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富士フイルム、光学式防振機構を標準搭載したスポーツ中継など向けHDTVレンズを発売
光学式防振機構を標準搭載し、スポーツ中継やコンサート・ライブ中継などに最適!
HDTVレンズ「FUJINON XA55×9.5」
55倍の高倍率ズームと高い光学性能を両立
富士フイルム株式会社(社長:中嶋 成博)は、HDTVレンズの新ラインアップとして、55倍の高倍率ズームと高い光学性能の両立を実現し、スポーツ中継やコンサート・ライブ中継などに最適な「FUJINON XA55×9.5」(以下、「XA55×9.5」)を、8月末より発売いたします。
日本や欧米各国ではアナログ放送が終了し、高画質・高音質なハイビジョン放送を中心とするデジタル放送へ移行しており、番組撮影の現場ではHD(※1)対応の機材が主流となっています。また、ワールドカップやオリンピックの開催を控えるブラジルや、テレビ放送のデジタル化が進む新興国でも、高画質番組の制作が増え、HD対応機材の需要が高まっています。このような中、富士フイルムは、スタジオでの撮影やスポーツ中継などで使用される中継制作レンズや、持ち運びに便利なポータブルレンズなど、HD対応の高性能TVレンズのラインアップを拡充しています。
今回発売する「XA55×9.5」は、最先端の光学シミュレーション技術を駆使し、55倍の高倍率ズームと、解像度や透過性、色再現性に優れた高い光学性能を両立した、HD対応の中継制作レンズです。
「XA55×9.5」は、当社独自の「光学式防振機構」を中継制作レンズの50〜60倍クラスで初めて標準搭載しています。高倍率ズームレンズの望遠側の焦点距離で発生しやすい、風や足場の揺れによる画面上の像ブレを、極限まで補正して安定した映像を実現します。また、9.5mmから525mmまでの焦点距離に対応しているため、スポーツ中継やコンサート・ライブ中継などの多彩なシチュエーションで抜群の威力を発揮し、臨場感溢れるコンテンツ制作に寄与します。
さらに、ズームやフォーカス位置情報などのレンズデータを高分解能で出力できる16bit エンコーダー(※2)を標準装備。CG映像とライブ映像を合成するバーチャルシステムなど、さまざまなシステムと連携できます。また、ポータブルカメラを直接取り付けられるレンズサポーター一体型の構造を採用しているため、レンズサポーターを別途ご購入いただくことなく運用可能です。
富士フイルムが提供するフジノンレンズは、高い描写力が評価され、最新の映像表現の進化に貢献しています。今後も、富士フイルムは、長年培ってきた光学技術や精密加工・組立技術などを駆使して、画期的な新製品を開発・提供し、多様化する制作現場のニーズに応えていきます。
尚、平成25年8月21日〜24日に中国の北京で開催されるアジア最大の放送機器展示会「BIRTV2013」に、本製品を出展いたします。
※1 High Definitionの略。従来の約2倍となる走査線数1080本の高精細映像方式のこと。
※2 位置情報をデジタル信号に変換するセンサー。16bitの精度で分割して、ズーム・フォーカスの位置情報を電気信号で送出。
※製品画像は、添付の関連資料を参照
記
1. 品名:FUJINON XA55×9.5
2. 発売日:平成25年8月末
3. 標準ユーザー渡し価格:オープン
4. 主な特長:
(1)55倍の高倍率ズームと高い光学性能を両立
・最先端の光学シミュレーション技術を駆使し、55倍の高倍率ズームと高い光学性能を両立しています。
・焦点距離9.5mmから525mmまで対応。スポーツ中継やコンサート・ライブ中継などの多彩なシチュエーションで抜群の威力を発揮し、臨場感溢れるコンテンツ制作に寄与します。
(2)「光学式防振機構」を標準搭載
・独自の「光学式防振機構」を標準搭載。望遠側の焦点距離において、風や足場の揺れによる画面上の像ブレを、極限まで補正して安定した映像を実現します。
(3)16bitエンコーダーを標準装備
・ズームやフォーカス位置情報などのレンズデータを高分解能で出力できる16bitエンコーダーを標準装備。
CG映像とライブ映像を合成するバーチャルシステムなど、さまざまなシステムと連携できます。
(4)新デザインを採用
・ブラックを基調とした、落ち着きのある新デザインを採用しています。
5. 主な仕様:
※添付の関連資料を参照
本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。
(お客様)光学・電子映像事業部 営業部 TEL:048−668−2144
富士フイルム ウェブサイト http://fujifilm.jp/