富士通、UNIXサーバー「SPARC　M１０」がJavaアプリで超高速レスポンス性能を実証

UNIXサーバ「SPARC　M１０」がJavaアプリケーションで世界最高性能を達成
ビッグデータ時代に最適な超高速レスポンス性能を実証


　当社のUNIXサーバ「SPARC　M１０（スパーク　エムテン）」の最上位モデル「SPARC　M１０−４S」は、Javaアプリケーションのベンチマークテストである「SPECjbb２０１３（SPEC　Java　Business　Benchmark　２０１３）」で、世界最高性能記録（２０１３年７月２３日現在）となる毎秒１６万８１２７回の処理を達成しました。（注１）。

　「SPECjbb２０１３」は大量データのリアルタイム処理において重要なレスポンス性能の測定が可能であり、今回の測定結果は「SPARC　M１０」がビッグデータ時代に必要とされる圧倒的なレスポンス性能を有することを実証するものです。

　［関連リンク］　「SPARC　M１０」ご紹介ページ
　http://jp.fujitsu.com/platform/server/sparc/

　［関連リンク］　「SPARC　M１０」によるその他ベンチマーク測定結果に関するプレスリリース
　「UNIXサーバ「SPARC　M１０」が２階層SAP　SDベンチマークテストで世界最高性能を達成」（２０１３年７月１２日）
　http://pr.fujitsu.com/jp/news/2013/07/12.html


　「SPECjbb２０１３」は、Javaアプリケーションが稼働するサーバの性能を評価するために業界で標準的に使用される、SPEC（Standard　Performance　Evaluation　Corporation）で開発されたベンチマークです。このベンチマーク計測モデルは、受注・配送・入出金処理・在庫管理など、実際の業務に則した処理から構成されています。レスポンス時間に制約のない測定環境の「max−jOPS」（注２）と、レスポンス時間が制約され、実際の業務要件により近い環境の「critical−jOPS」という２つの指標で構成されます。

　今回の測定は当社が開発したプロセッサ「SPARC６４（TM）　X」を１６CPUおよび４CPU搭載した「SPARC　M１０−４S」で行いました。１６CPU構成による「critical−jOPS」および「max−jOPS」の測定では、いずれも世界最高性能を達成し、特にレスポンス性能を示す「critical−jOPS」の測定結果（毎秒１６万８１２７回）は、２位の記録を約７倍以上も上回る値となります。

　また、４CPU構成でも両指標で同CPUレンジの製品を上回る性能を達成しました。「critical−jOPS」の測定結果（毎秒５万５６２回）は、同クラスの製品と比べて２倍以上も優れた性能値となります。

　１６CPUおよび４CPUのいずれの構成でも他社を凌駕する性能を達成したことは、「SPARC　M１０−４S」がお客様のシステム要件に幅広く対応可能であることを示しています。加えて、「SPARC　M１０−４S」は、２コア単位での細やかなCPUの性能増強が可能なCPUコア　アクティベーション機能と、ビルディングブロック構造の採用により、小規模構成で初期導入後、お客様のビジネス拡大にあわせて、最大６４CPU構成まで段階的に拡張することが可能です。

　この優れた拡張性・柔軟性によりお客様のTCO最適化に大きく貢献するとともに、今回実証された圧倒的なレスポンス性能によりビッグデータ時代におけるお客様ビジネスの迅速な経営判断をご支援します。


＜商標について＞
　・すべてのSPARC商標は、ライセンスを受けて使用されており、SPARC　International，Inc．の米国およびその他の国における商標です。SPARC６４商標は、SPARC　International，Inc．の米国およびその他の国における商標であり、ライセンスを受けて使用しています。
　・UNIXは、米国およびその他の国におけるオープン・グループの登録商標です。
　・その他、記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。


以上


＜注釈＞
　注１　「SPARC　M１０−４S」によるSPECjbb２０１３−MultiJVMの測定結果：
　　　　【１６CPU構成】
　　　　測定値（max−JOPS）：３０８，９３６
　　　　測定値（critical−JOPS）：１６８，１２７
　　　　測定環境：「SPARC６４　X」（３．０GHz、１６プロセッサ、２５６コア）、４３５２GBメモリ、OS：Oracle　Solaris　１１．１　SRU　６．４、JVM：Java　HotSpot（TM）　６４−Bit　Server　VM，version　１．７．０_１７

　　　　【４CPU構成】
　　　　測定値（max−JOPS）：８３，９０９
　　　　測定値（critical−JOPS）：５０，５６２
　　　　測定環境：「SPARC６４　X」（３．０GHz、４プロセッサ、６４コア）、２０４８GBメモリ、OS：Oracle　Solaris　１１．１　SRU　１．４、JVM：Java　HotSpot（TM）　６４−Bit　Server　VM，version　１．７．０_１７

　注２　jOPS：
　Java　Operation　Per　Secondの略。１秒あたりの処理件数。


＜関連リンク＞
　・「SPARC　M１０」ご紹介ページ
　http://jp.fujitsu.com/platform/server/sparc/

　・「SPARC　M１０」によるその他ベンチマーク測定結果に関するプレスリリース
　「UNIXサーバ「SPARC　M１０」が２階層SAP　SDベンチマークテストで世界最高性能を達成」（２０１３年７月１２日）
　http://pr.fujitsu.com/jp/news/2013/07/12.html