大和証券グループ、途上国の農業ビジネスを支援する「アグリ・ボンド」を発行・販売

『アグリ・ボンド』発行・販売のお知らせ
〜投資を通じて途上国における持続可能な農業ビジネスを支援する〜


　コーペラティブ・セントラル・ライファイゼン・ボエレンリーンバンク・ビー・エー（ラボバンク・ネダーランド）（以下、「ラボバンク・ネダーランド」という。）および大和証券グループは、３回目となるラボバンク・ネダーランドによる『アグリ・ボンド』の発行および販売を行うことをお知らせいたします。

　アグリ・ボンドとは、グローバルな農業ビジネス関連事業を手掛けるラボバンク・ネダーランドが発行する債券です。アグリ・ボンドにより調達された資金は、ラボバンク・ネダーランドが取り組む、途上国における農業ビジネスの持続可能性を向上させることを主眼とした様々なプロジェクトや貸付その他の金融支援などに活用されます。

　ラボバンク・ネダーランドは、２０１２年７月および２０１３年２月の計２回にわたって、アグリ・ボンドを日本の投資家向けに発行し、約２９０億円の調達に成功しました。３回目となる今回の発行にあたっても、これまでと同じく大和証券株式会社が売出しを行い、日本の個人投資家および法人投資家に販売いたします。投資家は、アグリ・ボンドを通じて、途上国における農業ビジネスの社会的責任と持続可能性の向上に取り組むラボバンク・ネダーランドをサポートすることができます。

　２１世紀において、世界が直面する最も大きな問題の一つが、いかにして２０５０年までに９０億人に食糧を供給できるようにするかであり、途上国における農業ビジネスのあり方は、この問題に関する社会的責任と持続可能性についての重要な要素となります。
　増加する世界人口と食糧生産への需要問題に直面する現代において、環境悪化の抑制と農産業に携わりこれに依存する人々の生活向上のためには、特に途上国において持続可能性のある農業ビジネスを導入することが非常に重要であると、ラボバンク・ネダーランドは考えています。

　大和証券グループでは、投資を通じて社会的課題の解決を目指すインパクト・インベストメントを積極的に手掛けており、アグリ・ボンドはその取り組みのひとつです。


＜アグリ・ボンドの概要＞

　※添付の関連資料を参照


■コーペラティブ・セントラル・ライファイゼン・ボエレンリーンバンク・ビー・エー（ラボバンク・ネダーランド）について

　ラボバンク・グループは、協同組合の原則を基本に運営されている、国際金融サービスの提供者です。２０１２年１２月３１日現在、当グループは１３６行の独立した地方ラボバンク、当該地方ラボバンクの中枢機関であるラボバンク・ネダーランドおよびその子会社により構成されています。ラボバンク・グループは４３カ国で事業を展開しています。当グループの事業には、国内リテール・バンキング、ホールセール・バンキングおよび国際リテール・バンキング、資産運用、リース事業ならびに不動産事業が含まれています。当グループは世界中で約１，０００万人の顧客にサービスを提供しています。オランダにおいては、総合金融型サービスに重点を置き、国際的には食品・農業分野に重点をおいています。ラボバンクの協同組合型構造により、ラボバンク・グループのグループ事業体間には、強い相互の結びつきがあります。
　ラボバンクの安定性と信用力は、複数の格付会社による信用格付に反映されています。また、ラボバンク・グループはTier１資本の潤沢な世界の金融機関３０のひとつです（出典：ザ・バンカー）。
　ラボバンク・グループの共同組合事業の中核は、独立した地方ラボバンクにより構成されています。顧客は自身が取引する地方ラボバンクのメンバーになることができます。同様に、地方ラボバンクは、地方ラボバンクの地域サービスに対する助言およびサポートを提供する統括的な協同組合組織であるラボバンク・ネダーランドのメンバーです。ラボバンク・ネダーランドは、地方ラボバンクの事業、調達、支払い能力および流動性の監督も行っています。２０１２年１２月３１日現在、８２６店舗と２，８８６台のキャッシュディスペンサー（現金自動支払機）を有する地方ラボバンクは、オランダ国内で緻密な銀行ネットワークを形成しています。オランダ国内において、地方ラボバンクは約６６０万人の個人顧客および約８０万人の法人顧客に対して、総合的な金融サービスを提供しています。


■大和証券グループについて

　大和証券グループは、１９０２年創業の日本を代表する独立系総合証券グループです。グローバルなネットワークにより、世界中の顧客に対し資産形成や企業活動の支援といった金融サービスを提供し、社会および経済の発展に貢献しています。主要な事業は、エクイティ、債券、投資信託、デリバティブおよびその他金融商品の開発・提供、エクイティ・債券等の引受業務、M＆Aをはじめとするアドバイザリー業務に加え、アセットマネジメント業務や投資業務、システム関連業務です。また、２０１１年には銀行業に参入。２０１２年４月には、個人向け証券業務を行う「大和証券」と法人向け証券業務を行う「大和証券キャピタル・マーケッツ」を統合しました。
　大和証券グループの営業拠点は、日本をはじめ、米国、欧州、およびアジア・オセアニア地域に広がっています。世界中に約１４，０００人の従業員を抱え、顧客からの預り資産残高は約４７．５兆円、グループのアセットマネジメント会社２社の運用資産残高は合計で約１５．８兆円となります。（数字は全て２０１３年６月末現在）


以上


　※以下、リリース詳細は添付の関連資料を参照