Article Detail
ソーラーフロンティア、国内住宅市場向けCIS薄膜太陽電池モジュール2製品を発売
ソーラーフロンティア、独自のCIS技術で薄型軽量および
過去最高出力となる太陽光パネルを発売
〜CIS技術の研究開始から20年の節目に、美しさと性能を追求した2モジュールを投入〜
【東京―2013年7月23日】−ソーラーフロンティア株式会社(社長:玉井裕人、本社:東京都港区台場 2−3−2、以下:ソーラーフロンティア)は、ガラス基板構造のCIS薄膜太陽電池モジュールとしては世界最軽量となる製品「Solacis neo(ソラシス・ネオ)」と、当社製品ラインナップの中で過去最高出力となるCIS薄膜太陽電池モジュールの「高出力モジュール SF170−S」の2製品を新たに発売いたします。「Solacis neo(ソラシス・ネオ)」は国内住宅市場専用に、「高出力モジュール SF170−S」は国内住宅市場向けに先行発売します。
「Solacis neo(ソラシス・ネオ)」は、ソーラーフロンティアが開発した最先端CIS技術を駆使した薄型軽量モジュールで、スマートフォン並みの厚さ約6.5mmという圧倒的な薄さや、約8.0kgという従来よりも40%減の軽さを実現しています。また、ねじれに強いCIS技術により可能となったフレームレスな形状のデザイン性の高さと屋根へのフィット感が特長です。同製品は、宮崎第2工場において2013年10月から生産開始、11月より出荷を予定しています。
一方、SFシリーズの最新型である「高出力モジュール SF170−S」は、当社製CIS薄膜太陽電池として過去最高出力となる170Wを誇り、最新生産技術を導入している日本最大の太陽電池工場である国富工場(宮崎県)で生産されています。当社は従来から、照度特性、温度特性、光照射効果、更に部分的な影への耐性などにより発電量の多さが特長であるCIS薄膜太陽電池モジュールの発電性能の向上に努めてきましたが、今回更にその性能を高めることに成功いたしました。同製品は2013年7月から出荷が開始されています。
それぞれの新モジュールの発売に合わせて、クロスワン工法という新たな工法を取り入れた住宅用架台も販売します。新工法では従来の安全性や信頼性を確保しながら、屋根に取り付ける金具やモジュールを固定する機構を工夫することで、住宅の屋根への負担が少なくなるとともに、設置時間も従来工法と比べて約40%短縮できます。
ソーラーフロンティアのCIS技術は、1993年に研究を開始してから今年で20年の節目を迎えました。ソーラーフロンティアが独自開発したCIS技術は、次世代太陽電池技術として開発がスタートし、結晶シリコン系の太陽電池とエネルギー変換効率で比肩するまでになりました。CIS薄膜太陽電池モジュールは、実際の環境下での発電能力に優れており、これまで各地の実証実験でその高い発電性能が証明されています。
CIS薄膜太陽電池モジュールは、そのデザイン性と性能の高さにより、住宅の外観や機能ニーズにフィットした太陽光発電を実現することが可能です。ソーラーフロンティアは今後もCIS技術の研究・開発および大量生産技術の向上に取り組んでいくことで、お客様に魅力的な太陽光エネルギーの供給を目指して参ります。
以上
【製品概要】
<Solacis neo>
・製品型番 :SFR95−A/SFR100−A(予定)
・重量 :8kg/枚
・サイズ :L 1231mm x W 638mm
・厚さ :6.5mm
・メイン出力帯:95W−100W(予定)
<高出力モジュール S170−S>
・製品型番 :SF170−S
・重量 :20kg/枚
・サイズ :L 1,257mm x W 977mm
・厚さ :35mm
・メイン出力帯:170W
※参考画像・製品写真などは添付の関連資料を参照