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日立産機システム、トップランナー変圧器「SuperトップランナーII」をモデルチェンジ
トップランナー変圧器「SuperトップランナーII」シリーズをモデルチェンジ
※製品画像は添付の関連資料を参照
株式会社日立産機システム(取締役社長:青木優和/以下、日立産機)は配電用変圧器の第二次判断基準に適合した製品(以下、「トップランナー変圧器2014」)である、「SuperトップランナーII」シリーズをモデルチェンジし、8月1日から注文の受付を開始します。
高圧受配電用変圧器は、2003年4月に改正施行された「エネルギーの使用の合理化に関する法律」(省エネ法)により産業用電機機器として初めてトップランナー方式の「特定機器」に指定され、油入変圧器は2006年度(モールド変圧器は2007年度)から、省エネの目標基準を達成することが義務付けられています。さらに、2014年度からは省エネ法の第二次判断基準を反映したJEM規格(*1)(日本電機工業会規格)およびJIS(*2)(日本工業規格)を満足する製品であることが求められます。
日立産機では「トップランナー変圧器2014」のエネルギー消費効率を達成した「SuperトップランナーII」シリーズを2012年10月から発売していますが、今回のモデルチェンジにて、下記の改良を加え大幅な進化を遂げました。
<モデルチェンジにおける改良点>
(1)地震災害を想定し、変圧器の信頼性アップに取り組みました。実機試験により変圧器の変位量を検証しています。
(2)良質な鉄心材料の採用と、最適な鉄心フォルムの設計により、現在のトップランナー変圧器(*3)からさらなる低騒音化を実現しました。
(3)保守・メンテナンスでの使いやすさを考え、油入変圧器は排油弁、監視装置を標準装備(*4)とし、ダイヤル温度計(オプション)は最高温度指針付としました。
日立産機では今後も「SuperトップランナーII」シリーズの拡充を進めてまいります。また省エネ性能がさらに優れる超高効率変圧器「SuperアモルファスX」シリーズも発売中です。今後もお客さまの省エネニーズに即した受配電設備の省エネソリューションビジネスをご提供し、環境製品の拡大により2014年度に配電用変圧器の国内シェア40%をめざします。
*1:油入変圧器…JEM 1500:2012「特定機器対応の油入変圧器における基準エネルギー消費効率」
モールド変圧器…JEM 1501:2012「特定機器対応のモールド変圧器における基準エネルギー消費効率」
*2:油入変圧器…JIS C 4304:2013「配電用6kV油入変圧器」
モールド変圧器…JIS C 4306:2013「配電用6kVモールド変圧器」
*3:日立産機標準変圧器「Superトップランナー」シリーズとの比較
*4:75kVA以上の機種に限る
<発売機種>
※添付の関連資料を参照
以上