シトリックス・システムズ・ジャパン、XenClient５でエンタープライズモビリティを強化

Citrix、XenClient５でエンタープライズモビリティをさらに強化
業界で初めて、ホスト型とローカル型の仮想デスクトップのモバイルエクスペリエンスを統合し提供



　Citrix（NASDAQ：CTXS）は８月７日、現在推進しているエンタープライズモビリティ戦略をさらに前進させる新しいCitrix　XenClient（http://www.citrix.co.jp/products/xenclient/）を発表しました。XenClient５はCitrix　XenDesktopの強力なパーソナライゼーション技術とプロファイル管理技術を活用しており、モバイルワーカーは、ホスト型またはローカル型の仮想デスクトップ（http://www.citrix.co.jp/desktop_virtualization/）のいずれを利用しても、シームレスに自分のノートPCやタブレット、スマートフォンなどのデバイスを使い分け、ファイルや文書を利用することができます。XenDesktopとXenClient、そしてCitrix　ShareFileの組み合わせで、モバイルワーカーは自分好みのパーソナライズされた仮想デスクトップ環境とデータの同期を、必要とする場所でいつでも利用することができます。しかもそれらはすべて、IT部門が望む通り、中央で一元的に管理されます。XenDesktopの一部として組み込まれるXenClient５の優れた統合能力により、業界で初めて、ローカル仮想デスクトップとホスト型仮想デスクトップにまたがるパーソナライゼーションとプロファイル管理が実現されました。業界アナリストたちは、この新版の登場によって、モバイルエンタープライズの成功の鍵と言われるデスクトップ仮想化ソリューションの広範な採用が促進されることになるだろうと期待しています。

　IDCによれば、２０１５年までに世界のモバイルワーカー人口は総労働人口の約３７．２パーセントに相当する１３億人に達します。モバイルワーカーは、オフィス内や外出中にデバイス、ノートPC、スマートフォン、タブレットなど複数のデバイスを使用します。彼らは場所を問わずに自分のデスクトップやデータを使って仕事ができることを期待しています。VDIはモバイルワークスタイルの推進に大いに役立っていますが、ユーザーが自分のノートPCを最大限に活用したい、オフラインで作業しなければならないケースでは、ローカルの仮想デスクトップがより適しています。このことから、ホスト型の仮想デスクトップ（VDI等）の経験を強化する、ローカル仮想デスクトップに大きなチャンスが生まれました。これまで、パーソナライズされたローカル仮想デスクトップ体験とホスト型仮想デスクトップ体験を一貫性をもって提供するには、複雑なカスタム展開や、ユーザーエクスペリエンスにおける妥協をせざるを得ませんでした。XenClientは、今やこれらの課題をクリアし、XenDesktopに組み込まれ、ホスト型とローカル型の両仮想デスクトップでモバイルワーカーのエクスペリエンスを統合する業界初のソリューションとなりました。

＜常に身近にあるデスクトップとデータ＞
　XenClient５は、パーソナライゼーション（ユーザーの個別設定、独自アプリケーションの追加等）を可能にするためXenDesktopにすでに搭載されているPersonalvDisk技術を統合し、またローカル型およびホスト型の仮想デスクトップ環境間でデータを同期するShareFileとも統合されています。これにより、ユーザーはシームレスでパーソナライズされたユーザーエクスペリエンスが得られ、IT部門は簡素化されたデスクトップ管理により新たなレベルのセキュリティ、信頼性、制御能力を手にすることができます。PersonalvDisk技術の統合機能は、XenClientの次の２つのコアコンポーネントに組み込まれています。

　・XenCleint　Engine−ベアメタル型のソフトウェアであり、高パフォーマンスとセキュリティを提供する真のType１クライアントハイパーバイザーで、ユーザーは中央で管理されている仮想デスクトップを実行できます。さらに、パワーユーザーであれば、複数のローカル仮想デスクトップを同時に、あるいは別々に、そして完全に分離した状態で実行することも可能です。XenClient搭載デバイスのユーザーなら、いつでも、どこでも、ネットワーク接続のない状態であっても、各種の仮想デスクトップにアクセスすることができます。

　・XenClient　Synchronizer−IT部門はデバイス自体の管理はもちろん、PC上でローカルに実行される仮想デスクトップも一元管理できます。IT部門では、たとえユーザーがインターネットに接続していなくても、セキュアな接続を介してユーザーデータを一元的にバックアップできるほか、セキュリティポリシーの定義、紛失または盗難にあったPCの無効化、任意のXenClientベースのデバイス上でのユーザーの仮想デスクトップの復元等を行うことができます。

＜提供時期＞
　XenClient５は、８月１２日からCitrixのウェブサイトからダウンロード可能です。XenClient５は、XenDesktop　Enterpriseエディションおよび同Platinumエディションに付属します。XenDesktop　Platinum　EditionのSubscription　Advantageが有効なお客様は、XenClient５を無償でダウンロード（http://www.citrix.co.jp/products/xenclient/whats-new.html）することができます。ローカル仮想デスクトップをモバイルノートブックおよびPCに提供するXenClientのご試用を希望されるお客様は、XenClient　Enterprise５をダウンロードし、最大１０ユーザーまでのテスト環境を構築いただくことができます。

＜関連リンク＞
　・プレスリリース：Citrix、XenDesktop７でエンタープライズモビリティ戦略を拡充
　http://www.citrix.co.jp/company/press/releases/20130611_1.html

　Citrixをフォロー
　・製品のWebページ：XenClient、
　http://www.citrix.co.jp/products/xenclient/

　XenDesktop
　http://www.citrix.co.jp/products/xendesktop/overview.html?link_id=pxd

　・Twitter：＠Citrix
　https://twitter.com/citrix_jp

　・Facebook：Citrix
　https://ja-jp.facebook.com/CitrixJapan