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東洋紡、ブラジルで自動車部品用の高機能樹脂事業展開で新工場建設
ブラジルで自動車部品用の高機能樹脂事業を展開
当社は、ブラジルで自動車部品用の高機能樹脂(エンジニアリングプラスチック)事業を展開するために、50年以上の歴史を持つ東洋紡ブラジル有限会社 アメリカーナ工場(サンパウロ州 アメリカーナ市)内への新工場の建設を決定しました。
1.新工場建設の背景
当社はこれまでに、メインユーザーである自動車部品メーカーの海外への生産移管に合わせて、北米、中国、タイ、インドネシアへ販売拠点および現地生産・開発体制を整えてきました。
ブラジルの自動車市場は、昨年度で380万台の自動車販売台数にのぼり、その販売台数は世界4位です。今後も主なユーザーとなる中間所得層の増加が予想され、日系自動車メーカーも拡大をにらみ、小型車を中心に生産能力を増強する計画を立てている有望な市場です。
このような環境の下、当社は現地で自動車部品メーカーへの供給体制を構築するために、既に日系メーカーが進出している地域に近接した、東洋紡ブラジルアメリカーナ工場内に新工場を建設し、高機能樹脂(エンジニアリングプラスチック)事業を立ち上げることにしました。
2.新工場の概要
(1)所在地:Praca Toyobo,50,Jardim Paulistano, Americana, SP, BRASIL
(東洋紡ブラジル有限会社 アメリカーナ工場内)
(2)事業内容:ポリエステル・ポリアミドなどを原料とした高機能樹脂の製造販売および受託コンパウンド事業
(3)生産能力:約5,000トン/年
(4)稼動時期:2014年8月
(5)設備投資金額:約10億円
※参考画像は、添付の関連資料を参照
3.今後の予定
ブラジルでは、当社が世界の主要な市場に展開してきた自動車部品向けの高機能樹脂事業に加え、4月に完全子会社化した三元化成(株)(本社:三重県名張市)が持つ幅広いコンパウンド技術を活用し、さまざまなニーズに対応する受託コンパウンド事業も進めてまいります。
また、現地の自動車部品メーカーの調達ニーズに対応し、2020年には生産設備を15,000トン/年まで段階的に増強する計画です。
以上