたが、ドゥカティの売上は5%の成長を見せました。

 第2に、ドゥカティの筆頭株主であるボノーミ・ファミリーのインベストインダストリアル社によるモトGPプロジェクトに対する信頼が挙げられます。第3に、タイトル・スポンサーであるマールボロ、そしてオフィシャル・スポンサーであるテレコム、ゼネラリ、エネル、シェル、リエロUPSからの貴重な支援です。さらに、ディーゼルやAMGといった新しいパートナーも加わりました。」

 「バレンティーノに会っていちばん驚いたことは、まず自分の周りにポジティブな雰囲気を作り出す能力ですね」と、プレスからの最初の質問に対してプレツィオージは述べている。「噂以上にすばらしいと思ったのは、バイクの挙動を詳細に分析し、信じられないほど正確に言葉で表現できる能力です。プロのライダーは、他では得られないような情報を提供してくれますから、たいへん貴重な存在なのです。彼がもたらす情報の質は、今後の製品にも大きな違いを生み出すでしょう。」

 プレツィオージは、次にデスモセディッチGP11へと話題を移し、今シーズンにおける主要な変更点を説明した。「ここマドンナ・ディ・カンピリオで公開したマシンは、D16−GP11の“ステップ0”バージョンと言えるものです。ここから進化を開始したいという初期のレベルということです。主な特徴は、基本的によりフラットで使いやすいパワー・カーブを得るための、エンジンとスロットル・ボディの進化です。シャシの空力性能は一新されており、最高速の向上、燃料消費量の削減、そしてフロントのリフト抑制を目指しています。2月にマレーシアで行うテストの前に私たちが熟成を急いでいるのは、ねじり性能やブレーキングにおける様々な剛性・屈曲試験を行ってきた新しいフレーム、従来と異なる剛性面の特徴を持ったスイングアーム、従来の48mm径から42mm径のチューブに変更して新しい油圧系の設定を備えるフロントフォークなどです。エレクトロニクス面では、ウィリー・コントロールとトラクション・コントロールに取り組んでいます。これらのソリューションは、ヘレスで来週3日間を費やし、テストライダーのフランコ・バッタイーニとヴィットリアーノ・グアレスキーによる2つの開発チームが徹底的にテストします。マレーシアでは、バレンティーノとニッキーが走ります。バレンティーノの調子はまだ100%ではなく、セパンはきわめて体力的に厳しいサーキットですので、彼のテスト内容を適切に設定して、少ない時間の中で正確なフィードバックをもらうことが重要だと考えています。普段どおりの走行ができるニッキー・ヘイデンには、多くのテストをお願いすることになるでしょう。私たちは努力を続けており、ドゥカティ・チームでは刺激と積極性に溢れたすばらしい雰囲気が生まれています。サーキットに戻るのが今から待ち遠しいです。」

※イメージ画像は、添付の関連資料を参照


<お問い合わせ先>
 ドゥカティ ジャパン株式会社 03−3794−5001

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