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日本オラクル、IBMメインフレームのアプリケーションを移行するミドルウェア製品を提供

2013-08-03

日本オラクル、IBMメインフレームアプリケーションを移行するミドルウェア新製品を提供開始
〜パートナー企業と協働し、移行提案や検証などのコンサルティング・サービスも提供〜


 ・日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長最高経営責任者:遠藤 隆雄)は本日、IBMメインフレーム専用のアプリケーションをオープン環境(*)に移行する「Oracle Tuxedo ART(オラクル・タキシード・アート)」の最新版「Oracle Tuxedo Application Runtime for IMS 12c R1(以下、Oracle Tuxedo ART IMS 12c R1)」の提供を開始したことを発表します。最新版では、金融・製造・運輸などの業界で導入されている大規模メインフレーム上のIBM製IMS(**)アプリケーションの移行および実行環境を新たに提供します。また、パートナー企業と協働し、移行に向けた分析、工程の策定、実機を用いた検証などのコンサルティング・サービスも提供します。

 * 対応オペレーティング・システムはUNIXおよびLinux
 ** Information Management Systems:IBMメインフレーム専用のデータ管理システムで、トランザクション処理システムであるIMS TMと、階層型データベース管理システムであるIMS DBから構成。


 ・メインフレームのユーザー企業の多くは、既存システムの保守・運用に多額のコストを計上し、技術者の不足による高価格化、変化するビジネス環境への迅速な対応に苦慮するなどの課題を抱えています。そのため、メインフレームの資産を最大限に活用し、事業計画や戦略を実現する新たなシステムへ刷新することが急務となっています。


 ・「Oracle Tuxedo ART IMS 12c R1」は、トランザクション処理システムであるIMS TMの実行環境を提供します。このためメインフレームで稼働するIMSオンラインのビジネス・ロジックを変更せずにそのままオープン環境上で実行することができ、長年投資してきたビジネス・ロジックやデータを保護することができます。また、階層型データベース管理システムであるIMS DBの移行をサポートするために、プラグイン可能なプログラムを提供します。他社製ツールを利用してIMS DBからオラクル・データベースに代表される標準のリレーショナル・データベースに移行し、オープン環境で実行することができます。
 それらの結果、メインフレームの保守費用を大幅に削減しながらオープン・システム環境で高性能かつ高度な拡張性を備えたIMSアプリケーション実行環境を実現できます。


 ・「Oracle Tuxedo ART IMS 12c R1」によって移行されたIMSアプリケーションはC、C++、COBOLアプリケーション向け分散トランザクション処理基盤「Oracle Tuxedo」と組み合わせることで、動的なリクエスト経路設定や負荷分散、リソース管理を行うことができ、高い可用性・拡張性・伸縮性を提供することができます。例えば、システムを停止せずにサーバーの動的な追加を行い、障害時にはサーバー間で自動的にフェイルオーバーを実現できるため、性能や信頼性の要件が厳しいアプリケーションの実行も可能です。


 ・日本オラクルはパートナー企業とともに、IBMメインフレームのユーザー向けに提供する無償のコンサルティング・サービス「Architecture Insight for Modernization(*)(アーキテクチャ・インサイト・フォー・モダナイゼーション)」および有償のコンサルティング・サービス「Project Formulation Service for Modernization(**)(プロジェクト・フォーミュレーション・サービス・フォー・モダナイゼーション」などを通じてお客様への移行提案、製品提供、技術支援およびコンサルテーションを推進していきます。
 また、COBOL、C以外のプログラミング言語アプリケーションの移行や、日本メーカー製メインフレームからのオープン環境への移行に関しては、言語変換、帳票、運用ツールなどを提供するパートナー企業と協業し、「Oracle Tuxedo」または「Oracle Tuxedo ART」を基盤としたオープン化の提案を行い、ソリューションや技術サポートを提供します。

 * メインフレーム・システム上の資産の棚卸しを行い、現状の分析と将来的なロードマップの策定を行う無償サービス
 ** 次世代共通基盤への移行方針の具体化とプロジェクト計画の立案や技術的な課題と解決方針を明らかにするため実機検証を行う有償サービス


 ・日本オラクルは企業向けアプリケーション開発者および運用管理者を対象に、8月29日(木)に「Oracle Tuxedo最新情報セミナー」を開催し、「Oracle Tuxedo ART IMS 12c R1」の技術解説を行います(詳細:http://www.oracle.com/goto/jpm130829


●参考資料:「Oracle Tuxedo」
 ・「Oracle Tuxedo」の最新版である「Oracle Tuxedo 12c」は、多数のアプリケーションを集約し、クラウド環境で超高速に実行できるように設計されたエンジニアド・システム「Oracle Exalogic Elastic Cloud X3−2」(以下、「Oracle Exalogic X3−2」)に最適化され、「Oracle Tuxedo 12c」のアプリケーションの実行速度を最大8倍向上し、応答時間を最大80パーセント短縮します。また、メインフレームのユーザー企業は「Oracle Tuxedo ART」と「Oracle Exalogic X3−2」を組み合わせて導入することで、既存アプリケーション資産を少ない工数でオープン環境へリホスティングすることが可能になります。「Oracle Tuxedo 12c」のアドオン製品で同基盤上のアプリケーションを監視・管理する「Oracle Tuxedo System and Application Monitor(TSAM)12c」が、「Oracle Enterprise Manager 12c」と連携し、ユーザーは単一コンソールからオラクルおよび他社製アプリケーションの監視・管理が可能になります。その結果、複数のアプリケーションで同時に発生するビジネス・トランザクションの監視、2つ以上のバージョンのアプリケーションを管理することができます。また、プライベート・クラウド環境において、「Oracle Tuxedo 12c」上のアプリケーションの動的なプロビジョニングおよび展開、稼働状況に応じたシステム・リソースの伸縮が可能になります。


●「Oracle Tuxedo」試用版ダウンロード:
 http://www.oracle.com/technetwork/jp/middleware/tuxedo/downloads


●「Oracle Tuxedo」関連情報
 http://www.oracle.com/technetwork/jp/middleware/tuxedo/overview


●「Oracle Tuxedo ART IMS 12c R1」価格
 ・2,119,600円/プロセッサ(税抜き)
 *価格は予告無く変更される場合があります。
 プロセッサ:ハードウェアの仕様(CPU数)に応じて価格設定をするライセンスです。


●オラクルについて
 オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。
 オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.comをご覧ください。


 *OracleとJavaは、Oracle Corporation及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
 文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。


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