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日本IBM、Linux専用サーバーの最上位モデル「PowerLinux 7R4」を発表

2013-08-03

Linux専用サーバーの最上位モデル「PowerLinux 7R4」
企業内クラウド・システムやビッグデータの分析に適したLinux専用サーバー


 日本IBM(社長:マーティン・イェッター)は本日、企業内クラウド環境でより高いサービス・レベルが求められる複数の業務アプリケーションの統合や、ビッグデータの分析に対応するデータ集約型アプリケーションのニーズに応えるLinux専用サーバー「PowerLinux 7R4」を発表します。当製品は、IBM(R) Watsonのハードウェア基盤と同じテクノロジーがベースとなっており、POWER7+プロセッサー(3.5GHzまたは4GHz)を最大で32コア搭載可能な、高性能かつ信頼の高いサーバーです。「PowerLinuxファミリー」の最上位モデルとなる「PowerLinux 7R4」の価格(税別)は4,082,300円(*1)からで、本年8月23日より出荷を開始します。

 企業におけるLinuxシステムの採用実績が広まるにつれ、より高いサービス・レベルを要求されるシステムへのLinux採用意欲が高まっています。また、これまでLinuxで構築されたシステムの仮想化集約により、サーバーには更に高い信頼性・可用性が求められます。PowerLinux 7R4は、業務停止を防ぐ多種多様な機能が装備されたPower Systemsのテクノロジーを実装しており、一般的なLinuxサーバーよりも信頼性が高く、負荷の高いミッション・クリティカルな業務処理にも活用できます。

 また、これまで脆弱性報告が1件もない仮想化機能「PowerVM for PowerLinux」によって、PowerLinux 7R4には最大640の仮想サーバーを統合でき、仮想サーバー間での柔軟で効率的な資源再配分を自動的に実現しコスト効率を向上させます。さらに、「IBM Systems Director VMControl」および「IBM SmarterCloud Entry」により、仮想化環境をより効率よく、容易に運用管理できるクラウド・サービスを実現し、企業内クラウド環境の構築と運用を支援します。

 一方、変化の早いビジネス環境において、ビジネスの成長に向けた迅速な意思決定を的確に行うため、社内外にある膨大なデータの分析に注目が集まっています。こうした多量データの高速な分析から新たな洞察を獲得するため、PowerLinux 7R4は高速な処理性能を提供します。POWER7+プロセッサーを搭載するPowerLinux 7R4は、高速なクロックスピード(3.5GHz/4.0GHz)で稼働し、一般的なLinuxサーバーと比較して、コアあたりの同時処理可能なスレッド数が2倍でかつ仮想マシンごとにマルチスレッドで動作するため、効率的に資源を活用しながら、膨大なデータ分析における高速な処理を実現します。

 こうした高いプロセッサー処理能力を活かしながら、仮想化による効率性をいっそう高めるため、PowerLinux 7R4にはフラッシュ技術を活用した拡張I/Oドロワー「EXP30 Ultra SSD I/O ドロワー」を利用できます。POWER7+プロセッサーに直結されたGX++バス接続により、480,000 IOPSを実現し、多量データの処理を迅速かつ効率良く処理できます。

 IBMは、IBMソフトウェア製品群のPowerLinux対応を順次進めており、IBM DB2やIBM Cognos Business Intelligence、InfoSphere BigInsights、InfoSphere Streams、WebSphereなど、現在137ソフトウェアが対応しています。さらに、オープンソース・ソフトウェアの対応も拡大しており、データベースではMySQLやPostgreSQLに加え、新たな選択肢としてEnterpriseDB社のPostgres Plus Advanced Serverが追加されました。

 なお、本日より、レッドハット株式会社に「PowerLinux検証センタ」を開設し、お客様やISV様向けの検証環境を提供します。

 日本IBMでは、Linuxサーバーに対するニーズの変化にいち早くお応えするため、今後、PowerLinuxファミリー製品の拡充とともに、Linuxディストリビューターやソリューション・パートナーとの協業を進めていきます。


<最小構成と価格>

 ・IBM PowerLinux 7R4
   プロセッサー:POWER7+ 3.5GHz
   コア数:16コア
   メモリー:64GB
   ハードディスク・ドライブ:300GB 10,000回転 x1個
   価格:4,082,300円(税別)


<写真>

  ※添付の関連資料「製品写真」を参照


<関連情報>
 ・PowerLinux 7R4 ウェブサイト:
  http://www.ibm.com/systems/jp/power/software/linux/powerlinux/7r4/


以上


 IBM、IBM ロゴ、ibm.com、BigInsights、Cognos、DB2、IBM Watson、InfoSphere、POWER7+、Power Systems、PowerVM、Systems Director VMControl、WebSphereは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corp.の商標です。製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点でのIBMの商標リストについては、http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtmlをご覧ください。
 PowerLinux is a trademark of International Business Machines Corp.The registered trademark Linux is used pursuant to a sublicense from LMI,the exclusive licensee of Linus Torvalds,owner of the mark on a world−wide basis.


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