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クオリカ、BCP対応の部品供給リスクマネジメントシステムを発売
クオリカ、BCP対応の部品供給リスクマネジメントシステム「SCRMQube」を発売
−供給リスクの把握と迅速な対応が可能に−
ITホールディングスグループのクオリカ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:加藤 明、以下クオリカ)は、サプライヤを一括管理し災害時の状況把握や迅速な対応を支援する部品供給リスクマネジメントシステム「SCRMQube(※)(スクラム キューブ)」の提供を開始いたします。
※SCRM:Supply Chain Risk Management Qube:クオリカのパッケージのシリーズ名称
東日本大震災後、部品供給ルート確保の重要性の認識が広まったものの、企業のサプライチェーン網は直接取引のある1次取引先の企業のみならず、2次、3次以降の供給先まで多岐にわたっており、最新の供給網情報と連絡先の掌握は実施できていないケースが多く、影響を受けるサプライヤの抽出や状況の把握、供給確保の対応など、一連の状況把握に対するニーズが高まっております。
SCRMQubeはクオリカが長年にわたり大企業及び中堅の製造業向けの生産管理および購買業務のシステム構築・運用の実績から蓄積してきたノウハウと2011年3月の東日本大震災での対応経験をベースに、災害・緊急時の部品供給対応を目的としたBCP対策型部品供給リスク管理システムです。1次取引先の企業のみならず、2次、3次以降の取引先を含めた供給チェーンを設定・管理することができるため、一連のサプライチェーンを一括で把握し、それにより災害・緊急対応のアクションを早め、供給の遮断から復旧までの作業の迅速化を実現します。また、取引先であるサプライヤの分布や部品供給の流れを、地図でより視覚的にわかりやすく画面に表示できるため、部品の供給量と使用製品をあわせ、部品調達への影響も把握することができます。
さらに、オプションのアンケートツールを活用することで、災害発生時のサプライヤの被災状況や供給能力の情報を迅速に収集・集計でき、復旧のアクションを早めることも可能となる他、平時でも、供給網の管理やサプライヤとの様々な情報交換の手段としてアンケートツールを活用し、有事への備えとすることもできます。
1.主に対象となるお客様
以下のような課題を持つ企業に対して、課題解決の有効な手段として提供していきます。
〔1〕1次取引先企業はもとより、2次、3次の取引先からの部品供給の遮断により、自社製品が製造できなくなる可能性がある
〔2〕部品供給の停止・遅れが自社製品の製造にどのような影響がでるか判断しにくい
〔3〕災害(地震など)の発生地域の状況やその地域のサプライヤにどのような損害が発生しているかを把握するために時間と労力がかかる
〔4〕納品先(製品メーカ)への状況報告や、部品供給能力の問い合わせに対応しなければならない。
〔5〕平時より自社の供給網を整備・把握し、緊急時の対応に備えたい
2.SCRMQubeの主な特徴
(1)分析までの一貫した業務を網羅した機能を装備
(2)地図およびGIS(地図の編集ソフト)で見える化の効果をアップ
(3)アンケートツールによるサプライヤコミュニケーション強化を支援(オプション)
(4)各社ニーズに合わせたカスタマイズが可能
(5)海外の地図も選択できるため、国内のみならず海外サプライヤの管理も可能
(6)東日本大震災で早期に復旧を果たしたコマツで活用されている実績あるシステム
*参考画像は添付の関連資料「参考資料」を参照
3.SCRMQubeの主な機能
*参考資料は添付の関連資料「参考資料」を参照
4.販売価格 標準機能:1,000万円(税抜き)〜
オプション:アンケート機能 300万円(税抜き)〜
※お客様の個別ニーズに合わせてカスタマイズいたします。(別途費用)
5.販売形態 オンプレミス
6.売上目標 3年間で5億円
■クオリカの概要 URL:http://www.qualica.co.jp
所在地 :東京都新宿区西新宿8−17−1
代表取締役社長 :加藤 明
資本金 :12億3460万円
株主および持株比率 :ITホールディングス80% コマツ 20%
従業員数 :720名(2013年4月現在)
売上 :131億円(2013年3月期)
設立 :1982年11月
事業概要 :ITソリューションプロバイダーとして、製造業、流通・サービス業向けに業務用システム開発、パッケージソフト開発、システム運用、情報端末製造等の幅広い事業を展開しています。
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担当:クオリカ株式会社 第一事業部システム第三部
TEL:0285−28−8134